
家庭教師ファースト教育コラム勉強のコツ
家庭教師ファースト教育コラム勉強のコツ
家庭教師ファースト教育コラム勉強のコツ
「勉強しなきゃいけないのに、まったくやる気が出ない…」
そんな経験、誰にでも一度はあるのではないでしょうか。
ノートを開いていても頭は別のことでいっぱい。カフェで頑張ろうと思っても、気づけばスマホをいじってしまう。勉強に向かおうとしているのに、集中できない――その時点ですでに、意識は勉強以外のことに向いてしまっているのです。
集中力を取り戻すのは、決して簡単なことではありません。ですが、やる気や集中力には“波”があり、コントロールのヒントも存在します。
この記事では、誰もが直面する「勉強のやる気が出ない状態」に対して、心理的な原因から具体的な対策法までを丁寧に解説していきます。焦り・逆算・気分転換・飽き対策──あらゆる角度から集中力の回復方法を考えていきましょう。
なお、お勉強の事でお困りの際は、是非私たち家庭教師にもご相談ください!
この記事の目次
「みなさん、今試験1週間前です!」と言われたとしましょう。今一度、定期試験前の自分を想像して、思い出してみてください。
いかがでしょうか、かなり焦ってきたのではないでしょうか。さすがにどんなに勉強が嫌いな人でも、試験1週間前と聞くと焦りを感じ勉強道具に向き合うのではないでしょうか。
試験1週間前というのは、非常に大変です。まず初めに、今まで放置してきた課題や、試験範囲に該当する教材が全て敵に見えるのです。全てが今の自分がやらなければいけないことであり、どれをやらないかではなく、どれを先にやるかという優先順位付けだけを行うようになります。
時間の感じ方についてはいかがでしょうか。時間の1分1分が重く感じられ、時間が全く足りない!というような感覚になるのではないでしょうか。こういった状態のときは非常に時間が経つのが速く感じます。その一瞬一瞬が重要であると、自分の体も頭も理解しているためであり、時間が経つのが速く感じるほど集中しているときは、いつもよりも集中できています。
また、よく周りや家庭教師の生徒さんの中には「定期試験の勉強は1週間前からで大丈夫だよ」という方がいます。これは、勉強がしたくないから言っていたり、面倒くさいから後回しにするために言っているのではなく、本当に1週間前で間に合うと思っているために言っていることが分かります。もちろん、学習指導をする際には、生徒さんには定期試験1週間前などではなく、1ヶ月前からの勉強をおすすめします。
しかし、生徒さんたちがどういった考えでこのような話をしているのか、ということを考えていきたいと思います。生徒さんたちに聞くと、1週間前にやっても1ヶ月前にやってもやることは変わらない。ただただ試験範囲の勉強した部分の確認や、試験範囲になっている問題集を一通りこなすだけ。苦しむ期間を短くするために、定期試験の1週間前まで勉強をしないのだと言っていました。これはどういうことでしょうか。
この生徒さんの場合、1ヶ月前だと定期試験への危機感がなさすぎて、勉強にも身が入らない。勘違いしやすいことが、基本的に勉強に集中できないタイプの生徒だということでも、苦しいことから逃げて楽な方の選択肢を選びたがるタイプだということでもありません。
どのような人でも、試験1週間前のような極度に追い込まれた状況では、集中力が上がるということです。これまで数々の試験を経験してきた方であれば、思い当たる人も多いと思います。では、これは一体どういったことなのでしょうか。
定期試験と定期試験の間は、長く空いているようでそれほど時間が空いていません。例えば、前期後期制の学校であれば、前期中間テストは大抵の場合、夏休み前の6月にはやるので、夏休み明け直後に行われる前期期末テストとの間隔は3ヶ月ほどしかありません。仮に定期試験1ヶ月前から勉強を始めるとすると、5月は前期中間テストの定期試験勉強にあてられ、6月の中旬にテストが終了します。その後ゆっくりと休めるかと思いきや、8月の頭には次の定期試験である前期期末テストの試験勉強を始めなければいけないのです。そのため、本当に暇な時間は1ヶ月ほどしかなく、生徒の多くが定期試験勉強をしたくないと思う気持ちや、勉強期間を1週間前からに始める気持ちも分かります。上でお話した集中力の上がらない生徒でさえ、定期試験1週間前で試験勉強へのやる気と集中力が上がることが、前の章の話からは分かります。
ここでなぜ、集中力の上がらない生徒が、試験勉強に対して集中力を上げることができたのかという考察に入っていこうと思います。集中力が上がった要因は、「焦り」です。
「このままでは、定期試験で本当に目も当てられないような悲惨な点数を取ってしまうのではないか」
「また親に見せられないような点数を取ってしまい、ゲームを禁止されるのではないか」
というような不安を焦りによって感じたのでしょう。
これは集中力の上がらない生徒さんの「本心」が焦りによって行動に移された、と言い換えることができます。定期試験からまだ日数があるときには、多くの生徒は勉強することに時間を費やすことに抵抗があるため、無意識に勉強することを拒みます。しかし、定期試験間近になり、焦りを感じ始めることで、上記で述べたような2択を選ばざるを得ないことに気が付きます。こうして、ほとんどの生徒が試験直前に集中力を上げることができているのでしょう。
つまり、この章で言いたいこととは、焦りはその人の本心を行動に移させるトリガーであり、
「焦り=集中力向上のトリガー」だということです。
次の章では、この「焦り」を上手く活用して、集中力を上げる方法を具体的に示していきたいと思います。
ではなぜ定期試験までまだ日数がある状況では、焦りを感じないのでしょうか。
これを考えるうえで重要なことは、焦りとは具体的にどういった感情を指すのか、ということについて考えることです。具体的に私たちがどのような時に焦りを感じるのか考えてみましょう。
例えば、あなたは部活に所属しており、部活の大会が1ヵ月後にあります。こういった時は、焦りを感じるでしょうか。人それぞれだと思いますが、焦りを感じる人も一定数いると思います。
では、1週間後に修学旅行があります。こういった状況の時は焦りを感じるでしょうか。
多くの場合は、感じる人が少ないと思われます。
これらはそれぞれ何が違うことによって、焦りを感じる度合いに違いがあるのでしょうか。
この3つの違いに、これからやるべきことがあるかないかということが該当します。
定期テスト→一定の結果を出すためには現状の学力では足りず、ある程度勉強をしなければならない、というやるべきことがあります。
部活動の大会→焦りを感じる人の場合には、倒したい相手・達成したい目標に対して、現状の実力では足りず、追加でやるべき練習がある、というやるべきことがあります。
修学旅行→修学旅行自体は1週間後という直近に迫っていますが、ただただ楽しみなだけで、やるべきことがないイベントになります。
こういった際には、焦りを感じる事は無いのだと考えられます。
上記で述べたような事は、一見当たり前のようなことに感じます。が、これは大切な違いを示唆しています。それはやるべき事があり、それを実感している際には焦り、というものが「増幅する」という事実です。
言い換えれば、やるべき事というものを、自分の中で心の底から実感した場合には焦りが生じ、自分自身の集中力の源泉とすることができるということです。
では定期試験1ヵ月前では焦りが生じないのに1週間前では焦りが生じるのはなぜでしょうか?
これは自分のやるべきことの自覚をできているか否か、という違いです。1ヵ月前では、やるべきことの幅広さや多さに感覚が麻痺してしまい、正しくやるべきことを自覚できていません。
一方で、1週間前になると、時間に対してのやるべきことのように焦りを感じるようになり、結果として集中力が上がります。
では、1ヵ月前でもやるべきことの量を実感するためには、どういったことができるでしょうか?
それは、時間に対してやるべきことが多いということを、やるべきことを整理して実感させることです。
具体的には、残り実際に勉強できる日数がどの程度あり、自分の目標としているところから逆算すると、自分のやるべきことと、こなすべき参考書の量はどの程度になるのか、ということを整理することです。
そうすることによって、残り1ヵ月でどれだけのページ数の問題をこなさなければならないのか、ということが数字として明らかになります。それを1日あたりに割り振ると、今この瞬間も時間を無駄にしているということを実感できるでしょう。
こうすることで、焦りを生み出すことができ、集中力を上げることができるでしょう。
では、具体的に上記で述べたことを、行動として実践してみましょう。
まず初めに、残りの定期試験までの日数を確認します。ここでは、仮に1ヵ月として起きます。
次に、自分が定期試験において、目標とする指標を定めます。ここでは、例えば全教科80点越えという目標を定めたとします。
「全教科80点越え」という目標を定めたときに、それだけではやることが明確にはなりません。
具体的に、全教科80点を超えるためにはどの分野で、どの程度点数を取らなければいけないのか、ということを掘り下げていく必要があります。
例えば、ここでは国語について考えるとしましょう。
今回の国語のテストでは、現代文、古文、漢文の3分野から、均等に出題されます。具体的には、配点は40点・30点・30点となるとします。そう考えた際に、80点を達成するためには、現代文ではどのような問題が出るか予想がしづらいです。なので、10点を落とすという想定加えます。古文と漢文では、点数を安定させることができるが、暗記できていない物があったという最悪の想定をして、− 5点まで許容する設定にします。
そう考えると、初めにやるべきは、古文と漢文の点数の安定です。ここまでブレイクダウンして、初めて実際に、どの教科書を、どのくらいこなせば良いのか、ということについて考えます。
👀「古文の句法についての練習ノートを1周する」
👀「古文単語帳を1から100まで1周する」
👀「漢文練習帳を2周する」
というような具体的な行動として、目標を定めます。
これらを、5教科7科目行うことで、実際に残り1ヵ月で自分がやらなければならない勉強量・ページ数・問題量が明らかになります。さすがに、残り1ヵ月で問題集1000問を解かなければならない、1日に換算すると約30問解かなければならない、と考えると、焦ってくるのではないでしょうか。なぜなら、今日サボることで、明日行うべき勉強量が増幅するためです。こうした焦りは、冒頭でも述べた通り、集中力を向上させるトリガーになります。焦りを味方にすることで、勉強のやる気が出ないときのモチベーションにしていきましょう。
次は、気分転換と勉強場所についての関係を話していきます。皆さん、普段勉強するときはどのような場所で勉強していますか。自分の家の部屋や、学校塾の自修室カフェなど、様々な勉強場所があります。勉強場所を深く考えた事はないと思いますが、勉強場所に関して工夫を凝らすことで、さらなる勉強効率を求めることができます。
例えば、勉強する際に、ずっと同じ場所で勉強していた事はありますか。5時間や6時間同じ場所で勉強することというのは、非常に難しいことです。これは何故かというと、脳が疲れてしまうためです。
例えば自分の気持ちの面でやる気があっても、脳が疲労を感じ始めるので、入ってくる文字や新しい知識を処理できなくなるため、勉強効率ががくっと落ちてしまいます。
ここで役に立つのが、勉強場所を変えるという行為です。脳というのは、同じことを続けているうちに疲れてしまいます。新しいことを始めることで、脳が再び活性化するため、勉強疲れを感じた際には1番手っ取り早く気分転換できる方法になっています。
例えば、自分の部屋で朝起きて勉強し続けて疲れたら、カフェに行くというのも良いでしょう。もしお金をかけたくなければ、市営の図書館や学校に行くのでも良いでしょう。
しかし、よく勉強する場所として工夫を凝らすことも重要です。例えば、自分の家の部屋を勉強拠点とする事は、多くのメリットがあります。1つに、多くの教材を移動させる必要がないため体が楽という点や、不意に調べ物をしたくなった時は、手元に参考書や辞書がすぐあるため、調べ物を後回しにしてしまうというようなことがなくなります。
また、勉強習慣というのは理屈ではなく繰り返しによって体が覚えていくものであり、自分の家の部屋を勉強場所として体に覚えさせておく事は、勉強習慣の定着にもつながります。勉強場所を変えることで、集中力が上がるといっても、普段勉強する場所が最も集中力が高くなる場所だといえます。その点で、最も過ごす時間の長い自分の家の部屋を集中力を上げる場所として用意しておく事は、有用だと考えられます。
ここまでは、勉強場所についての工夫について話してきましたが、ここでは、5分10分でできる3つの軽い気分転換について、話していきたいと思います。
先ほども述べたように、勉強し続けることによって勉強のやる気が落ちてしまう原因は、ストレスによって脳の機能が低下してしまうためです。これは姿勢等にも関係があり、一定時間経過すると、体をリフレッシュさせる必要が出てきます。その際に良いのが、ストレッチをするということです。猫背や、筋肉が凝り固まったことで、体に負担がかかり勉強効率が落ちてしまいますが、それをストレッチさせることで、意識的に集中力を上げることができます。また、ストレッチによって血行が改善されるため、脳の働きが活性化し、勉強のやる気が上がるという効果もあります。
普段勉強する際に、皆さんはどのような音楽を聴きますか。もしかしたら、音楽を聞かない人もいるかもしれません。音楽を聴くことに慣れていると、音楽をかけた方が集中できるという人もいるかもしれませんし、雑音が入ってくると集中できないため、無音で勉強するという方もいるかもしれません。
しかし、今回は気分転換という観点で、音によって気分を変える方法を考えてみましょう。例えばロックバンドのような、大きな音が中心の音楽では集中力がなかなか上がらない可能性が高いです。一方で、人間に快感をもたらすような音楽もあります。それは、1/fゆらぎに関係する音楽です。これは、音楽というより、自然音に近い音で、例えば川の流れる音や波の音などが、それにあたります。一見なんともない自然の音ですが、実際にかけてみると、集中力が上がるかもしれません。自然音だけではなく、クラシックミュージックにも取り入れられていることがあるため、こういった観点で音楽選びをしてみると、さらなる集中力の改善につながるかもしれません。
飲み物を飲みながら勉強することがあると思います。当然喉が渇きますし、飲んだ時に一息つけるため、ちょうど良い気分転換になることが多いです。ただ今回は、理論的に最高の気分転換というものを目指しているため、論文などを参考に、理論的に最高の飲み物を探していきましょう。結論から言うと、理論的に最高な飲み物の成分は、カフェインです。
カフェインを適量含んだココアが、とある実験では最も被験者の集中力を向上させ、正答数を増加させています。また、不安レベルも低下し、落ち着いて勉強をすることができる良い飲み物だと考えられています。今回はカフェインだけに注目して話をしていますが、他にも良い成分はたくさんあります。カフェインが苦手という方も多いと思いますので、そのような方は無理せず、自分に合った飲み物を飲むことをお勧めします。
ここまで話してきましたが、結局のところ、表題にある勉強のやる気が出ない時というのは、勉強に対して飽きが来た時、ということだといえます。飽きてしまった時というのは、どうしても集中力が湧きませんし、そういった際に、前の章で話した、気分転換を活用するのが効果的です。
では、具体的に人間の集中力というのは、どのぐらい続くものなのでしょうか。とある研究によると、人間の集中力というのは、連続して90分しか続かないと言われています。この90分というのは、最大値の話であり、人によってはそれ以下の可能性も大いにあります。
ここまでの章では、そもそも勉強始める前に集中力が上がらないという前提で「焦りを原動力として集中力を上げる」という話をしました。今回は勉強を始めたが、集中力が上がらない際の話をしたいと思います。
最初にも述べましたが、集中力というのは「時間」に大いに関係があります。人間は同じことを継続することでストレスが溜まってしまいます。ストレスが溜まってしまうと、脳の働きが悪くなり、新しい知識の処理や暗記能力が低下します。これによって、今までは10単語新しく読んで7単語記憶できていたのに、10単語新しく読んでも2単語しか覚えられなかったりと、繰り返し繰り返し同じことをやってしまうことになります。その結果として、勉強効率が落ちてしまい、時間を無駄に過ごしてしまいます。ただでさえ退屈に感じている単調作業を、更に勉強に対するやる気を失わせます。
しかし、自分の集中力が落ちてきているという事はなかなか実感できないものです。というよりは、自分の集中力が落ちているという事実を認めたくないがために現実から目を背けてしまい、結果として勉強効率が落ちたまま勉強を継続してしまうという状況が往々にしてよくあります。
では、どのようにしてこの集中力が落ちた状態というのを見つければ良いのでしょうか。それは、時間と進捗の管理を行うことが必要です。勉強効率というのは、勉強に費やした時間と、勧めた勉強量によって構成されます。具体的に言うと、一定時間でどの程度こなすべき勉強を勧められたのか、という比率で決まります。
これの計測のために、手元にタイマーや時計を置いておき、逐一自分が今日どこから勉強を始め、今どこまでやれているのか、ということをメモしておく必要があります。簡単なメモでも良いのです。ページ数単位でも大門単位でも可能です。この数値が落ちてきた際に、一度対策を取ってみることを考えてみましょう。
では具体的に、どのような対策を取れば良いのでしょうか。代表例としては、前の章で挙げた気分転換があります。気分転換にも様々な要素があるため、具体的に調べてみましょう。しかし、自分に合った気分転換というものが上記の中から見つからなかった場合は?
気分転換に挙げた例で共通している事は、「変える」ということです。勉強場所を変えるにも、ストレッチをするにも、飲み物を飲むにも、いちど区切りをつけて、場所だったり体勢だったり、味覚だったりを変化させることで、リフレッシュしています。これは同じことを継続すると疲れてしまう脳に対して、新しいことをすると脳を活性化させられる、という原理に則っています。
勉強する教科を変えてみても良いでしょう。教科を変えてみると、一気に使う頭が変わり、先ほどまで使っていなかった部分を活用するため、脳が休まるかもしれません。極端な例だったら、勉強道具を変えるなども良いかもしれません。すべては自分の脳に飽きが来ているための集中力の低下です。自分に合った方法で変えてみて下さい。
ここで1つ、ゲームは気分転換になるのか、という疑問があります。よく勉強と勉強の合間にゲームをやって、リフレッシュをするという系統の話を聞きますが、一方で、ゲームのような時間を取るものは、長時間やりこんでしまう中毒性があるため勉強の妨げになる、というような意見もあります。これはどちらが正しいのでしょうか。
実際にどちらが正しいと言った理論的な回答は、私には出せません。しかし、ここでは私の1意見として、意見を交えながら回答していきたいと思います。
結論としては、ゲームは目標達成までの分量と残された期間の比率によって、控えるべきか否かが決まると考えています。例えば、時間がある程度ある場合は、ゲームをするのは他の気分転換にも勝っていると考えます。なぜなら、気分転換にゲームをやる人というのは、自分の中で最も今やりたいことがゲームである可能性が高く、自分のやりたいことをその瞬間やることで、ストレスをゼロにすることができるためです。
ストレスが脳の疲れの原因になるため、脳の集中力を上げるという点では、最適な答えだといえます。
また、ゲームをやめるタイミングですが、勉強同様、ゲームをやるにも頭を使い頭を使い、最終的には必ず飽き、集中力の低下が訪れます。そうした際に、だんだんとゲームのやる気が失われてきてしまい、自分の最もやりたいことのやる気が出てこなくなると、だんだんとやらなければいけないことに対するやる気が上がって来ます。
こういった自然なやる気の上がり方は、長時間続く集中力にもつながるため、オススメです。一方で、目標に関してやらなければいけないことに対して、時間が短い際には長時間時間が奪われてしまうゲームはあまりお勧めしません。目標達成というのが、あくまでも私たちの最終的な目標であるため、それをないがしろにする気分転換方法というのは、本末転倒だと言えます。5分10分でできる短い気分転換を、コツコツとこなすことで、集中力をできるだけ継続させましょう。
いかがだったでしょうか。今回の記事では、そもそも勉強をやる前からやる気がわかない場合と、勉強を始めたけれどもやる気が低下してきた場合の2つの状況に対して、それぞれやる気のあり方を提案させていただきました。どんなに天才でも、どんなに勉強に慣れた人でも、必ず勉強に対してやる気がわかない瞬間というのは訪れます。
その瞬間に、「どういった行動をとるか」そして「どの程度集中力を継続できるか」、というのが1つ、勉強ができる・できないを分ける分岐点になっています。この記事を参考に、結果を上げる方向に皆さんを導けたなら幸いです。
現役一橋大ライターU
家庭教師ファースト登録家庭教師。一橋大学 商学部在学。塾講師の経験もあります。