家庭教師ファースト教育コラム勉強のコツ

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【小学生向け】夏休みの「自由研究」おすすめテーマ<14選>

  • 勉強のコツ
  • 2022.07.25
  • 現役家庭教師ライター Y

夏休みの宿題の中で大変なものといえば、自由研究ですよね。
何をテーマにすればいいのかがわからず、頭を抱える方も多いでしょう。
そこで今回は、おすすめの自由研究のテーマを学年別に紹介します。
また、レポートにまとめる際のポイントも併せて紹介していきます。
取り組みやすいものを紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
 
なお自由研究に限らず、宿題や勉強でお困りの際には「家庭教師」を付けて相談してみるのも一つの手かもしれません。

自由研究のテーマの選び方のコツ

自由研究のテーマの選び方のコツ

自由研究の中で、最も頭を悩ませるのがテーマ選びです。
「自由」と言うだけあって、選択肢は無限に広がっていますよね。
そうなると、何をすればいいのか、かえって分からなくなるものです。
 
なので、自由研究のテーマを考える場合には、どのタイプのテーマをやりたいのかから考えるといいでしょう。
科学系、生物系、地学系、工作系、社会系といった感じです。
大きなテーマを絞った後に、教科書やインターネットを使って、やってみたい、調べてみたいと思う内容を探してみて下さい!
そうすれば、びっくりするほどテーマ探しがラクになります。
 
今回は、そんなテーマ探しの参考となるようなおすすめテーマを学年別に紹介しています。

小学校1・2年生(低学年)におすすめの自由研究テーマ4選

小学校1・2年生(低学年)におすすめの自由研究テーマ4選

小学校1・2年生におすすめのテーマを4つご紹介します。

①フルーツあめを作ろう

【用意するもの】
・食べたいフルーツ
・白い砂糖 120g
・水 30ml
・つまようじ
・なべ
・クッキングシート

【やりかた】
①フルーツを1口大に切って水分をよくとり、つまようじにさす。
②なべに水→砂糖の順番で入れ、ゆすりながら火にかける。
③ぶくぶくとあわ立ち、ゆすったときにトロっとなったら、あめのでき上がり。
 フルーツにあめをつけてクッキングシートをひいた皿にならべて冷ます。
✨冷めたら完成✨

【ポイント】
あめを作るときに火をつかうので、やけどしないように気をつけてください。
なるべく、おとなの人といっしょに作るようにしましょう。
また、③でのこったあめは、色がつくまでもういちどあたため、「べっこうあめ」にして食べることができます。
ゴミもへるので、おすすめですよ!
 
レポートにまとめる際には、
「砂糖を熱した時や冷めて固まる時の変化の観察」
「どのぐらいの時間で作ることが出来たか」
「どんなところが大変だったか」
について言及すると良いでしょう。

②折染めのうちわを作ろう

【用意するもの】
・うちわ
・和紙(半紙や障子紙でもOK)
・絵の具
・水
・プラスチックの容器やお皿
・のり

【やり方】
①使いたい色の絵の具を水でとく
②和紙を折る。山折りと谷折りを交互にするじゃばら折りが基本だが、どんな折り方でも可。
 四角形や三角形になるまで向きを変えて折っていく
③和紙を①で作った色水に浸して染める。
④破けないようにそっと開き、新聞紙の上などで乾かす。
⑤うちわを水につけて、元々ついていた紙をはがす。
⑥④でできた和紙をうちわの形に合わせて切る。
⑦うちわの骨にのりを塗り、片面ずつ和紙を貼る。
✨完成✨

【ポイント】
色水につける時には、和紙全体をつける必要はありません。
角や辺だけを浸してみたり、違う色を2度づけしてみたり、と色々な染め方を楽しむのがいいでしょう。
 
また、⑥の作業では、うちわよりもひと回り小さいサイズに和紙を切ることをおすすめします。
小さめのサイズに切るほうが、はみ出さずに貼れるのできれいに仕上がりますよ!
さらに、出来上がったうちわに絵をかいたり、字を書いたりしても面白いです。
よりオリジナリティのある作品に仕上げることができます。
 
レポートにまとめる際には、
「苦労した点」
「作り方についての詳細まとめ」
「色水をどのようにして作ったのか?(朝顔の華から作った色水等)」
などを記載すると良いと思います。

折染めのうちわ

③ペットボトル空気砲を作ろう

【用意するもの】
・ペットボトル
・風船
・はさみ
・ビニールテープ

【やり方】
①ペットボトルの底を切る。
 半分よりも下あたりをペットボトルを回転させながら切るとよい。
②風船を切る。
 球体部分の真ん中あたりを切る。
③ペットボトルの底の部分に風船をかぶせ、ビニールテープでとめる。
✨しっかりと固定できたら、完成✨

【ポイント】
ペットボトルは、底が丸いタイプのものを利用することをおすすめします。
そのほうが、ハサミでカットしやすいです。
 
また、柔らかすぎるペットボトルもよくありません。
ゴム風船をはじいて空気を発射するため、ある程度の強度は必要になります。
なので、なるべく硬いペットボトルを用意してください。
 
レポートにまとめる際には、
「どのような部分で苦労したか」
「風船の種類による飛距離の違い」
「ペットボトルの種類による飛距離の違い」
等に言及すると良いでしょう。

④自分の住む町について調べてみよう

【用意するもの】
・パソコンやタブレットなどインターネットが使える環境
・図書館などにある地元の歴史が書かれた本

【やり方】
①自分の住む町にあるお店や施設についてインターネットや本を使って調べる。
②実際にその場所に行ってみて、写真を撮ったり、働いている人にインタビューをしたりする。
③調べたことを地図などを利用しながらまとめる。
✨完成✨

【ポイント】
どんな人が働いているか、何をする場所なのかを、できる限り詳しく調べるようにしましょう。
インタビューをさせてもらう際には、お仕事の邪魔にならないように注意して下さい。
また、調べた内容をまとめる時には、写真や地図をたくさん使うときれいにまとめることができます。
なお、当てずっぽうに調べるのではなく、ある程度自分で「仮説」を立ててから取り組むと、レポートに一貫性が出ると思います。

小学校3・4年生(中学年)におすすめの自由研究テーマ5選

小学校3・4年生(中学年)におすすめの自由研究テーマ5選

小学校3・4年生におすすめのテーマを5つご紹介します。

①手作りバター

【用意するもの】
・生クリーム 200ml
・塩 大さじ1
・500mlの空のペットボトル

【やり方】
①ペットボトルに生クリームと塩を入れて、ふたをしっかり閉める。
②ペットボトルを勢いよく上下に振る。
③振っていると、少しずつ液体がトロトロになってくる。
 ガシャガシャ、という音がしてきて、かたまりのようなものが出来てくる。
④団子のような黄色いかたまりと透明な液ができたら、振るのをやめる。
⑤透明な液をほかの容器に移す。
⑥はさみでペットボトルを切り、かたまりを取り出す。
✨水気をとれば完成✨

【ポイント】
ペットボトルは前もってきれいに洗い、しっかりと乾かしておくことが大切です。
濡れていると、うまくバターができないことがあります。
 
出来上がったバターは、そのまますぐに使っても良いですが、冷蔵庫で冷やしてから使うことをおすすめします。
保存期間が延ばせるためです。
そして、すぐに使った場合と、冷やしてから使った場合との見た目や味などの違いをまとめるのもいいですよ!
また、レポートには「何故上下に振るだけでバターが出来るのか?」「バターが出来る仕組み」に言及すると良いでしょう。
「牛乳で作った場合との比較」も面白いかもしれません。

②スケルトンエッグを作ろう

【用意するもの】
・酢
・卵
・コップ(ビン)などの容器

【やり方】
①卵を容器に入れる
②卵をいれた容器に酢を入れる
③2日ほどそのまま放置
④卵をそっと取り出す。
✨完成✨

【ポイント】
酢を入れる時には、卵がしっかりと酢につかる量をいれることを意識してください。
そうすれば、きれいに殻がなくなります。
完成した卵は弾力があり、手で触っても割れません。
ですが、とがったものなどに引っかかると割れてしまうので、取り扱いは十分に注意してください。
 
また、ただ卵を酢につけて放置しているだけでは、結果をまとめるときに困ってしまいます。
なので、卵の殻が溶けるのを待つ間は、殻が溶ける過程をよく観察して記録をつけておくようにしましょう。
そして、「何故卵の殻が解けたのか?」「お酢とは何なのか?」について言及するようにすると良いでしょう。

スケルトンエッグ

③バスボムを作ろう

【用意するもの】
・重曹 大さじ3
・クエン酸 大さじ1
・フリーザーバッグ(液体を入れて密閉できるものなら何でもよい)
・計量スプーン
・ラップ
・きりふき
・アロマオイル
・食用色素
・水

【やり方】
①重曹とクエン酸をフリーザーバックの中に入れて口を閉じ、ふったりもんだりして中身をまんべんなく混ぜる。
②食用色素を混ぜて、好みの色にする。
③アロマオイルを加えて、好みのにおいにする。
④フリーザーバックの口を閉じ、ふったりもんだりして中身をまんべんなく混ぜる。
⑤フリーザーバックの中に水を霧吹きで1回スプレーし、何度か繰り返しながら混ぜる。
⑥よく混ざったら、ラップの上にスプーン2~3杯分とりわけ、茶巾絞りのように固めながら形を整える。
✨乾かしたら完成✨(湿気の少ない所が良い)

【ポイント】
⑤でフリーザーバック内に水を加えるときに、一気に水を加えるとガスが発生してしまいます。
なので、少しずづ、何度かに分けて加えるようにしてください。
 
また、水を加えても固まる気配がない場合は、片栗粉か塩を少し入れてあげると、固まりやすくなります。
レポートには「市販の入浴剤との違い」等をまとめると面白いと思います。

④注ぐと凍るジュース

【用意するもの】
・ペットボトルの入ったジュース
・コップ又は皿
・時計

【やり方】
①ペットボトルの飲み物を、7~8分目程度の量にして冷蔵庫で冷やす。
②十分冷えたら、冷凍庫に移して数時間~5時間程度を目安に冷やす。
③ペットボトルを冷蔵庫からそっと取り出し、凍っていないことを確認する。
④コップまたは皿に注いでみる。
✨シャーベット状になったら、成功。完成✨

【ポイント】
冷凍庫でペットボトルの飲み物を冷やすときに、マイナス5℃程度に温度設定すると、実験が成功しやすくなります。
温度設定ができない場合には、保冷バックに入れたり、タオルでくるんだりして、しっかりと冷やしましょう。
 
また、ちょっとした衝撃によって、ペットボトルの飲み物は凍ってしまうため、冷凍庫には振動を与えないように冷やす必要があります。
失敗が怖い場合には、何本も同時に冷やしておくこともいいでしょう。
レポートには「何故シャーベット状になるのか?」について調べてまとめるようにしましょう。

注ぐと凍るジュース

⑤町の防災マップを作ろう

【用意するもの】
・地域の地図

【やり方】
①町を回ったり、市役所で聞いたりして、避難場所を探す。
②水道が止まった時の給水所の場所を調べる。
③避難所以外にも、公園や公共の建物に災害用の設備があるかを調べる。
④もし自分たちが災害にあったらどの避難所に行くか、どう行動するかを家族を話し合い、まとめる。
✨完成✨

【ポイント】
まとめる時には、地図をしっかりと活用してまとめるとわかりやすいです。
ただ避難場所を調べるだけでなく、もし自分が災害にあったらどうするのかについてもまとめることで、より自由研究が意味のある良いものになります。
また、「何故その場所が避難場所となっているのか?」についても調べてみると良いでしょう。

小学校5・6年生(高学年)におすすめの自由研究テーマ5選

小学校5・6年生(高学年)におすすめの自由研究テーマ5選

小学校5・6年生におすすめのテーマを4つご紹介します。

①ピンホールカメラを作ろう

【用意するもの】
・トイレットペーパーの芯 2つ
・はさみ
・黒の油性ペン
・セロハンテープ
・トレーシングペーパー
・黒い紙
・針

【やり方】
①トイレットペーパーの芯の1つを縦に1か所切る。
②①の芯の内側を黒く塗る。
③もう1つのトイレットペーパーの芯の内側に、②を黒く塗った側が内側になるように差し込む。
④②を抜き差ししやすい大きさにして、外側をセロハンテープで仮どめする。
⑤1度②を抜いて、外側から切れ目をとめる。
⑥トレーシングペーパーの上に⑤を乗せ、鉛筆でなぞって外周の円を書く。
⑦⑥で書いた円より1.5㎝外側に円を書いて、ハサミで切る。
⑧⑦で切ったトレーシングペーパーの内側の円に向かって10~20か所切り込みを入れて、⑤の芯の外側をふさぐように貼る。
⑨もう1つのトイレットペーパーの芯を黒い紙の上に乗せ、⑥~⑧と同じ手順を踏んで、黒い紙を貼る。
⑩黒い紙の真ん中あたりに0.5~1㎜の穴をあけ、2つのトイレットペーパーの芯をセットする。
✨完成✨

【ポイント】
光が入らないように、隙間をなくすことが大切です。
特に、④の過程が大切で、内側になるトイレットペーパーの芯の大きさを慎重に決める必要があります。
 
また、最後に開ける穴が大きすぎても、カメラの役割を果たしてくれないので、穴は大きくなりすぎないように注意しましょう。

レポートでは、「カメラの原理」についてや、「現在主流のデジタルカメラやスマホのカメラとの違い」について言及すると良いでしょう。

②ガリレオ温度計を作ろう

【用意するもの】
・大きめの透明の容器
・ガラスドーム(又はガラス瓶) 複数個(5個程度)
・温度計
・ガラスビーズ
・水
・お湯
・氷
・タオル

【やり方】
①容器の中に水道水を入れて、温度をはかる。
②ガラスドームにガラスビーズを入れて、①の容器に入れる。
③ガラスドームが水に浮かんでいるかを確認する。
 浮かんでいれば中のビーズを足し、沈んでいれば中のビーズを減らす、といった形でガラスドームの重さを調整し、ぎりぎり浮く重さにする。
④容器の水温を変えて、②~③を繰り返す。
⑤大きめの容器に水を入れ、④でできたガラスドームをすべて入れる。
✨完成✨

【ポイント】
ガラスドームは、水が入ってしまわないように、しっかりと閉められるものを選んでください。
水が入ってしまうと、温度計として機能しなくなります。
 
また、店で売られているガリレオ温度計であれば、2℃ずつなど細かい温度差がはかれますが、手作りのものでそこまで正確に作ることは難しいです。
なので、④を行うときには、5℃程度ずつ水の温度を変えるといいでしょう。

ガリレオ温度計を作ろう

③ペットボトルに雲を作ろう

【用意するもの】
・1.5Lの空の丸いペットボトル(炭酸水などが入っていたもの)
・線香
・マッチ
・50~60℃のお湯

【やり方】
①ペットボトルにそこから1㎝ぐらいまで湯を入れる。
②ペットボトルに線香の煙を5秒間ぐらい入れて、しっかりとふたを閉める。
③ペットボトルを両手で力いっぱいつぶす。
④両手の力を急に抜いてもとに戻すと、中が白くなり、雲ができる。

【ポイント】
雲がうまくできなかった場合は、③と④を繰り返し行ってください。
そうすれば、④の時に雲が見られます。
 
また、マッチや線香、お湯の取り扱いには十分に注意し、やけどしないように気を付けてください。
熱湯を使うとペットボトルが変形してしまうので、必ずお湯を使いましよう。
 
レポートには「雲とは何か?」「何故ペットボトルの中に雲が出来たのか?」について言及すると良いでしょう。

④色素で見る光合成

【用意するもの】
・紫キャベツ
・水草(オオカナダモなど)
・2Lのペットボトル
・500mlの空のペットボトル 3本
・ストロー
・なべ
・ピンセット

【やり方】
①紫キャベツを煮詰めて色素を出す。
 2Lのペットボトルに煮汁を入れ、ペットボトルがいっぱいになるまで水を足して薄める。
②①で作った溶液を500mlのペットボトル1本あふれるまで注ぎ、キャップをしめる。
③残った溶液にストローを入れて、息を吹き込む。
 ②のペットボトルに入れた分と比べて赤っぽくなるまで続ける。
④③の溶液を残りの2本のペットボトルにあふれるまで注ぎ、1つには水草を入れ、キャップを閉める。
⑤晴れた日に、3本のペットボトルを1時間程度日光に当てる。
⑥色の変化を比べ、水草を入れたものが、②のものと同じような色になっていればOK
✨完成✨

【ポイント】
光合成には、必ず日光が必要です。
なので、実験は晴れた日に行うようにしてください。
晴れていない日だと、正確に実験が行えませんよ!
 
また、溶液をペットボトルからペットボトルへと移す際に、ろうとがあると便利です。
 
レポートには「光合成の原理」について言及すると良いでしょう。

光合成

⑤オリンピックについて調べてみよう

【用意するもの】
・パソコンやタブレットなどインターネットが使えるもの
・オリンピックに関する本

【やり方】
①オリンピックについてインターネットや本を使って調べる。どこで開催されたことがあるのかや、どんな国の人が参加しているのか、どの国がメダルを多く獲得しているのかなど。
②地図や表をうまく使って、まとめる。
✨完成✨

【ポイント】
まとめるときに、地図や表をうまく使うときれいにまとめることができます。
国ごとに比較する表を作ってもいいですし、世界地図を利用して書き込んでいくのもいいでしょう。

1つの地図に書き込みすぎると、わかりにくくなるので、複数に分けることをおすすめします。

さいごに

さいごに

今回は、小学生におすすめの自由研究のテーマを紹介しました。
どれも手軽にできるものばかりなので、自由研究のテーマに迷った際には、参考にしてみてくださいね!
自由研究に限らず、宿題や勉強でお困りの際には、家庭教師を付けて相談してみるのも一つの手かもしれません。
是非私たちにお気軽にご相談ください。

この記事を書いたのは

現役家庭教師ライター Y

家庭教師ファーストの登録家庭教師。慶應義塾大学 経済学部 出身。中学受験~大学受験まで対応可能。家庭教師だけでなく、個別塾講師の経験もあります。

著作・制作

家庭教師ファースト/株式会社エムズグラント

『質の高いサービスを、良心的な価格で』をモットーに、全国で20年以上家庭教師を紹介しています。実際に担当する教師による体験指導受付中。教育に関する相談もお気軽に。

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