家庭教師ファースト教育コラム大学受験

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【大学受験】国語(現代文・古文・漢文)の勉強方法を、東大生が解説!

  • 大学受験
  • 現役東大生ライター Y

大学受験の国語ってどうやって勉強したらいい?
このような悩みを生徒さん、保護者さんから聞く事があります。
英語や数学と比べて、後回しにしがちな受験生さんも多いのではないでしょうか。
 
国語と一言に言っても、現代文・古文・漢文それぞれ勉強法は違います。
今回は現役東大生の筆者が、国語(現代文・古文・漢文)の勉強方法をそれぞれ解説いたします。
 
なお、私も含め家庭教師ファーストには現役大学生の家庭教師も多数在籍しているので、家庭教師を付けて相談してみるのも一つの手かもしれません。

この記事の目次

はじめに

効率の良い時間の使い方について

勉強は基本的にインプットとアウトプットに分かれます。
インプットとは知識を頭に入れることで、例えば古文の助動詞の活用や意味を覚えたり、単語の意味を覚えたりすることです。
アウトプットとは覚えた知識を使って実際に手を動かして解答を書くことで、例えば現代文や古文の問題に解答するなどのことです。
 
ここで気をつけていただきたいのは、学生の皆さん、お子様にとって誰にも邪魔されずに机に向かえる時間というのは貴重であるということです。

インプットはすきま時間に、アウトプットは机に向かって

私は部活動などで忙しくしていたので、基本的にはインプットは登下校の時間などの、すきま時間に一気にやってしまい、机に向かえる時間は全てアウトプットにあてていました。
 
こうすることで睡眠時間などもしっかり確保できたので、ぜひ参考にしてみてください。

大学受験国語-現代文<漢字>の勉強方法

大学受験国語-現代文<漢字>の勉強方法

漢字については全体の勉強時間の中で、そんなに時間を割いて勉強する必要はないと思っています。
何故なら、大学受験問題においてどの大学も漢字についての問題1問から3問ほど。
しかもほとんど配点も1点か2点ほどでしょう。勉強しても大して得点に直結しません。

ノートに間違ったものだけまとめておく

私は、日々問題を解いていく中で、間違えた漢字だけはノートにメモだけとってテスト前に復習していました。
日頃授業や塾で書く漢字はことのほか多いもので、それをわからないものだけメモしておくだけでもかなりの情報量になります。
 
また、小さなお子様がいるご家庭ならば「漢字検定」をやるといいかもしれません。
私は小学生の頃に二級まで取りましたが、その勉強をする中で漢字に対して親しみを持ちました。

大学受験国語-現代文<論説>の勉強方法

大学受験国語-現代文<論説>の勉強方法

論説は、国語の中でもかなりの時間を割いて勉強しました。
何故なら、どの大学の試験にでも論説はほとんど必ず一題出題される上、配点も高いからです。

文章の論理構造を見抜く

論説などの説明文には必ず論理構造があります。
それを見抜くことが問題を解く近道になります。
作者は何らかの主張を持ってその文章を書いたわけですから、その主張が正しいと読者に思わせるように工夫して書いています。
そのため、往々にして意味段落ごとにテーマが決まっており、それぞれの段落ごとに何を言いたいのかを見抜ければ、その文章の論理構造を把握できたことになります。

例えば、
前提→主張→主張を裏付ける具体例→その主張に反する例→それへの更に反論→主張(繰り返し)
などです。
それでは、このような論理構造を把握するには何に注目すればいいのでしょうか。

①接続詞に注目する

まずは接続詞をチェックしましょう。
「そして」「しかし」「なぜなら」など、文章と文章とをつなげる役目の言葉のことです。
接続詞には代表的なものとして、

順接(前後の流れが同じもの)
それで、そこで、など。
 
逆接(前後で流れが反対になるもの)
しかし、ところが、など。
 
説明(後に理由が続くもの)
つまり、なぜなら、など。
 
転換(話題が変わるもの)
とこで、では、など。
 
があります。
こうした接続詞の意味を考えながら読むことで、文章の流れが意識できるようになります。

②指示語に注目する

指示語とは、文章の前の展開で出てきたものを指す言葉のことで、
「それ」「あれ」「これ」「その」「あの」「この」などのことです。
こうした指示語が文章中の一体何を指しているのかを、正確に読み取ることが大切です。
例えば、
地球温暖化が進んでいる。これは大変な事態だ。

であれば、「これ」は何を指すかというと、「地球温暖化」を指します。

③比喩、例示、言い換えに注目する

次に、比喩や言い換えに注目します。
 
比喩とは、同じものを別のものに喩えること。
例 このセミの命は、風前の灯火だ。
  まるで水を打ったように静かだ。
 
例示とは、一般論に当てはまる具体的なできごとを挙げること。
例 地球温暖化が進んでいる。例えば、北極の氷が溶け始めている。
 
言い換えとは、同じ内容を他の言葉で再び説明すること。
例 彼の技術は素晴らしい。(文章がしばらく進んでから)彼の技術力の高さから、…
 
何故この三つに注目するのかというと、これはどれも本質的には同じことを繰り返しているからです。
作者は自分の主張を読者に伝えて納得させたいわけですから、大事なことは何度も繰り返します
しかし、同じ表現で何度も繰り返すと内容が陳腐なものに見えてきてしまうので、それを避けるためにこうした技法を使って手を替え品を替え同じことを主張します。
すなわちそれが見抜ければ、そこで書かれている本質的な内容が作者の伝えたい主張である、とわかるのです。

④その段落で何を言いたいのか「要するに」ができるようにする

上二つを使って意味段落ごとになんとなく分けられたら、次に作者がその意味段落で「要するに」何を言いたいのか、短い言葉で自分で説明します。
すると、自分の中でその内容の把握が早まる上に論理構造が単純に捉えられるようになって、俯瞰的にその文章を見ることができるようになります。
俯瞰的に見られると、意味段落も少しずつ輪郭がはっきりしてくるので、この段階できっちりと段落分けできるようになります。

設問の傍線部を意味ごとに区切って同じところを探す

現代文の設問は往々にして、
「傍線部1について、どういうことか。(記述せよor正しい選択肢を選べ)」
「傍線部2について、その理由は何故か」
など本文の内容を引用して問題を作ります。

傍線部として抜き出されているところは、指示語が入っていたり、比喩が用いられていたりと意味が捉えにくいものが多いです。
なのでまず「傍線部の意味はどういうことなのか」を考える必要があります。
 
例えば
傍線部1 「そのことが原因だ」とあるが、どういうことか。
 
だったら、「そのこと」と「原因」に分けて、「そのこと」とはどのことなのかを本文中から探してくることが大切になってきます。

現代文<論説>の勉強方法

以上を踏まえた上でどう勉強すればいいのか。
私はこれらのことを踏まえて、とにかく沢山の文章に触れるようにしてきました。
東京大学の過去問は二十年分行い、そのほかにも早稲田や慶應などの過去問を解きました。
 
何より大切なのは、復習をすることです。
今挙げてきたように、自分が論理構造を正確に把握できているのか、傍線部の意味を確実に捉えきれているのかを一つずつ丁寧に検証していくことで、少しずつ正答率が上がっていきました。
 
よく現代文はフィーリングで解くという人がいます。
しかし、それでは得点源として期待できません
何故なら、問題を解いてみて合っていようが間違っていようが、自分が何故その結果なのかを客観的に分析して向上させることができないからです。
論理構造が理解できているか、傍線部の内容を把握しきれているか、こうしたチェックポイントを意識して勉強するだけで、現代文への向き合い方はかなり変わってくると思います。

大学受験国語-現代文<随筆・小説>の勉強方法

大学受験国語-現代文<随筆・小説>の勉強方法

随筆・小説は一般的に、筆者や登場人物の感情を捉えることをメインに行います。
これこそ論説などに比べて、フィーリングで解くしかないじゃないかと思われるかもしれません。
しかし、勉強する上で客観的な目安があるかないかでは「成長の進度」が桁違いですので、私はいくつかの点に着目して勉強を進めていきました。

感情表現に着目する

ここで何より意識すべきなのは、感情に対する表現を全て捉え切ることです。設問として出されているものは、基本的に本文中に何らかの表現があって、それをとっかかりとして解けるものばかりです。
まずはそれを見つけることが先決です。
随筆にはいくつかの表現方法があると考えました。

①直接的表現

これは最も簡単で、必ず捉えるべきものです。
例えば、悲しい、嬉しい、楽しい、などの感情を直接的に表現した語句のことです。
本文を読んでいく上で必ずチェックを入れていきましょう。

②情景描写

天気や周囲の見え方などで作者や登場人物の心情を間接的に表すものです。
 

その報せを聞いて、私は急いで現場に向かった。空にはどす黒い、そこの厚そうな雲が広がっていた。
 
これだと「空には〜広がっていた。」までが情景描写に当たります。
この場合だとどす黒い雲が暗く冷たい様子を表現しているので、ある報せを聞いた「私」の気持ちが不安や心配、落胆を感じているということがわかります。

③比喩表現

作者や登場人物の心情を他の事象で表すものです。
 

その報せを聞いて、私は何かがガラガラと崩れていくような心地がした。
 
この文だと「何かがガラガラと崩れていくような」のところが比喩表現にあたります。
この場合自分の築いてきたものが崩れていく様子から、ショックや落胆の気持ちを感じているということがわかります。
 
これらの感情を示す表現を捉え切れているかどうか、に着目しながら読み進めていましょう。

作者や登場人物の心情の変化を読み取る

上のポイントを意識しながら文章を読み進めていくと、場面ごとの作者や登場人物の心情があらわれてきます。
次に大切なのは、その心情がどう変化してきたのかを把握することです。
 
心情の変化を把握できると、本文を俯瞰的に捉えられるようになるだけでなく、問題の中に往々にして一問ある、差のつく難しい問題を得点源にすることが出来ることが多いです。
何故なら難しい問題は、場面場面の心情をピックアップするだけでは足りず、その文章全体の心情の変化を総括するような問題が出されることが多いからです。
 
心情の変化は、
変化前の心情→きっかけの出来事→変化後の心情
という形で描かれます。
 
例えば
沈んだ気持ちだったが、子供の明るい笑顔を見て、救われた気持ちになった。
 
この場合だと、
変化前「沈んだ気持ち」
きっかけ「子供の明るい笑顔」
変化後「救われた気持ち」
となります。
ここまであからさまには書かれないでしょうが、この三つの要素を捉えることが大切になってきます。

現代文<随筆・小説>の勉強方法

基本的には論説と勉強方法自体は変わりません。
上にあげた、作者や登場人物の心情を捉えきれているのか、またその心情の変化を理解できているのかを意識して勉強を進めていきます。
 
随筆・小説についても沢山の文章に触れることが大切だと考え、東京大学二十年分の問題のほか、早稲田大学や慶應大学などの問題に触れていました。
復習をする中で一つ工夫したのは、メモ書き程度でいいのでその随筆の中で作者の心情がどのように変化していったのか、復習するたびにまとめていくことです。
1回目に復習をした時と、2回目に復習をした時で少し違っており、それを見比べることで自分がステップアップしているかどうかが客観的に捉えられるようになります。
 
ここまで現代文について解説しました。
とはいえ自分の勉強法や回答を客観視するのはなかなか難しいものです。
自分ではなかなか解決できない時は、学校や塾、家庭教師の先生に相談するのも良いでしょう。

それでは次章からは引き続き「古文」「漢文」について解説いたします。

大学受験国語-古文の重要ポイント

大学受験国語-古文の重要ポイント

英語や数学の勉強に手一杯で、古文・漢文の勉強をおろそかにしがちな方が沢山いらっしゃるように思います。
しかし、古典こそコストパフォーマンスが非常に高い教科といえます。
何故なら、古文・漢文は実は文法を理解してしまえば論理構造などはそう難しいものではないため、簡単に内容も理解できるからです。
しかも、問題もその文法のアウトプットが多いので得点もしやすい。
その為、現代文や数学は文章の内容がどうしても分からなかったり、解き方が思いつかなかったりすると一気に何十点も失ってしまうぶっつけ本番的なリスクがありますが、それに比べて古典は今まで覚えてきた文法をアウトプットすれば良いので、安定して高得点を期待できる科目と言えるわけです。
 
古文について言えることは、先ほども書いたように、まず文法を完璧にすることです。
文法が完璧なだけで8割は文章の内容を理解することができます。
特に注目すべき文法要素について、下に挙げていきます。

古文の文法-係り結び

文末が変化する助詞のことで、文末に意味を付与することができます。係助詞と呼ばれます。係り結びは本文中でも必ずと言っていいほど出てくる頻出語句ですので、絶対に覚えるようにしましょう。
 
ぞ  強意の意味。文末が連体形。
なむ 強意の意味。文末が連体形。
や  疑問、反語の意味。文末は連体形。
か  疑問、反語の意味。文末は連体形。
こそ 強意。文末は已然形。(ぞ、なむ、よりも強い強意だと言われる)

古文の文法-敬語

相手に敬意を表す言葉のことで、尊敬語、謙譲語、丁寧語があります。
古文は平安時代のものがよく出てきます。
こうした文章は宮中の出来事を描いたものが多く、宮中では明確に身分や役職が分かれていたので、こうした敬語が多用されています。
そのため、誰の誰に対する敬語なのかを把握することは重要になります。
 
尊敬語(話手、書き手から話題の主体・動作主に対する敬意を表す)
例:帝、大殿籠もる。(天皇がお休みになる)
  →書き手から天皇に対する敬意。
 
謙譲語(話し手、書き手から話題の中の動作の受け手に対する敬意を表す)
例:かぐや姫、帝から御文賜る。(かぐや姫は天皇から手紙を受け取り申し上げる)
  →書き手から天皇に対する敬意。
 
丁寧語(話し手、書き手から聞き手、読み手に対する敬意を表す)
例:うれしと思い侍り。(嬉しいと思いました)
  →書き手から読み手に対する敬意。
 
また敬語には動詞表現のみでなく、補助動詞(動詞本来の意味を失って本動詞の意味に付け足されるもの)による敬語表現もあるので注意してください。

古文の文法-用言(動詞、形容詞、形容動詞)の活用

用言と呼ばれる、動詞、形容詞、形容動詞には未然、連用、終止、連体、已然、命令の6つに活用されます。
これは後に挙げる助動詞との組み合わせに関わってくるものなので、どこでも習うであろう活用形は必ず全て完璧に覚えるようにしましょう。
 
古文の苦手意識が生まれてしまう原因の大きなものの一つは、古文の学習過程の序盤でこの活用のボリュームの大きさにあると思います。
しかし、これを完璧にするだけで後々の学習がかなりスピーディーになるので必ず覚えましょう。

古文の文法-助動詞

む、けむ、けり、ず、など文章に補助的な意味を持たせる語句のことです。
数が多いので全てあげることはここではしませんが、注目すべき点は意味と接続です。
意味とは、その助動詞の持つ表現内容のことです。
例えば、「ず」だったら意味は「打ち消し」で、〜ない。と訳します。(やらず、なら、やらないと訳します。)
 
また接続とは、その助動詞の直前につく用言が未然、連用、終止、連体、已然、命令のうちどの形でつくかを示すものです。
例えば、「ず」だったら「未然形接続」なので、「ず」の前には必ず未然形の用言がつきます。
(やる+ず→やらず 「やら」は「やる」の未然形)
 
-単語について-
動詞や名詞など様々ありますので例はあげませんが、必須級の単語も沢山あり必ず覚えましょう。

古文の文法-古典常識について把握する

古典には。その文章が書かれた時代の人が暮らす上で皆が共通理解していた慣わしというのがあり、それが古典常識と言われるものです。
例えば、平安時代ならば「女性は結婚するまで親族以外の男性に顔を見せることは基本なかった」ことなどが挙げられます。
こうした事実は現代の小説が今の常識をわざわざ説明しないのと同じように、基本的には古文の文章中で説明されることはありません。
しかしその文章中ではその常識に沿って当然のように進んでいくため、それを知らなければ文章を理解する上で命取りになるわけです。
 
それではこうした古典常識をどこから仕入れればいいかというと、まずは学校の授業からです。
大体の古典常識は学校で先生が触れてくれますし、それで事足ります。
授業をしっかりと聞くということですね。
それに加えて、古文の問題を解く際に必ず注意書きや前書きがあったら予め読んでおくことです。
問題によっては、作問者が難しいと思った古典常識が記載されていることがあります。

大学受験国語-漢文の重要ポイント

大学受験国語-漢文の重要ポイント

漢文も文法を完璧にすれば、問題は8割方内容を理解できるでしょう。
特に注目すべき文法要素について以下に挙げていきます。

漢文の文法-レ点、一二点、上中下点

漢文を読む上で、日本語と同じ語順で読むように本文に付けられるものが「レ点、一二点、上中下点」です。
この読み方に沿って学校や塾での解説は進んでいくので、必ず完璧にしましょう。
これらの点がついた時の読み方については基本的なことですし、文章による表現は冗長になってしまうので省略します。
私が常に気をつけていたのは、レ点→一二点→上中下点の順に反映させて読むことです。

漢文の文法-再読文字

これは一文字で2回読む特殊な文字のことを指します。
例えば、「未」ならば、「いまだ〜ず」と読みます。
「いまだ」と「〜ず」で一文字に対して2回読んでいます。
他にも、「将・且・当・応・宜・須・猶・由・盍」などがあるのでこれも完璧にしましょう。

漢文の文法-古典常識について把握する

古文ほどではありませんが、漢文にもある程度の古典常識があり、これを覚えないと文章の理解に響きます。
例えば古代中華の宮廷において、王に対して諫言(指摘の声)を行う臣下が評価される、という慣わしなどが挙げられます。
これも基本的には学校などの授業中に必ず触れるし、それで事足ります。

漢文の文法-漢詩

漢文はよく、古文に対する和歌にあたる漢詩が出てきます。
律詩や絶句、五言か七言かなどの形式面の基礎的な知識は、見ればわかるものなので省略しますが、ここでは押韻や対句について説明します。

①押韻

「韻」とは音の響きのことで、複数の句(漢詩の文の一まとまり)の冒頭で韻を踏むことを頭韻、句の最後の文字で踏むことを脚韻と言います。
 

城春草木深と家書抵萬金
句の最後の文字である「深(シン)」と「金(キン)」が韻を踏んでいる。

②対句

隣り合った句を対として、同じような表現をすること。
 

感時花濺涙(時に感じては花みも涙を濺ぎ)
恨別鳥驚心(別れを恨んでは鳥にも心を驚かす)
 
恨⇄感、花⇄鳥、のように隣り合った句の漢字が一文字ずつ対応していることがわかる。
 
問題形式として漢詩の一文字を消しておいてその一文字を当てさせるものがあります。
このような問題は韻や対句など他の句を参考にして導き出すことが求められます。

大学受験国語-古文・漢文の勉強方法

大学受験国語-古文・漢文の勉強方法

勉強方法は古文漢文共に共通部分が多いため、一緒にお伝えします。
コストパフォーマンスがいいとはいえ、なかなか覚える量は多く大変だと思います。
そこで私はいかに効率的に覚えていくかというところに焦点を置いて勉強していきました。

単語帳、文法知識の定着について

単語帳は英語などに比べるとさほど差異がないように思えます。
しかし、必ず単語とその単語の文章が一つに載っているものを選ぶべきであると思います。
なぜなら単語というのはいうまでもなく文章の一部分なので、その単語がどのように使われているのかを確認しなければ、問題を解く上で単語の知識を取り入れても役に立たないからです。
 
また覚えるタイミングとしては、上述したように机に向かうことができない隙間時間に行うべきだと思います。
 
そして知識の定着を図るために私が行っていたのが「エビングハウスの忘却曲線」の基づく復習方法です。
「エビングハウスの忘却曲線」とは人間の知識が取り入れた瞬間からなだらかに定着率が低下していくことを示す曲線のことであり、カナダのウォータールー大学の研究によると、人間は学習した後の24時間以内に復習すると10分間で100%戻るとされており、次に1週間以内に復習すると5分間で戻るとされています。
 
私はこの忘却曲線を参考にして、一度覚えた知識を何日後に復習するかをスケジューリングしながら行っていました。

古文の問題(演習)を解くときについて

①時間配分

古文の問題を解くときは数学などと同じで、目的によって時間配分などを決めましょう。
例えば、まだ古典知識等が定着しきれていないときは、知識を引き出して実際に解答という形でアウトプットできるようにすることが大切なので時間制限をおかずにじっくりと考えながらやりましょう。
知識が定着してアウトプットもある程度できるレベルにあるならば、そのアウトプットの速さと精度を高めるべきなので、制限時間をおいて本番さながらにやるべきでしょう。

②解き方

古文も現代文と同じで基本的には文章中に傍線を引きそこから問題を出します。
傍線部を単語ごとに分解して、逐語訳をして意味を正確に掴んでから問題に取り組むようにしましょう。

③復習について

これが最も重要です。
何故なら、文章の中には本番に生かされる古文の知識がぎっしりと詰まっているからです。
私は、解いた文章を全て品詞分解して意味を考え逐語訳をしていました。
これは一見非効率に見えるかもしれませんが、古文は当然言語ですので、頻出される語彙や単語も限られてきます。
一度間違えたものを復習していくうちに、わからないものは急速になくなっていきます。
結果的には、ただ漫然と問題を解き続けるよりも、少ない問題数で古文の理解度は上がっていくでしょう。

さいごに

国語は苦手意識のある人が多いように思います。
それはこの科目が主観的な面が多く答えが一つでないように思えてしまうから、というのが大きな原因の一つでしょう。
 
しかし、一見そう見える国語こそ実は論理構造や語彙、単語など客観的な指標で見ることができるものが多いのです。
勉強していく中で、いかに客観的な指標をもとに勉強できているか。
またその指標と照らし合わせて、自分が今どれだけできているのかを考えながら勉強していけば、最も簡単な科目だと思います。
何故なら、現代文と古文は我々の慣れ親しんだ日本語ですし、漢文は漢字なのですから。
 
この文章が少しでも皆さんの学習に役立つことを願っております。
なお、国語だけでなく「勉強のやり方」に不安があれば、家庭教師に相談するのも良いでしょう。
私も含め現役大学生や社会人・プロの家庭教師が、マンツーマンであなたの勉強をサポートいたします。

この記事を書いたのは

現役東大生ライター Y

家庭教師ファーストの登録教師。東京大学法学部に在学中。国語全般、特に現代文が得意です。

著作・制作

家庭教師ファースト/株式会社エムズグラント

『質の高いサービスを、良心的な価格で』をモットーに、全国で20年以上家庭教師を紹介しています。実際に担当する教師による体験指導受付中。教育に関する相談もお気軽に。

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