家庭教師ファースト教育コラム勉強のコツ

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【中学生・高校生向け】定期テストの勉強方法を、現役京大生が解説

  • 勉強のコツ
  • 2021.10.06
  • 現役京大生ライター N

定期テストってどうやって勉強したら良い?
 
年に数回ある定期テストは、中学生・高校生の皆さんにとって大きなイベント(?)ですよね。定期テストの点数は内申に大きく関係しているので、非常に大事なものです。
今回は現役京大生の筆者が、定期テストの点数UPに繋がる勉強のコツを解説します。

はじめに

みなさんが小学校から中学校に上がった時、一番変化したな、と感じることは何でしたか。
部活動の活動時間が増えた、生徒会の活動ができる様になったなど色々挙げられるかもしれません。
 
私は個人的に、定期テストが行われる様になったことが一番大きな変化だな、と感じています。
もちろん、小学校の時から小テストや確認テストの様なものはありましたが、中学に上がると一気にテストが本格的になったなと言う様に感じました。
 
さらに、小学校の時は授業態度や挙手の頻度などが成績に影響を与えることが多かったようですが、中学校に上がると、テストの成績が通知表の大部分を占めるようになります

このことからわかる様に、中学ではどれだけ知識が身についたか、思考力が身についたかが評価の基準になってきます。
もちろん、高校でも同じことが言えるでしょう。
それはやはり、中学や高校では小学校に比べて、「勉強」と言うものが重要視されてくるからです。
 
とはいえ、勉強が大好きだと言う人や、比較的楽しいと思うと言う人はやはり少数だと思います。
勉強が好きでない人は、もちろん勉強をしようなどとは思いませんし、仮にせねばならないと鼓舞したにしても、なかなか能率の良い勉強ができるものではありません。
にもかかわらず、良い成績を取らなければ家族に叱られるとか、いい高校や大学に行けなくなるなど、学生にとってはやはり良い成績を取ることがかなり重要になってきます。
 
それでは、どの様に勉強すればいいのか。
実は、勉強のやり方というのは、知ってさえいればそれほど難しいものではありません。
と言うのも、定期試験の範疇ではそれほど無理難題な問題は出題されることはないからです。
そこで今回はどの様に勉強すれば、定期テストでいい点数が取れるのかについて順番にお話ししていきましょう。

定期テストに向けた勉強スケジュールの立て方

定期テストに向けた勉強スケジュールの立て方

定期テストに向けていつから勉強を始めればいいのか?と思っておられる方もいると思います。
この章では私のお勧めのスケジュールを示そうと思います。

社会

まず、社会科目に関しては、勉強を始めるタイミングは学校の進捗にもよるのですが、覚えることが多いので1週間では間に合わないことが多いです。
私の場合、3学期は分量が多かったので3週間前から歴史の暗記を始めましたが、通常の場合は基本的に2週間あれば間に合うと思います。

国語

続いて、国語科目に関して、現代文の漢字や語句の書き取りに関しては勉強せねばなりません。
直前にする形で大丈夫ですが、量が多くなるでしょうから、小テストや普段の課題でわからなかったものをチェックしておき、それをテスト前に総復習するという形がお勧めです。
その際、3〜5日ほどあれば十分かと思います。
 
一方古典はおよそ1週間前から少しずつ済ませていけば良いでしょう。
なお、単語に関しては小テストのあるなしにかかわらず、毎週ちょっとずつ行っていけば良いです。
そして、こちらも漢字などと同じで、わからなかったものをチェックしておき、それをテスト前に総復習するという形がお勧めです。

英語

英語科目は基本的に週4日以上コツコツ勉強し(可能なら毎日)、試験前に理解できていなかったところや覚えられていなかったところを総復習する形が理想です。
その際、試験直前の勉強は1週間程度あれば間に合うはずです。
 
長文に関しては基本的に課題や授業の演習で間に合いますが、試験に同じ文章が出る場合は、2回ほど試験の直前に読んでおいても良いかもしれません。
 
英作文を勉強するタイミングとしては、第一段階として習ったその週の記憶の浅いうちに復習しておきましょう。
そこで、別解など新しい書き方を一旦理解しておくのです。
そして試験の直前で、もう一度その別解や間違えた場所を思い出せば、テストの実力問題でも十分な加点が得られる上に、英作文の力もつくはずです。

理科

理科系の科目については、勉強法の章でも述べますが、物理や理論化学はコツコツ問題集を進め、試験直前に間違い直しなどすれば良いと思います。
おそらく、試験直前の勉強は1週間もいらないと思います。
 
また、暗記系の化学や生物、地学などは2~3週間ほど前から問題集と暗記を同時に進めていきましょう
(もちろん、試験前以外でも授業での理解等の勉強は必須です。)

数学

最後に、数学科目の勉強のタイミングについてお話しします。
幾何のように頭の柔らかさが必要になってくる科目は、試験直前には間違い直しをしていれば十分かと思います。
むしろ、試験直前に詰めてやっても実力は伸びにくいので、毎週頭を幾何に慣らしていくことが重要です。

一方の代数など基本的にパターンで解いていく科目は、試験前の2週間ほどでパターンを覚える作業が向いています。
ですので、2週間ほど前から例題問題を解く勉強法がお勧めです。
なお、定着したなと思ったらその問題は繰り返し解く必要はありません。
また、余裕があれば、試験の数日前に難しめの問題を解いてみるのも良い勉強になるでしょう。
 
以上が私のお勧めのスケジュールです。
ぜひ、参考にしてみてください。

定期テスト<社会>の勉強法

定期テスト<社会>の勉強法

まず、社会の勉強法についてお話ししたいと思います。
社会科は大きく分けて、地理、日本史、世界史、政治経済、倫理などに分けられます。
中学校の社会科では、主に地理と日本史と政治経済を学ぶことになると思います。

社会はどういった科目か

さて、これはあくまで私の解釈ではあるのですが、基本的に地理以外の教科は同じ様な勉強法でできると考えています。
と言うのも、地理は暗記以外の要素もかなり重要になってきますので、少し違う角度の勉強法が必要になってくるからです。
 
結論から言ってしまえば、社会科は努力したらした分だけ本当にきっちりと結果に現れる教科です。
なぜなら、社会では基本的に「正しく理解して暗記できているか」という項目のみが試験で問われることがほとんどだからです。
 
しかし、実情として暗記というのは非常にめんどうくさいもので、なかなかモチベーションがわかないのも事実だと思います。
実際、私も中学や高校の時分は暗記が決して好きではありませんでした。
しかし、残念ながら暗記のモチベーションを高めると言うことはかなり難しいです。
 
私の場合も、好きな教科であった理科系の暗記はかなりモチベーションを保てました。
が、実は社会教科はあまり好きではなかったので、暗記しつつもモチベーションは低いままでした。
しかし、一つだけモチベーションを上げる方法があります。
それは、「社会科は努力したらした分だけ、きっちりと結果に現れる教科」だと認識することです。
 
すなわち、社会教科は非常にコストパフォーマンスが高いので、1分あたりの勉強時間で取れる点数の量が一番確実かつ大きいといっても過言ではないと思います。
私の経験則では、コストパフォーマンスが高いことはお得感があるので、好きでないことであっても楽しめる様に感じます。

暗記のコツ

そして、さらにそのコストパフォーマンスを高める方法があります。
それは、小分けして暗記することです。
例えば、目の前に大量の宿題があって、それを10時間で終わらせなさいと言われるのと、目の前にその1/10の宿題があって、それを毎日1時間でいいので、10日間かけて終わらせなさいと言われるのでは、モチベーションが違う様に感じませんか?
 
暗記に関しても同じことが言えます。
試験の直前に一夜漬けで挑むのもそれはそれで一つの方法ではあるかもしれませんが、それって実はあまり効率的ではなく、十分量暗記できない上に、テストが終わるとすぐに忘れてしまうので、勉強としての意義はほとんどありません。
 
そのことを思うと、10日前からコツコツ覚えていった方が、頭にも入りますし、勉強のしんどさも少ないはずです。
是非こういった勉強の習慣をつけていって欲しいと思います。

授業中の理解の重要性

また、社会科の暗記を行う場合は、単純暗記のみを行うことはあまり好まれません。
もちろん、そういった単純暗記がほとんどなのですが、それと同時に理解することが非常に重要です。
 
例えば、歴史の暗記を行うのに、時系列や出来事の因果関係を捉えながら覚えていくことは重要ですし、政治経済を勉強するのに、政治の仕組みや経済の周り方を理解することはとても重要です。
 
私は、こういった理解の作業を可能な限り授業中に一旦行なっておくことが非常に重要だと考えています。
と言うのも、もちろんですが授業中に全て暗記せよ、と言われてもそんなことは不可能です。
それに、暗記というのは理解ありきで行う方が断然インプットの効率が良いのです。
 
そして、授業というのは解説の場であり、わからなければ先生に質問することもできます。
さらには、先生が授業時間で言っていたジョークや雑談などがあれば、それが理解を助けたり、後々思い出すときに役立ったりします。
このことを踏まえると、授業中に理解を進めておくことが断然能率が良いと言えます。

地理の勉強法

また、先ほど「地理の勉強法は少し他の社会科教科と異なっている」と述べたのでそれについて説明したいと思います。
地理という教科は、その特性上覚えればテストで点数が取れるというものではありません。
(もちろん、暗記は最低限重要です。)
地理では、試験問題でグラフや数値、地形図など様々なデータを読み取っていかなければなりません。
 
ですので、試験では「知識を踏まえた思考力」が必要になってきます。
もし、授業で演習などがある場合は、それで十分まかなえるので大丈夫かと思いますが、先生によっては演習をしてくれないこともあるかもしれません。
 
しかし、安心してください。
自分で地理的な思考力は鍛えることができます。
それは、「資料集を見る」です。
といってもやみくもに眺めているだけでは意味があるません。
資料集にたくさんのグラフや番付の様なものが載っていると思いますが、それを見て「どうしてこうなっているのだろう」と考えることが重要です。
 
例えば、石油の生産量の順位を示したグラフを見て、「中東で多いのはわかるがなぜロシアでも多いのだろう」と考えるわけです。
そのとき、資料集を調べれば、「なるほどロシアにはこんなに油井が多いのか、それなら生産量も多いはずだ」と考えられます。
 
この作業も、授業中にちょっと調べるだけで格段に理解が深まります。
それは、先ほど述べた地理以外の社会科目と同じ理屈です。
さらに、データを読み取る能力もこういったところから育まれるので、一石二鳥になります。
 
授業中にこういった作業をすることは、ある科目の授業に他の科目の課題をするのとは、まったくもって訳が違います。
授業の内容をより理解するためにその内容を自主的に進んで勉強しているので、非常に効率的で良質な勉強法だと思います。
 
まず、授業時間に多くのことをこなせるので時間効率がよく、授業外での余分な勉強時間を減らせます。
さらに、茫然と聞いている時と違って眠くなることはほとんどありません
こういった勉強法もあるのだと知って欲しいと思います。

定期テスト<国語>の勉強法

定期テスト<国語>の勉強法

現代文の勉強法

さて、続いても文系科目の勉強方法の話をしましょう。
とはいっても国語の勉強って何をすればいいの?と思う方も多いと思います。
順を追ってお話ししていきましょう。
 
まず、現代文についてお話しします。
実は定期テストという観点から見ると、勉強は漢字や語句の勉強を除くとほとんど必要ありません。
もし授業と同じ文章が出題されるのであれば、その文章を読み込むことは必要かもしれませんが、実力問題が出ることも多いはずです。
 
じゃあ、実力問題が出た際には、勉強法としてどう対応すればいいのか?
特段そのために定期テスト対策を行うというのはとても難しいです。
重要なことは日頃から活字に慣れておくということくらいです。
ですので、読書が好きな方は是非普段から読書をすることをお勧めします。
 
一方、読書が全然好きじゃない方もいると思います。
そういう方は問題集などを買って、現代文の問題演習をしながら活字に触れていくのも手かと思います。
もっとも、大学入試が迫っており、現代文で点を取りたいというのなら優先した方がいいですが、なかなかそこまで時間が割けないというのなら、勉強としては一番後回しにして良いのではないかと思います。

古典の勉強法

むしろ、国語を勉強するのであれば古文や漢文に力を入れた方が力もつきやすいですし、点数も取りやすくなってくるかと思います。
基本は、古文や漢文は外国語という捉え方が正しいです。
文法と単語を覚えるという作業が優先となってきます。
この暗記に関しても、先ほど社会の勉強法で述べたのと同じ様に、小分けにして暗記していくという方法が良いかと思います。
 
さらに、定期テストでは授業で習った文章がそのまま出題されることも多いと思います。
これに関しては、古文もしくは漢文を読みながら和訳を覚えていきましょう。
ただし、やみくもに覚えるのではなく、重要単語や、重要な文法事項を抑えていきながら覚えていくのがコツです。
要点を抑えると、訳も覚えやすくなってきます。
 
そして、訳の仕方を覚えることで、見たことがない文章が訳せる様になってきます。
将来的に定期テストでは訳出を覚えようとしなくても大体の訳ができる様になっていた、ということも十分起こりえます。
語学ですので、やはり勉強の積み重ねがとても大事になってきます。
 
現代文、古典に限らず国語の力は積み重ねでついてきますので、勉強を始めたからすぐに成果が出るということはやはり難しいです。
もし、良い点が取れなくてもめげずに勉強を続けていっていただければと思います。

定期テスト<英語>の勉強法

定期テスト<英語>の勉強法

英単語の覚え方〜他教科にも活かせるコツ〜

続いては英語の勉強法についてお話ししたいと思います。
まずは、英語の基礎である文法と単語の勉強法についてお話しします。
中学生の皆さんはおそらく英語の授業で扱っているのはほとんど単語や文法だと思います。
実は中学で習う事柄が高校生に繋がる為、非常に重要です。
というのも、英語は語学ですので、積み重ねが重要であり、一年間サボってしまうと結構取り返すのは大変なものなのです。
 
では、単語や文法はどのようにして覚えていけば良いのでしょうか。
まず、単語についてですが、基本は先ほどから申し上げてきた通り、小分けにして覚えることです。
1日に100単語全部覚えてしまおう、などというのは無理な話です。
しかし、毎日10単語ずつ覚えるというのも、実は記憶の定着はそれほど良いものではありません。
 
私が中学や高校に通っていたときは、一週間で100単語覚える場合、まず、1日目に60単語くらい軽く目を通して大体の意味を感覚的に把握し、次の日に残りの40単語と1日目に見た単語を30単語くらいの意味をもう一度インプットしていました。
3日目は残りの70単語の意味のインプットを行い、4日目からは100単語一斉におさらいしていくのです。
 
一週間に100単語こなすのが厳しければ、これを50や70にするなど減らしても構いません。
何しろ、自分のペースで覚えていくことが大切です。
 
この方法は、一見すると1日にたくさんの単語をこなさないといけない様な気がしますが、少ない単語をしっかり覚えるよりそこそこの数の単語をあっさり把握していく方が気持ちも楽です。
また一週間というトータルの時間で見た場合に、暗記の定着がはるかに良いです。
 
この暗記法は決して英単語に限った話ではなく、社会や理科などの他の教科に活かすこともできます。
つまりどういうことかというと、例えば一週間で授業のプリントを5枚覚えなければならないのであれば、1日目に3枚ほどさーっと目を通して大筋を理解し、2日目には残りの2枚に目を通し、1日目の1枚をもう少しじっくり覚えるのです。
3日目に残りの4枚を2日目と同じ様に覚え、4日目以降はさらに深く全部のプリントを覚えていくのです。
 
私のいうところの小分けというのは単純に語数や枚数を小分けするのではなく、段階的に覚えていくということです。
一度この方法を試してみてください。
驚くほど暗記の能率が良くなるはずです。
 
さて、再び英単語の話に戻りましょう。
英単語を覚える上でもう一つ重要なことがあります。
それは、用法を覚えることです。
 
例えば一番有名な例として、provideという動詞が挙げられます。
実は、この単語はただ単に「供給する」と覚えてしまってはあまり有用性がありません。
“Provide A with B”, “Provide B for A”で「BをAに提供する」と覚えなければいけません。
 
なぜなら、ただ単に「供給する」と覚えてしまえば、高校生に上がって英文を読んだり和訳する時に、withやfor の意味がちんぷんかんぷんになってしまいます。
この様に、特に名詞や動詞がどの様な単語とセットで使われることがあるのか、についてはついでに覚えておくに越したことはありません。
 
少し負担かもしれませんが、定期テストや単語テストの機会にぜひ少しでも覚えていただきたいです。

英文法の覚え方

続いて、文法の話をしたいと思います。
文法の覚え方ですが、これは授業で習うことが多いと思いますので、できるだけ授業中に理解をする様にしましょう
そして覚え方ですが、大抵の場合英文法は例文の訳と一緒に学ぶことが多いです。
例文と一緒に覚えましょう
 
それって難しいんじゃないか?と思うかもしれませんが、文法は文章の中での使い方がわからなければ、せっかく覚えてもあまり意味がありません。
きっちり意味を理解することが重要です。
そして、たいてい定期テストでは授業で習った例文がそのまま出されることが多いと思いますので、定期テストの点数にも直結してきます。

勉強の習慣の重要性

英語って覚えることが多いなと思うかもしれませんが、先ほど言った様に段階的に小分けして覚えれば、一日30分も勉強する必要はないものです。
むしろ大事なのは、少しでも良いので可能な限り毎日勉強する習慣をつけることです。
一度習慣がつけば苦になることはありませんし、語学は毎日触れていると感覚で理解できる様になってきます。
 
実際、外国人の方が英語を使いこなしているのは、私たちが毎日日本語を使うように、彼らも毎日英語に触れているからです。
慣れるまでは大変かもしれませんが、英語も社会と同じで勉強量と成績が比例する非常にコストパフォーマンスの高い教科です。
ぜひ定期テストの機会に頑張って勉強してください。

英語長文と英作文の勉強法

高校生に上がれば、英語の長文読解や英作文の学習も増えてくると思います。
長文読解に関して、私は学校で出される宿題をきっちりこなしていれば十分だと思います。
と言うのも、長文は文法がある程度わかっていれば、起承転結を意識するだけであとは慣れで読める様になるものです。
長文を自ら進んで勉強する時間はないでしょうから、無理して勉強する必要はありません。
 
むしろ重要なのは宿題の間違いをきちんと直し、読解力をつけていくことにあると考えます。
量も大事ですが、質を意識した勉強を心がけましょう。
 
また、英作文に関しても基本的には同様です。
宿題をきちんとこなすことで着実に力がついてきます。
長文読解と異なるところといえば、先生の解答が自分より良い解答であったり、別解があった際にはそれをおさえておくということです。
 
高校の英作文では、少し捻った問題が出ることも多々あります。
その際に自分の書き方では対処できないなんてことも考えられます。
ですので、なるほど、こんな書き方もあるのかと思った場合には、自分の英作文の手法にどんどん取り入れていってください。

定期テスト<理科>の勉強法

定期テスト<理科>の勉強法

続いて、理系科目の勉強方法についてお話ししようと思います。
理科は大きく分けて物理、化学、生物、地学の4分野に分けることができます。
中学では科目としてここまで分けられていないかもしれませんが、分割すると必ずこの4分野におさまってきます。

物理の勉強法

さて、まずは物理からお話ししましょう。
物理は科目の性質上、後述する数学に非常に似通っています。
基本的には公式を覚えて計算問題を解いていくと言う形になります。
公式の意味の理解や物理的なメカニズムの理解を授業で済ませていくと、物理の勉強は基本的に学校の宿題での問題演習で十分足りると思います。
もし、理解が授業で完結しなかった場合は、その課題をこなしながら徐々に理解していけるはずです。
 
もし、宿題が学期末などまとまって出される場合でも、学期末にまとめてやらずに習った範囲から順番に少しずつ勉強していけば良いです。
その方が定着もいいですし、負担も少ないはずです。
部活が忙しくて家での勉強時間が取れないという人は、週末に少しでいいので取り組んでみてください。

化学の勉強法

続いて化学について説明しようと思います。
基本的には化学も物理と同じ勉強法で良いのですが、物理に比べると覚えることが多いので、その分暗記が必要になってきます。
特に中学の化学ではほとんど暗記になってきます。

定期テストに関して言えば、原子や分子、無機化学や有機化学等の暗記系分野では応用問題が出ることはあまりありませんので、試験前に覚えながら適宜、宿題の問題集を解いていく形でいいと思います。
ただ一週間で済まそうとすると、おそらく問題集を解くのが間に合わないなど問題が生じる可能性が高いので、2〜3週間ほど余裕を見ておいた方が良いと思います。
 
一方の理論化学では基本的に物理と同じ捉え方で大丈夫です。
問題集は試験前と言わずにコツコツ解いていきましょう
なお、その際には試験前に再度間違い直しをすると学力も上がりますし、試験の点数も上がってくると思います。

生物や地学の勉強法

続いて生物や地学の勉強法についてです。
これらの教科は、定期テストの範疇においては社会と全く同じ勉強法で良いかと思います。
と言うのも、定期テストではほとんど知識しか問われないからです。
ですので、勉強を始めるのは2週間ほど前から始めればちょうど良いと思います。
問題集を解き始めるのもそのタイミングで良いかと思います。

定期テスト<数学>の勉強法

定期テスト<数学>の勉強法

さて、最後に数学の勉強法について説明していきたいと思います。
数学は勉強が非常に難しいと思っている人が多いと思います。
それはもっともで、確かに勉強量は大事なのですが、個人がもともと持っている頭の柔らかさなども当然数学の試験を解く力としては影響してきます。
ですので、何も勉強しなくてもできる人や、勉強をきっちりしてもあまりできない人が出てきやすいのです。

幾何の勉強法

特に、頭の柔らかさの差が表れやすいのが幾何です。
では対策のしようがないのかと言うと、全くそう言うわけではありません。
それはなぜか。頭が固いからと言って固さが変わらないわけではありません。ちょうど、体が固いのと同じ様にストレッチすれば柔らかくすることができます。
幾何でいうところのストレッチはシンプルに色々な問題を解くことです。
 
思いつかなかった問題は、答えを見て「こんな答えだったのか」と思うだけでいいのです。
その発想を自分の中にどんどん取り込んでいってください。
しかし一つだけ気をつけてほしいことがあります。
それはすぐに答えを見ないということです。もう限界だというところまで考え抜いてください。
それが最も頭を柔らかくする最短の方法です。
 
そしてもう一つ覚えていてほしいのが、自分の頭が固いからと諦めない事です。
先ほど申し上げた様に、頭の固さには身体の固さのように個人差があります。
ですので、いくらストレッチしてもなかなか体が柔らかくならないように、頭がなかなか柔らかくならない人もいます。
 
実は私が中学の頃がそうでした。
幾何が苦手でひどいときには1問に1時間以上悩んだこともあります。
しかし、それを繰り返しているうちに中程度の難易度の問題ができるようになり、時間をかければ難易度の高い問題もできるようになってきました。
 
今まで解けなかった問題が解けるようになると気持ちがいいものです。
私はこう言った快感が数学のモチベーションになると感じています。
ですので、諦めずに頭を柔らかくするトレーニングをしてください。

代数の勉強法

さて、幾何について語りましたので次は代数分野について語ろうと思います。
高校数学はほとんど代数分野に当たることかと思います。この代数分野に関しては実は、それほど頭の柔らかさは必要とされません。
それはなぜかというと解き方がパターン化されているからです。
 
まさに因数分解が分かりやすい例です。
因数分解って最初はとても難しく感じますよね。
しかし、計算問題を行っていくとまたこのパターンか、となってきます。このように思えるようになってくるとしめたものです。
もはや頭を使わなくても問題が解けるようになってきます。

逆に言えば、パターンを知っていなければとても自力では思いつかないような超難問に変化してしまう、という側面も持ち得ています。
つまり何が言いたいかというと、公式を覚えることは最低限必要ですが、同時に教科書の例題に当たる問題は、最初は解けなくても構わないので問題の解き方を丸暗記してください
 
実際やり方を覚えてしまうと、試験時間はだいぶとゆとりが持てるようになりますので、実力問題にも十分時間が割けます。
みんな時間が足りなかったと言っている中で、一人だけ解けているような友人がもしかするとクラスメイトにいるかもしれませんが、その人は実はやり方を覚えているだけだったりします。
 
また、教科書の例題問題の演習が非常に大事になってきます。
なぜなら、一般的に教科書の例題の方が、宿題よりもテーマが明確化されていてパターンを覚えやすいからです。
しかし、問題集によっては非常にテーマが明確化されているものもあります。
その際は問題集の演習でも力になりやすいと思いますので、教科書と問題集どちらを使えばいいかは、ぜひお手元の教科書や問題集を見てから決めてください。

計算ミスの対処法

最後に、数学において分野を問わず問題になってくるのは、やはり計算ミスだと思います。
これも解決するのが難しいですよね。
私も高3の受験直前になっても計算ミスをしていましたし、完璧になくすのはやはり難しいと思います。
 
しかし、日々の心がけで減らすことができます。
その心がけとは面倒くさくても式を省かない、そして丁寧に式を書くことです。
大抵、単純な四則混合の計算というのは慣れてくるものです。
例えば、今小学校の計算問題を解いても間違うことはないでしょう。
 
ではどこで間違うのか?
それは書き写し間違いや文字の見間違い、さらには正負の間違いなど計算というよりかは式の変形の際に生じるミスです。
私の経験則では圧倒的にこう言ったミスが多いです。
 
もうお気づきの方もいるかもしれませんが、丁寧に式を書くことでこう言ったミスは格段に減らすことができます。
「そんなことをしていては、時間が足りなくなる」という方もいるかもしれません。
しかし、数をこなしていけば当然計算も早くなってきますし、自分はどこを省いてもミスをしないかがわかってくるので、慣れてくればこういったことを意識しなくても計算ミスは自ずと減ります。
ぜひ意識してみてください。

さいごに

教科を問わず、勉強の能率の話をしておきたいと思います。
当たり前ですが誰しもずっと勉強しているとしんどくなるものです。
特に暗記に関しては好きな人などいないでしょう。
私の場合、机に向かって暗記はできなかったので、通学の電車の中でしか暗記しないと決めてそこで集中的に覚えていました。
 
電車通学していない人でも例えば、学校の休み時間で暇なときや部活で体育館が使えない間の待ち時間など、隙間時間を見つけて覚えるとそれほど苦痛に感じないと思います。
 
一方、家での勉強の場合でもずっと英語の問題を解くのではなく30分解いたら次は数学に変える、夜ご飯を食べたりお風呂に入ったりするなど、教科を変えたり軽い休憩を挟むと気分転換になり勉強の能率がよくなります。ぜひ参考にしてください。
 
いかがだったでしょうか。
もしかしたら皆さんが既に実践していた勉強法があったかもしれないし、初めての勉強法ばかりだったかもしれません。
 
勉強法と言うのは個人に合う合わないがあり、皆さんにとってのオーダーメイドである必要があります。
ですので、私がここで述べたことも完璧に真似をするのではなく取り入れながらも、やっぱり良くないなと思ったら自分なりに変えて勉強してほしいと思います。
 
自分の勉強の仕方さえ見つけてしまえば定期テストの点数に限らず学力というものが総合的に伸びてきます。
そして、勉強に限らずなんでもそうですが、できるようになってくれば次第に楽しく感じてくるものです。
皆さんが勉強法を会得し、勉強が楽しくなれるよう心から願っています。

この記事を書いたのは

現役京大生ライター N

家庭教師ファーストの登録家庭教師。京都大学 医学部 医学科在学。中学受験・大学受験を経験。理系教科が得意。

著作・制作

家庭教師ファースト/株式会社エムズグラント

『質の高いサービスを、良心的な価格で』をモットーに、全国で20年以上家庭教師を紹介しています。実際に担当する教師による体験指導受付中。教育に関する相談もお気軽に。

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