家庭教師ファースト教育コラム勉強のコツ

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【試験前の準備】試験を無事に乗り越えるために必要なこと<4選>

  • 勉強のコツ
  • 2022.01.04
  • 現役阪大生ライターS

人生において「試験」は何度も訪れます。
学校の定期テストはもちろん、中学受験・高校受験・大学受験のような受験であったり、TOEICや英検などの資格試験、就職時の試験や大人になってからも続きます。
そのような試験を乗り越えるために、試験前に準備しておく大事なポイントを、現役阪大生の筆者が解説します。

試験からは逃れられない

試験からは逃れられない

私はこれまで幾多の受験や試験を経験してきました。
特に高校受験の時には第一志望が難関であるということもあり、5校ほど併願で出願していたので1月と2月は色んな所に飛び回っていました。
奈良県に行ったり岡山県にいったり…高校生に上がってからは模試を受ける機会がかなり増えました。高3に上がってからは月に1つの模試があるレベルでした。
 
大学に上がってからも試験からは逃れることはできません。
中学高校時代と変わらず中間試験・期末試験はあるし、さらには就職を見据えての資格試験の勉強なども欠かせません
。私は理系の学生ですが、自分の身の回りでその流れは顕著で、TOEFL・TOEICや英検といった英語系の試験で高得点を目指す人は自分を含めて多いです。
他にもFEなどのIT系の資格を取る人や簿記などの利便性の高いものを目指している人もいます。
 
資格試験の勉強をする理由としては、自分は入りたい企業が多国籍企業であることで、友達に聞くと「とりあえず選択肢を増やしておきたいから」と言っていましたね。
今の時代で、特に日本においては、自分のやりたい且つ自由度の高い仕事に就くためには、学歴や資格をはじめとしたステータスを持っておくことはほぼ必須と言って良いと思います。
学歴を獲得するには言うまでもなく入学試験を突破する必要があります。
 
このように社会を生き残っていくためには、様々な「試験」と向き合うことは避けられないのです。
その試験を突破するためには、もちろんそれ相応の勉強が必要となるのですが、それ以上に根本的に重要なことが実は4つあって、それは「生活習慣」、「事前調査」、「食事」、「持ち物準備」なのです。
ざっくりと私がこの記事で言いたいことは、食事が疎かになると勉強したことを正しく脳で処理できなかったり、生活習慣の管理を怠るとそもそも試験を受けられなかったり集中力や体力が大幅に低下した状態で臨むことになったりと、自分のポテンシャルを出し切れなくなってしまうということです。
 
言ってしまえばとても単純なことなのですが、過去の私含めこれらを徹底している人は意外とそこまで多くはありません。
つまり多数の入試や資格試験の受験生は、本来発揮できる100%のパフォーマンスを出していないことになります。
 
そこで今回の記事では色んな種類の「試験」を例にとって、自分がどういう風にそれを乗り越えて来たかという体験談を基にした突破方法を紹介していきたいと思っています。
まずは私の過去の試験の失敗談を、それら4つの観点から話していこうと思います。

私が過去に失敗したと思う試験の事前準備

私が過去に失敗したと思う試験の事前準備

TOEIC

1つ目に紹介するのは、英語系の資格で最も有名であろう「TOEIC」での失敗談です。
私は過去に3回この試験を受けているのですが、その内2回でかなり大きな失敗をやらかしてしまったことがあります。
 
まず1回目の失敗は、TOEICの初受験時のことでした。
受験したのは夏休み中だったのですが私は習慣的に夜遅くまでゲームをやってしまっていたのです。
試験の勉強はちゃんとやっていたのですが、その分のストレス解消目的や自分の中での報酬としてゲームを若干過剰な時間プレイしていたため、当然布団に入る時間も遅くなっていきます。
その頃は夜中の2時過ぎに布団に入ったらスマホでもゲームをして結局寝付くのは3時の手前とかになり、起床時間も10時を回ることが多くなっていました。
 
これはいけないと思いながらも結局この習慣は試験直前まで治らず、TOEIC前日の夜にも寝たのは実質的に午前3時ごろでした。
TOEIC会場の集合は10時前だったので、私は早起きする必要がありました。
会場まで自転車で40分くらいかかるので、いつもより1時間半も早く起きて準備をしました。
睡眠を削っているので起きたときにかなりダルく感じ、頭もどこかボケーっとしていました。
そして自転車をこいでいくのですが、これがメチャクチャしんどかったのです。
夏の一番暑い時でしたし、会場までの道も坂が多く、何より疲れが取れていない体にとってはとんでもない負担がかかっていました。
 
そして結局会場についた頃にはもうヘトヘトになっていました。
試験が始まってから集中しようとしても、勉強しているときの集中状態に持っていくことができませんでした。
家で勉強しているときは、十分睡眠をとって激しい運動もしていなかったからでした。
特にリスニングの聞いた内容を忘れてしまった時は自分の行いを恨みました。
予想通り試験の結果は、いつも勉強していた模試の結果で予想していた点数を約50点も下回る結果になりました(ちなみに受験者平均点はいつも通りでした)。
これが最初の失敗です。
 
2回目の失敗はこれとは異なった失敗でした。
TOEIC初受験時の失敗を活かし、私は生活習慣を改善して、そして電車で会場まで向かうことになりました。
電車はいつも学校で行くときに乗ってるし心配ないよね、という風に考えていました。
当日の朝になって私は会場の最寄り駅までの行き方を調べました。
検索エンジンで出発駅と到着駅、出発時刻を入れれば自動で出てくれます。
そこで私は乗ったことのない路線に乗り換える必要があることに気が付きました。
「○○線?□□行きってどれの事なんだろう…」
いけば分かるかなと思ってあまり気にしていませんでした。
しかし乗り換えの駅はいくつのも路線の経由駅となっており、方向音痴で電車も通学以外でほとんど乗らないので、案の定迷ってしまいました。
 
ここからは語るのも虚しいのですが、結局電車に乗る時間が予定から20分以上ズレて会場に3分遅刻し、試験を受けることはできませんでした。
約6500円の受験料が無駄になった時の悲しさは忘れられません。
 
これらがTOEICでの私の失敗です。
おそらくみなさんが予想していたものを凌ぐようなものだったのではないでしょうか(笑)。
失敗のすべては自分の「生活習慣の乱れ」と、「事前調査」の不備によるものに起因しています。

大学受験の模試

大学受験には、ある特定の学校への志願者のためだけの模試というのが活用されています。
私も現在通っている大学の模試を受けたことがありました。
この模試は数回受けたのですが、初めて受けたときにかなり痛い失敗をしています。
 
この試験は集合時間が早く、朝の8時50分には席についている必要がありました。
会場までは結構遠く、朝7時には起きなければならなかったのですが、当日私は7時半前に起床しました。
私は慌てて朝ごはんも食べず、財布も忘れた状態で家をでていました。
定期券をタッチしてカバンにしまう時に財布がないことに気づき、お昼どうしようかとかなり焦りました。
なぜなら模試は夕方まで続くものだったからです。
 
そして会場に到着。ギリギリ間に合ったのですが、朝食を食べていないので頭が全然はたらいてくれません。
自分の席さえまともに判断できないでいました。
やがて試験は始まりましたが、案の定まったく集中できず、ただそんな自分にイライラする時間が続きました。
 
昼食の時間になり、私は近くにいた知り合いにお金を貸してはくれないかと言いましたが、その人もあまりお金を貸したくないらしく、なけなしの300円を貸してくれただけでした。
本当は牛丼の大盛りを食べたかったのですが足りないので、私はコンビニに走ってそのお金で飲み物とパンを1つ買って食べました。
しかしその後待ち構えていた理系科目に使うためには程遠い量のエネルギーしか得られませんでした。
結局最初の物理を解いたくらいでまた腹ペコになって午前と同じ状態に陥っていました。
模試でいい結果が出なかったのは言うまでもないでしょう。
 
これが模試での一番の失敗でしたね。
空腹には勝てないのだと痛感しました。
私の「食事」の怠りによって試験は残念なものとなってしまったのでした。

大学入試本番

最後に紹介するのは、あろうことか入試本番でやってしまった失敗です。
その日は上の2つのような失敗はしないように万全に対策をしていました。
電車も間違えずに乗れましたし、きちんと朝食を取って、事前にお昼ご飯をコンビニで買っていました。
しかし私はそうして順調に試験会場に辿り着いたときに気づいたのです。
 
時計がないことに。
 
これは終わったなと思いました。
過去問や模試の時にも常に時間は図って解いていましたし、自分に時間感覚がないために時間配分が下手なのも知っていました。
焦った私は、なんとか時計を貸してもらえないか監督者に頼み込みましたが、結局ダメでした。
ただ、試験中に挙手をして経過時間を質問することはできたのでそれでなんとか間に合わせました。
それでも時間配分は当然前違えることになるので、得点はいつもより若干低くなってしまいました。
 
受験票を忘れるなどという人生の終了と同等のミスはしませんでしたが、やはり本番で忘れ物をしてしまうと、かなりメンタルに影響するのだということですね。
これが3つ目の失敗である「持ち物準備」でした。

試験を無事に乗り切るための準備【生活習慣編】

試験を無事に乗り切るための準備【生活習慣編】

さて、私はこのような失敗経験を通して自分に何が足りなかったかを反省し、そして何が必要かをいうことを分析して最近の試験を乗り越えています。
いまだに凡ミスはしてしまうものの、紹介したような致命的なミスをすることは無くなりました。
このプロセスを活かしてみなさんに試験を無事に乗り切って頂くために特に意識してほしいことを、初めに触れた4つの種類に分けて書いていくことにします。
 
まず必要なことは「生活習慣」です。
私の場合は就寝時間が試験に合っていなかったために当日バタバタしてパフォーマンスを出せませんでした。
他にもさまざまな生活習慣があると思います。
 
もちろん人によって異なりますが、例えばお風呂に入る時間やその長さです。
AさんとBさんという二人がいたとして、どちらも12時にベッドに入るとしましょう。
Aさんは仕事が終わって家に帰るとすぐにシャワーを浴びて夕飯の支度をします。
Bさんは見たい番組があるので、家に着いたらまずテレビをつけて買ってきた弁当を食べながらのんびりとした時間を過ごします。
それからお風呂を沸かしてゆっくりと浸かる、という生活をしているとしましょう。
Aさんはおそらく7時過ぎにシャワーのみを浴びており、Bさんは9時くらいにお風呂に入り、数十分湯船につかっていると思います。
この2つを比較したときに、疲れがより取れて次の日に良いパフォーマンスを発揮できるのはどちらでしょうか。
 
他には間食なども人それぞれでしょう。
私は高校生の時によく学校帰りに色々と買い食いをしていました。
夏の暑いときにはスーパーでアイスを、冬の寒いときには学校の近くでたい焼きを買っていました。
学校が終わるのが4時過ぎなので、大体4時半ころに間食を摂っていたことになります。
みなさんはどのように間食を摂っていますか。
私のように夕方に食べる人もいるでしょうし、中には全く間食を摂らない人もいるでしょう。
試験でパフォーマンスを発揮するために、どのように間食を生活の中に組み入れるのが最適なのでしょうか。
 
今回は「睡眠」、「入浴時間の長さ、時間帯」、「間食」の3つに絞り、パフォーマンスを発揮するために重要である、「疲れをよく取る」ことに注目して解説することにします。

睡眠

1つめに「睡眠」について考えます。
はじめに問題になるであろう睡眠の時間については、ご存じの方も多いと思いますが、1時間半の倍数時間だけ寝るとスッキリと起きられます。
これには明確な科学的根拠があって、人間の睡眠の周期がこの時間だからです。
 
ヒトの睡眠にはノンレム睡眠・レム睡眠という2つの種類が混在していて、前者は体を大きく休めている深い眠りで、後者は意識が起きている状態に近づいている浅い眠り、と理解してもらえれば大丈夫です。
人間の眠りはこの2つによって交互で周期的に構成されています。
まずレム睡眠から入って、次に深いノンレム睡眠へと進んでいきます。そして徐々にレム睡眠に切り替わっていき、一番浅い睡眠に戻ってくる、という一連のプロセスにかかる時間の平均が1時間半という時間なのです。
(これには生物的な本能が関わっているものと思われており、定期的に周囲の音に注意を払えるようにしたのではないかと一部では言われています。)
つまり1時間半の倍数倍寝ることは、丁度最も浅い睡眠状態で起きることを意味しているので、その分体への負担がすくないタイミングでスッキリと一日を始めることができるということなのです。
 
また、1時間半の何倍を取ればいいのかということについては、個人的にはこれを5倍した7時間半をおススメしておきます。
これは単純に個人の経験則からきていることなので、人によっては6時間が最適ということもあるでしょう。
ただ4時間半まで削ってしまうと、そもそも3回の周期では脳の整理・筋肉の回復が追い付かず、疲れが取り切れませんし、9時間寝てしまうのも過剰睡眠状態になって脳が起動するまでに時間がかかってしまったりすることがほとんどなのでやめた方がよいでしょう。
(一部のショートスリーパー・ロングスリーパーという分類に入る人は、これらの睡眠時間が最適らしいです)
 
次に睡眠をいつ取るべきかという問題ですが、これは試験の時間から逆算して調整したらよいと思います。
例えば9時集合の試験が控えており、準備や移動時間などもろもろ考えると7時半に起きるべきだとします。
この時間から睡眠時間を減じることで、ベッドに入るべき時間を導出できます。
7時間半睡眠をとる人なら、寝付くまでの10分くらの時間も考慮して11時50分がベストでしょう。
これは完全に試験時間に合わせて調整しましょう。
睡眠を調整するためには自分は約3日かかります。
調整を始める1日目はしんどいことが多いですが、これは正直自分との闘いです。
乗り切るコツとしてはハードな仕事をしないことによってその日のエネルギー使用量を抑える、机に突っ伏して昼寝をとることで睡眠時間を少し補う、ベッドに入れないようにしてガッツリ寝てしまうのを防ぐことです。昼寝の長さは30分くらいが最適です。
 
睡眠のクオリティを上げるためのコツについてもいくつか紹介しておきます。
初めに、睡眠前1時間は液晶から出る光を浴びないことです。
特に目に入るとブルーライトという脳を覚醒状態にする光によって睡眠状態の悪化につながります。
さらに日中に運動をしておきましょう。
個人的に筋トレやランニングなどある程度の負荷のある運動をオススメします。
ウォーキングではあまり効果がなかったのでオススメしません。
大体これらができていれば十分でしょう。

入浴

さて、2つ目の「入浴」の話に移りましょう。
まずはきちんと浴槽に浸かる入浴の仕方がいいのか、シャワーで体を流すだけでいいのかという話ですが、これは圧倒的に前者です。
疲れの取れ方が本当に全然違います。
科学的な根拠としては、体温の上昇がしっかりできるので血行が良くなったり、体温の低下がしっかり行われたりすることが挙げられます。
 
ではどれだけの間湯船につかるのが良いのでしょうか。
これの最適時間は約15分が普通です。
より具体的には5分・5分・5分に区切るとよいでしょう。
これは私の実践していた方法で、温泉に行ったときに教えてもらった入り方を参考にしています。
15分ずっと湯船に浸かっていると血行が良くなりすぎてしまいます。
つまりリラックスしている域と通り過ぎて、激しめの運動をしているかのような状態になってしまうのです。
これを防ぐために時間を3つに区切ってリラックスする時間を増やすのは理にかなっています。
ただし、これは人によりけりだと思うので、色々な時間の組み合わせを試してみるのが良いと思います。
 
さらには入浴の時間をいつに設定したらいいのかという問題もあります。
AさんとBさんのどちらが良かったのでしょうか。
結論は睡眠のクオリティの観点から、ベッドに入る時間の2時間前頃にお風呂に入ることが最適です。
お風呂を入った直後は体温が上がって血行が活発になっています。
つまり体としては運動をした後のような状態になっているので、睡眠に入ろうとしても入れないくらい覚醒した状態になっています。
この血行が抑えられる、つまり体温低下のピークになる時間が、入浴後約2時間なのです。
これも個人差があるそうですが、自分の体温低下のピークを知る方法は簡単で、一番眠くなるタイミングです。
例えば8時半にお風呂から上がって10時に一番眠くなったのなら、その人の体温低下のピークに達するまでにかかる時間は1時間半です。
私もこれを約1週間測定して2時間ちょっとという結果になりました。
みなさんも自分で測ってみることをオススメします。

間食

最後に間食について考えてみましょう。
実は私は実際のところ間食についてあまり深くは考えていませんでしたが、これだけは避けるべきだといったやり方は見つかったので紹介したいと思います。
 
まず1つ目としては、間食をたくさん食べるのはやめた方がいいです。
ものをお腹にいれようとすると、それを消化するためのもろもろの消化器官が活性化します。
例えばタンパク質を消化するには胃や腎臓などから消化酵素を分泌させる必要があるので、胃や腎臓はその時間働いている必要があります。
なのでたくさん食べるためには、その分消化器官たちにたくさん働かせなければなりません。
臓器たちも一日の労働量は決まっていて、それを超えると彼らはもたれてしまったり癌につながったりしてしまいます。
例えばポテトチップス一袋とかチョコレート一箱とかもそこそこ多めなので、この半分の量までに減らすべきでしょう。
 
次は、寝る前は間食を摂らないようにすることです。
前述のとおり、物を食べると消化器官が活性化します。
そしてこの活性化が収まって休まるまでにはある程度の時間を置かなければなりません。
では寝る前にこれをするとどうなるでしょうか。
臓器が休まるまでにかかる時間が睡眠の後にくることになりますから、睡眠後でも数分は臓器が活性化状態になっていることになりますね。
それによって睡眠は妨害されてしまい、結局寝付きが悪くなってしまうのです。
寝つきが悪くなると睡眠全体のクオリティも落ちるため、結果として寝る前の間食によって、身体の回復は一定割合阻害されることになります。
 
逆にこの2つのことを避けることができれば、間食はある程度自由にとっていいと思います。
自分も最近は朝起きてバナナを食べたり、夕食後2時間くらいにプロテインを取ったりしていますが、特に身体的な疲れや異変はありません。
 
ここまで長くなってしまって文章の構成が複雑なので、要点だけ改めてまとめておきます。

睡眠
・1時間半の倍数時間とる。7時間半がオススメ
・睡眠時間は試験の時間から逆算して設定する
・睡眠前の液晶操作は避け、日中に運動をする
入浴
・できるだけ浴槽につかる
・5分×3セットで入る
・睡眠前約2時間に入浴する
間食
・たくさん食べるのは避ける
・睡眠前の間食はNG

試験を無事に乗り切るための準備【事前調査編】

試験を無事に乗り切るための準備【事前調査編】

2つ目に重要なこととして「事前調査」があります。
私の失敗談では、普段乗っていない路線の電車に時間通り乗る事ができなかった話をしました。
このように試験会場に着くまでの道のりを把握していないと当日そもそも試験が受けられないという事態に陥ってしまいます。
これを防ぐために、私が大学入試本番や、三回目のTOEICテストで行ったいくつかの事前調査の内容をご紹介します。

試験会場までの行き方

まずはやはりこれになります。
私は大学入試本番の約1か月前に、その試験の時間と同じ曜日の同じ時間に同じ電車に乗ってシミュレーションを行いました。
するとやっぱり乗り換えの路線で一本逃してしまったのです。
その駅のホーム間の移動は走らないと電車が出発してしまうようになっていたのです。
これを活かして本番では、乗り換えの駅に着いた瞬間にダッシュすることで、無事電車に乗ることができました。
他にもいろいろな気づきを得ることができます。
例えば予想以上に混んでいたり、最寄駅から会場まで、徒歩○○分と書かれていた時間よりも早くついたりしたことです。
 
こういった予行演習を行ったことで、試験前日の夜に会場までの行き方を詳細にシミュレーションすることができましたし、緊張や不安も軽減されました。

試験会場の構造

TOEICを受けたときの会場が市内の大学だったのですが、そのキャンパスがかなり広くて迷いかけたことがありました。
正門に到着してからはところどころ誘導のパネルは設置してあったのですが、私が間違った入口に到着してしまったばっかりに、会場とは遠く離れた敷地をウロウロして時間を無駄にしたことを覚えています。
 
TOEICに限らず、様々な資格試験や入学試験は会場が大学や高層ビルといった、かなり複雑な構造をしている建物であることが多いです。
会場を間違えてしまったり、入る場所を間違えたりしてしまうと大きなタイムロスにつながり、定刻に間に合わないかもしれません。
 
なので事前に一度その建物を訪れて、どこで試験が行われるのかを把握しておくことはとても重要です。
私は入試会場となる大学に電車で下見に行ったときに、建物の多さにびっくりしたのを覚えています。
地図を見てもよくわからないくらい、大学というのは広いものなのです。

試験を無事に乗り切るための準備【食事編】

試験を無事に乗り切るための準備【食事編】

3つめに大切なことは、きちんと「食事」をとることです。
私は食事を抜いてしまったことで、試験でのパフォーマンスが大きく低下してしまいました。
食事での栄養バランスも大切ですし、何より一日に三食食べることで勉強中の集中力を保ったり日々のストレスを軽減したりすることができます。
そこで私が試験前によく食べている朝食を紹介していこうと思います。

朝食

・1.たまごかけご飯
・2.納豆
・3.アサリ入り味噌汁(白みそ)
・4.鮭 or サンマ+大根おろし
・5.きゅうり一本(毎回ではない)

まずご飯に卵をかけて食べます。
本当はたまご焼きを作りたいのですが、結構手間がかかるのと洗い物がたくさん出てしまうこと、さらに日によって出来栄えにムラがあるので生卵をご飯にかけてタンパク質を取っています。
 
次に納豆ですが、これは非常にオススメです。
そもそもとして大豆という食材が勉強に対してメチャクチャ優秀です。
レシチンという物質が多く含まれていて、記憶とか脳のキャパシティ拡張に役立ってくれます。
私は納豆を中学から食べ始めたのですが、成績が上がりだした時と重なっているので、少なからず納豆の恩恵があると思います。
ただ難点としては匂いや触感が独特で苦手な人が多いことで、そういう人は冷奴などで代用するのがいいと思います。
 
3つ目のアサリですが、これも体調維持には欠かせません。
鉄分などのミネラルが豊富で、ビタミンB12も多く含まれているので血液をサラサラにして貧血や頭痛を防ぐことができます。
そこまで値の張る食材ではいので、毎日の味噌汁に入れてもよいと思います。
 
4つ目には魚を食べましょう。
魚がビタミンをはじめとするDHAやEPAなどの栄養の宝庫であることはご存じかと思います。
普段は鮭を食べていますが、秋になるとサンマを食べます。
理由は美味しいからです。旬のサンマほど美味しい魚はありません。
塩焼きにして大根おろしを乗せてたべると最強です。
 
5つ目のきゅうりは夏によく食べています。
漬物にするのもいいかと思いますが、個人的には丸かじりして食べています。
そのままでもみずみずしく癖のない味なので、暑い季節で上がり切った体温を大きく下げてくれます。

昼食・夕食

昼食や夕食も詳しく紹介したかったのですが、文字数の都合上軽くだけ書いておきます。
昼食は大学の食堂で取っていますが、よく頼むのはかき揚げうどん、カツカレーです。
この季節はほとんど前者ですね。
お昼休みはあんまり時間がないというのと、たくさん食べると眠くなってしまうからという理由があります。
 
夕食にはよくお粥を取っていました。
病人のような食事と言われるかもしれませんが、胃への負担の低さがトップクラスなので体調管理が簡単ですし、腹持ちもよく試験前では選択することがとても多いです。
作るのが簡単でバリエーションも豊富ですしね。
 
朝食は栄養をたくさん摂れるように割とガッツリ食べる献立にし、お昼は腹七分目くらいですぐ食べられるもの、夜はできるだめお腹にやさしく且つ腹持ちのよいものを選択するのがコツです。
またくどいようですが、どの食事も絶対に抜かないようにしましょう。

試験を無事に乗り切るための準備【持ち物準備編】

試験を無事に乗り切るための準備【持ち物準備編】

最後に必要なことは前もって持ち物を準備しておくことです。
こんなの当たり前じゃないか、という人もいるかと思います。
その通りです、当たり前なんです。
でも頭の中ではわかっていても、ついつい忘れ物をしてしまうことはないでしょうか。
私は本当に頻繁に忘れ物をしてしまっていました。
何なら今でもたまにしてしまうのですが、以前よりは減っています。
どうやって忘れ物の量を減らしたか、2つのコツがあるので紹介しようと思います。

チェックリストを作っておく

1つ目はきちんとチェックリストに持ち物を列挙しておくことです。
いくら頭の中で「当日は○○をもっていかなきゃ」とわかっていても、試験当日の朝の時間のないときには十中八九考える余裕がなく、なんなら睡眠の最中に忘れてしまっているかもしれません。
確実に忘れ物をしないために、試験前夜・当日の朝の2回分、紙やメモアプリなどなんでもいいのでチェックリストを作っておいてください。
そうすると「○○カバンに入れてたかな?」「○○どこいったっけ?」などと当日にハプニングが発生することはなくなります。

試験当日の流れをシミュレーションする

チェックリストを作ってからの話になるのですが、そのチェックリストを踏まえて「試験当日に自分がどういう行動を取ることになるか」を頭で考えておきましょう。
きっとチェックリストから抜け落ちていたものが発見できると思います。
 
私はこの2つの事を実行してから忘れ物が大きく減りました。
最近の自分の忘れ物は、別にあってもなくてもいいようなものばかりです。
試験に大きく関わるような忘れ物はなくなると思います。

まとめ

オープニングでもお話ししましたが、人生というのはある種試験の連続のようなものです。
つまり試験で生き抜いたものが人生を制していくことになります。
この記事で紹介した4つのことに注意して、そしてぜひ内容を参考にしていただいて、みなさんが良い人生を進んでゆくことを願っています。

この記事を書いたのは

現役阪大生ライターS

家庭教師ファーストの登録教師。大阪大学工学部に在学中。中学時代から独学で私立TOP校・大阪大に合格。

著作・制作

家庭教師ファースト/株式会社エムズグラント

『質の高いサービスを、良心的な価格で』をモットーに、全国で20年以上家庭教師を紹介しています。実際に担当する教師による体験指導受付中。教育に関する相談もお気軽に。

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