
家庭教師ファースト教育コラム勉強のコツ
家庭教師ファースト教育コラム勉強のコツ
家庭教師ファースト教育コラム勉強のコツ
中高生の最も大きな悩みの一つと言っても過言でないのが、部活と勉強の両立でしょう。筆者も高校の時は二つの部活動を兼部して、部活動を引退するまで平日はずっと部活、休日は大会という部活づけの毎日を送り、兼部していた二つの部活動で、共に全国入賞を果たすことができました。一方学業の面では現役で東京大学に合格することができました。筆者が部活と学業の両立を果たせたのは、これからご紹介する科学的研究に裏付けされた三つのポイントを意識できたからだと思っています。読めば明日から役に立つこと間違いなしですので、ぜひ最後までお読みください。
なお、勉強の事でお困りの際には是非私たち家庭教師にもご相談ください!
この記事の目次
よく部活動と勉強の両立は難しいと言われます。「よほど才能がない限り不可能だ」とまで思っている人もいるぐらいです。しかし、筆者は「誰でも部活と勉強の両立は可能である」というふうに考えています。その理由を少し書かせていただきたいと思います。
まず、なぜ部活動と勉強の両立が難しいと言われているかを少し考えてみましょう。よく挙げられる理由としては「部活動に割く時間はかなり長く、その分の時間を勉強に当てられないから」というものでしょう。確かに、筆者も高校時代平日は三時間ほど練習があり、休日は大会によって一日中時間を潰されるので、勉強する時間は帰宅部の生徒と比べて短かったです。部活によって疲れた状態で勉強するということは、非常に困難であり、部活が終わったあとの時間を勉強時間に充てることはなかなかできないと思います。この勉強時間が確保できないというのは、部活動をする上で確かにマイナスポイントとして存在します。
しかし勉強時間は本当に大事でしょうか。このように書くと「もちろん大事だろ」、とか「筆者は気が狂ったのか」というふうに思われたかもしれません。しかし、このように書くと色々と誤解を招いてしまうかもしれませんが、筆者は「勉強時間は成績にほとんど影響しない」というように考えています。
まずなぜ世間では「勉強時間が大事である」というように思われているのかを考えてみましょう。筆者は、「勉強は学んだ量だけ成績が上がる」と思われていることが原因なのではないかと思っています。つまり「学んだ量=勉強した時間」というふうに捉えられ、勉強した時間が多ければ多いほど成績が上がるから、勉強時間が大切というふうに思われているのだと思います。
しかしこの考えには色々と抜けているところがあります。例えば、もうすでにわかっている問題を何回も解くのと、解けるかギリギリの問題を悩みながら解くのでは、同じ時間勉強したとしても得られるものは変わってくるでしょう。何が言いたいかというと、勉強時間のみを絶対視する考え方では、勉強の効率という考えが抜け落ちているということです。
よく勉強法などを紹介する記事、本では上記の勉強の効率を意識した上で「成績=勉強時間×勉強効率」などと書いてあることが多いと思います。つまり、勉強時間も大切だけど、勉強効率を上げるための勉強法の工夫は必要ということですね。この考えは確かに勉強法の重要性を語る上でわかりやすく、いい式になっていると思います。
しかし、筆者はこの考えさえ間違っていると思っています。筆者が提唱したいのは、
最低限の勉強時間を超えた場合:成績=勉強法
最低限の勉強時間を超えていない場合:成績=勉強時間×勉強法
という考えです。
この考え方の根拠となっているのは、大規模なメタ分析を行った論文(Brooke N. Macnamara1, David Z. Hambrick2, and Frederick L. Oswald3,2014)です。メタ分析とは、過去に行われた研究結果をかき集め分析するという、簡単に言えば分析された結果をさらに分析することで、あるものによる効果がどれくらいかというのを正確に見積もろうとする分析のことです。この論文では様々な分野でどのくらい練習時間(勉強時間)が成績(学力)に影響しているのかを調査しました。
この論文では様々な分野において衝撃的な結果が出されているのですが、特に勉強の分野においては、より衝撃的であり、なんと「勉強時間は学力に4%しか影響しない」ということがわかったのです。つまり、勉強時間をいくら取ろうとも、成績の伸びには限界があるということです。
この調査で誤解していただきたくない点は、勉強時間0時間の人と勉強時間100時間の人を比べて4%としか成績に差はないと言っているのではないということです。この調査では、最低限の勉強時間はとったとみなされる人たちを対象にメタ分析しています。具体的には、定期テスト対策として、50時間勉強した人と100時間勉強した人の差が最大4%しか生まれないというように捉えていただければ良いかなと思います。
話は戻りますが、この調査をもとに筆者は
最低限の勉強時間を超えた場合:成績=勉強法
最低限の勉強時間を超えていない場合:成績=勉強時間×勉強法
という意見を述べました。ある程度の時間勉強すると、勉強時間が成績にあまり関与しないということはご理解いただけたと思います。では、なぜ最低限の勉強時間をすると、勉強量=勉強法と言えるのか説明していきたいと思います。
先ほどの調査とは別の調査で、勉強の成績はどのような要素から成り立つのかというような調査は様々あります。その中で、勉強の成績を決める要素として最も大きい要素の一つとされているのが、勉強法なのです。他にも大きい要素としては、勉強に対する考え方というものがありますが、これは勉強法を改善することでともに改善できる可能性が高いです。これは勉強法を改善することで成長マインドセットになることによる効果が見込めるからです。成長マインドセットについて詳しく説明したいのですが、文字数の都合で省略させていただきます。詳しく知りたい方は「マインドセット「やればできる!」の研究」(草思社)などをご覧いただけたらと思います。
今科学的には、勉強法、そして勉強に関する考え方、最低限の勉強時間を取ること、という三つの要素で成績は6割〜8割決まるとされています。他の成績を決める要素としてはI Qや学習環境など自分では変えられないものが並ぶので、上記の三つを意識するのが得策だと思います。最低限の勉強時間は普通にテストのたびに勉強し、そして受験のために部活動引退後頑張れば確保できますし、先ほど述べた通り、勉強法を変えると勉強に対する考え方も変わってきます。そのため、結局は勉強量=勉強法と言えると思います。
前章で勉強時間はあまり成績に関与しない、そして勉強法が重要だということを書かせていただきました。しかし、この記事を読んでいる人は「いわゆるガリ勉タイプの勉強時間多い人の方が成績高いのだけど」などと思っている人も多いでしょう。私も部活動を3年生の夏に引退するまで東大模試などでD判定だったので、「勉強時間を増やしたほうが成績は伸びるのでは」などと思っていました。
「部活動を本気で頑張った生徒は、帰宅部に比べて受験の直前まで伸び、しかも伸び方が凄まじい」という言葉を聞いたことはないでしょうか。これはよく先生が言われることだと思うのですが、この言葉ほど、部活動を行っている生徒の実情を表している言葉はないと思います。
どういうことかというと、「部活動を一生懸命行っている生徒は、引退するまで最低限の勉強時間さえ確保できていない」という事実があります。つまり、部活動を行っていない生徒は部活動を行う生徒に比べて勉強時間は多いので最低限の勉強時間を確保しやすく、早い段階で「成績=勉強法」という段階になります。この段階では、勉強法を変えない限り、大きく成績が上がるということはないので、成績はなかなか伸びなくなります。しかし、部活動を行っていたりして、勉強時間が十分に取れていない生徒よりは、成績は高くなる傾向にあります。
一方、部活動を一生懸命行っていた生徒は「成績=勉強時間×勉強法」という段階にいるので、勉強した分だけ伸びていきます。部活動を一生懸命していた生徒ほど、勉強時間は部活を引退するまでは少ない傾向にあるので、勉強時間がいきなり増える受験期に入るととてつもない伸びが生じます。しかも、最低限の勉強時間に辿り着くのが、受験直前になるので、最後まで伸びる傾向にあるというわけです。
そのため、今この記事を読んでいる皆さんが「勉強時間を増やせば増やすほど成績があがる」と誤解していたとしても、それは仕方がないと言えます。現実的には、「部活動をしている間は勉強時間を十分に取るのは難しく、部活動中は勉強をすればするほど成績が上がる」というのが、先ほどのべた勉強時間の研究との相違点であると思います。
それでは部活動と勉強を両立する上でのポイントを三つ述べていきたいと思います。どれも大切なポイントであると思うので、ぜひ最後までお読みください。
この「取捨選択をする」というのは一番難しいことだと思います。先ほど現実との相違点の章で述べましたが、部活動をしている間は十分な勉強時間を確保することはできません。まずその現実を受け入れましょう。つまり、帰宅部など、時間がある人たちと同じことを勉強しようと思ったら勉強時間の分だけ負けてしまいます。そのため、時間がある人たちと比べて、勉強する内容を絞らなければいけません。
ここでいう「内容を絞る」というのは「ヤマを張れ」とかいう類ではありません。自分の目標を考え、優先順位が高いことだけを行えということです。例えば筆者は褒められたことではありませんが、一年生の時から勉強時間が足りてないことは気づいていたので、定期テストで生物、現代社会を捨てました。筆者は東大しか目指していなかったので、大学受験において推薦を考えておらず、定期テストの成績は正直どうでもいいものでした。そのため受験に使うであろう、国語、数学、地理、物理、化学、英語の科目以外は定期テストでも一切勉強しませんでした。
国語、数学、地理、物理、化学、英語でも、定期テストに受験に役立ちそうにない範囲(例えば英語の教科書の長文を暗記することが前提の問題など)が出題されるときにはその範囲は一切勉強しませんでした。もちろんここまでするには、かなり勇気がいると思います。実際筆者は、何人かの先生とは意見が対立してしまいました。しかし、一生を考えたときに、先生の機嫌を取るために、自分の目標を叶えられなくなるよりは、自分の目標のために時間の都合上できないものを捨てるという決断をするのは間違っていないと思います。
取捨選択をする上で大切なことが、まず自分の目標を明らかにすることです。先程あげた筆者の体験では「東大に入る」という目標をもとに勉強する教科を絞っていきました。断固とした目標がないうちは、変に絞ってしまうと逆に自分の首を絞めてしまうような状態になってしまうことさえあります。まずは目標をしっかり定めましょう。
そしてできれば、目標が叶えられそうにない時用のサブ目標も2〜3個持っておきましょう。この時にサブ目標は、本来の自分の目標と同じ取捨選択で叶えられる目標にしましょう。このサブ目標を持っておくことで、万が一本来の目標が叶えられなくても、取捨選択をした自分を責めることなく、新たな目標に向かって進むことができます。ちなみに筆者のサブ目標は「東工大に入る」ことでした。東工大は受験科目が東大から国語を抜いた形となるので、東大のために取捨選択をしても、悪影響がなかったからです。
本来、部活動を一生懸命頑張る人にとって一般受験を意識し、取捨選択をするのがベストな形だと思います。なぜなら、筆者のように受験に使う教科だけ勉強しても受験自体には悪影響が出ないからです。しかし、部活動を一生懸命行う中で、部活動の実績を利用して推薦入学を狙う人も多くいると思います。そのような人たちは定期テストを捨てることはできません。そのような人たちのための取捨選択を少し説明させていただきたいと思います。
まず、推薦入試を狙う人にとって捨てるべきなのは「学力」です。矛盾するようですが、定期テストで高得点を取るためには「学力」をある程度捨てなければなりません。どういうことかというと、勉強時間は基本、定期テスト対策にしか時間を割けないと思います。その中で、以前の定期テストの範囲の「復習」を行う時間は残念ながらありません。そのため、本来は復習を行うことで学力が上がるのに、その時間を取れないため、模試などでは点数を取れないと思います。少し話は変わりますが、「定期テストでは点数が取れるのに、模試では点数が取れない」という悩みを持つ人がいると思います。このような人は、以前学んだ次のテスト範囲でない内容も復習してみると点数が上がることが多いです。
話は戻りますが、定期テストで高得点を取るには、使う教材は学校指定のものだけにしてください。基本的に定期テストは学校指定の問題集から数値を変えて出されることが多いと思います。そのため、少しわかりづらくても定期テストで点数を取るためには、学校指定の教材で勉強した方が、効率がいいです。
また定期テストで点数を取るためにはいずれにせよ、最低限の勉強時間を確保する必要があると思います。そのため、自分の趣味の時間も、少し減らしていかなければならないでしょう。このようにして、取捨選択を行っていく必要があります。取捨選択をする際に、目標を達成するためには辛い決断をする必要もあります。その辛さをどのくらい自分が耐えられるのかということまで考えて取捨選択を行うことをお勧めします。
これまで述べてきましたが、筆者は、成績は勉強によって決まると思っています。そのため、成績upに効率的な勉強法を知るということは欠かせません。効率的な勉強法というのは非常に多いため、全てを説明することは時数の都合上できません。そこでまずは勉強法の調べ方について紹介し、そのあと少しにはなりますが勉強法の大原則を紹介させていただきたいと思います。
まず勉強法の調べ方です。勉強法はネットで調べてみるとかなりヒットすると思います。しかし、サイトによって書いてあることはさまざまで、時には相反する内容を書いてあることまであります。これでは、どの勉強法が正しいのかわかりませんよね。
この原因は「多くの勉強法は個人の体験をもとに書かれている」ということにあります。つまり、自分の受験経験を振り返ってみて「多分この勉強法が有効だった」という体感で書かれたものがネットで検索して出てくるものに多いのです。この体感というのが実に曲者で、人の体感というのは実はほとんど当てにならないことが多いです。そのため、本来は効率が悪くても、効率がいいと錯覚してしまい、悪気なく効率の悪い勉強法を紹介してしまっているサイトは多くあります。
では、どのように調べればいいのでしょうか。筆者がお勧めする方法は「科学的な論文位基づいた勉強法の本を買うこと」です。科学的な論文では勉強法の効率を主観的な体感ではなく、客観的な数値で計測します。そのため、どの勉強法が効率的かというのを正確に知ることができます。また、なぜインターネットではなく本なのかというと、本の方が具体的な論文の引用元などしっかりと記載されていて、かつ校閲もしっかりと入っている場合が多いので、書かれる情報に間違いが少ないからです。ただ本を読むのに抵抗がある人も多くいると思います。そのような人は、まずはネットのサイトで「科学的な調査に基づいている勉強法の記事」を読んでみるといいかもしれません。
それでは少しにはなりますが、勉強法の紹介をさせていただきたいと思います。まず筆者がお勧めする勉強法として「教科書、ノートはできる限り読み直さず、一冊の問題集の問題を繰り返し解け」というものがあります。これは教科書、ノートを読み直すと覚えてないのにも関わらず、覚えていると錯覚してしまうことがあるからです。それを避けるためには、アウトプット(問題を解くこと)をすることで、本当に自分がその知識を覚えているかということが需要になります。
もし教科書を読んで覚えてないのにも関わらず、覚えていると錯覚することを信じられないなら、教科書の適当なところを読み、そのあと教科書を閉じて読んだ内容を説明してみてください。きっと教科書に載っていたことの半分も説明することはできないでしょう。
また一冊の問題集ということも非常に重要です。なぜなら、人は当たり前ですが一度解いただけの問題はすぐに忘れます。そのため、何回も復習をすることで記憶に定着するわけですが、色々な問題集を使ってしまうと、復習が疎かになってしまいます。その結果、せっかく学んだことも次から次へと忘れ、一つも覚えることができていないという悲しい結果になってしまいます。新しい問題を解くよりも、以前解けなかった問題を繰り返し何回も解くということが大事なので、問題集は一冊に絞るようにしてください。
「分散学習」も非常に有効です。分散学習というのは例えば3時間勉強時間があるなら、一度に3時間数学を勉強するのではなく、今日1時間、明日1時間、明後日1時間というふうに分けて勉強することです。分散学手をすることで、脳が記憶の整理をすることができ、応用問題など複雑な問題も解けるようになる可能性が高まります。
また分散学習をすると、自然と復習も重ねることになることが多いため、記憶の定着率も段違いに良くなります。そのため「今日はベクトル、明日は三角関数、明後日は複素数」などとするよりも「毎日ベクトル、三角関数、複素数のそれぞれ1/3ずつ学ぶ」とした方が、段違いに効率がいいです。テスト勉強などで、前日に詰め込む人が多いとは思いますが、前もって計画を立てて分散学習にする方が確実に定期テストの点数も良く、テスト終わった後の記憶の残り方もいいので、一夜漬けではなく、分散学習を意識してみてください。
無理のない計画を立てるというのは1番重要です。無理な計画は、計画通りにいかないことで自身のモチベーションを下げてしまいますが、人間は基本的に自分の能力を誇大して見積もる癖があります。そのため、普通に計画を立ててしまうと必ず計画は破綻してしまいます。そのようにならないように、計画を立てる上でのコツを三つ説明していきたいと思います。
一つ目は、自分の取れると思う時間の8割ぐらいの分量を予定として組み込んでおくことです。逆にいうと取れると思う時間の8割で終わる量に収まるように取捨選択を行って予定を組んでください。なぜ8割かというと、先ほども述べましたが人間はかなり自分の能力を過信してしまう傾向にあります。そのため、だいた8割程度の量が実はちょうどよく時間内に終わるぐらいの量になります。
計画を立てるのに慣れてくれば、だいたい自分の作業のスピードがわかるようになってきます。そうしたら8割の分量で組むのではなく、自分の予測通りの量を予定に組み込んでください。
二つ目は、計画を立てる上で遊びの日を作っておくことです。人は必ず遊びたくなります。遊ばないと脳機能が低下するという論文があるくらい、遊びは勉強する上でも大切なことです。そのため、どんなに部活が忙しくて勉強する時間が取れなくても必ず遊びの時間は適度にとってください。もちろん遊ぶ時間ばっかりというのも良くないのですが、少し遊びが多過ぎかなと思うぐらいには計画の段階で遊ぶ時間をとっておくことをお勧めします。
また遊びの日には、予定にもし遅れが出ていたら、その遅れを解消できる日としても活用できます。筆者は「遊びの日にまだこなしていない予定があったら、その予定をこなしてからじゃないと遊んではいけない」という自己ルールを作っていました。このルールを作ってからは、やはり遊びたいので、予定通りこなすために、勉強に対する集中力が桁違いに上がって、効率がだいぶ改善しました。是非試してみてください。
三つ目のポイントは、計画の振り返りを必ず書くということです。計画の振り返りとは、例えば平日の予定「20時から22時勉強」というものを決めていたのにスマホを見てしまっていたら予定の下や横に「20時から22時スマホを見て勉強できなかった」などと書いておくということです。もちろん予定通り勉強できた場合でも、わかるように計画通りできたことを書いておきましょう。
なぜこの計画の振り返りをするかというと、一つは計画通りできずに、サボってしまった場合の反省ができるからです。脳に、自分は予定通りできなかったということを再度認識させることで罪悪感を感じさせ、次にサボる確率を減らすことができます。また、サボる原因も書くことで、計画通りいかない原因もわかり、あまりに特定の原因が多い場合は、その原因に対し対策を撃たなければならないということを知ることもできます。
例えば、あまりにスマホを見るせいで勉強の計画がずれているということがわかれば、親にスマホを預けるといった対策を取ることができますし、部活の疲れで眠気に負けるという場合は、早く寝て早く起き、朝勉強するという対策を取ることができます。
また、どのくらい計画とのずれが生じているかを日々確認することで、気づいた時は計画が破綻しているというのを防ぐことができます。この振り返りをしなければ、計画が絵空事になって終わってしまう可能性が非常に高いです。少なくとも1日一回は経過卯を振り返るようにしましょう。
いかがだったでしょうか。物事の全てはgive and takeだと言われます。何かの代償がなければ、部活動をしていない人に勉強で張り合うのは不可能です。しかし逆に言えば、代償さえ払えば勉強で張り合うことができるのは科学的に示されています。この記事を読んだ方が、覚悟を決め、代償を払い、文武両道を果たすことを願っています。そしてこの記事が少しでも助けになれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
なお、勉強の事で困ったことがあったら、是非私たち家庭教師にもご相談ください!
現役東大生ライター S
家庭教師ファーストの登録家庭教師。東京大学・教養・理科一類在学。自身の受験経験を生かして、難関高受験から定期テスト対策まで指導できます。