家庭教師ファースト教育コラム子育てのヒント
家庭教師ファースト教育コラム子育てのヒント
家庭教師ファースト教育コラム子育てのヒント
「受験」それは、お子さんの人生を左右する大事な時期です。まだ未熟であるお子さんの受験期を支えるのは、まぎれもなく親御さんです。
「どのように子どもの受験期を迎えればいいだろう?」
「どのようにサポートすればいいだろう?」
「親としてどのように接するのがいいだろう?」
今回は受験期だけではなく、中学生、高校生になったばかりのお子さん、ピリつく受験期に入られたお子さんに対して受験当日から受験後までの接し方についてです。現在国公立大学医学部に在籍中の筆者の体験談から「お子さん目線」を交えてお話しできればと思います!
なお、勉強の事で困ったことがあった際には、是非私たち家庭教師にもご相談ください!
「勉強しなさい!」といっても、子どもというのはなかなか勉強しないものです。勉強しないとゲーム時間を減らすだとか、宿題終わるまでお菓子はダメだとか言えば、ひとまずその目標まで勉強することはあっても、勉強を長続きさせる方法ではありません。
ではどうすればいいのでしょうか。
中学生、高校生は自分の意思に基づいた行動、自分が納得した行動をとるようになるものです。友達から刺激を受けて勉強をするようになることもあれば、親からの言葉、学校の先生、塾や家庭教師の先生からの言葉を受けて勉強するようになることもあります。どんな言葉が勉強をしようと子ども自身のやる気スイッチを押せるのでしょうか?
まずはじめに、どのような内容をお子さんに伝えるか以前に、お子さんが親の話を聞いてくれるような状況を作ることが大切です。子どもと同等の関係で、勉強について話すことが重要となってきます。
つまり、子どもと共感するから始めるとよいと考えます。親が「私もあなたの歳ごろの時は勉強が嫌だった」と、まず共感しましょう。こうすることで、子どもも、「なんだ、自分と同じだったんだ!」と思えば、話を聞いてくれやすくなります。友達の話を聞くのと同じような心境になるわけです。
筆者は家庭教師を4年ほどしております。
私が勉強の話をする時には、まず、自分が勉強しなかった時の話から始めるようにしています。私も中学生、高校1年生くらいのときは勉強のやる気がまるで起きない時が、本当によくありました。定期テスト期間中なんて、学校から帰ってきては昼寝をして、気づいたら夕方になっていて。一夜漬けを試みるも寝てしまい、次の日眠い中テストを受けて、また帰ってきて昼寝して・・・なんてこともありました。勉強のやる気のないお子さんに、このような話から始めると、「なーんだ先生も自分と同じなんだ」と思ってくれて、心を開いてくれることがよくあります。
当たり前のことのようですが、親が子どもの気持ちに共感して、同じ立場で話をできるということはなかなか難しいようです。ぜひ自分の学生時代を思い出して、「あの時勉強しなかったなあ」なんて経験があれば、ぜひそれを初めにお子さんにしてあげてください。
次にその共感したのち、どのようなことをお子さんに話すかです。
勉強しないとゲーム時間を減らすとか、宿題終わるまでお菓子はダメだとか言って、ひとまず勉強させてみたことはあるでしょうか?小学生の頃はその方法でなんとか勉強させることができていたとしても、学年が上がるにつれてその方法は上手くいかなくなっていきます。それはお子さんが成長している「しるし」でもあります。反抗する時期に入ったり、お友達と自分を比較したり、中学生というのは多感な時期です。そんな中学生のお子さんに勉強してほしいと思うのであれば、「なぜ勉強しなければならないのか」を説明することが必要となってきます。
よく、「褒めてた方が学力がのびるのか」「怒られた方が学力がのびるのか」が議題になります。これはそれぞれのお子さんの性格にもよりますので、褒める方が勉強する子もいれば、怒られる方が勉強する子もいますよね。
それと同じことで、「勉強しなきゃいけないんだ!」とお子さんが自分自身で思うために必要な情報も2つあると考えます。
⇒「今勉強しないとどんな恐ろしいことが起きるか」もしくは、
⇒「今勉強しとけばどんないいことが起きるか」を伝えることです。
「自分はその時に頑張って勉強したことで今役に立っている」だとか、あるいは逆に「自分はその時勉強しなくて後悔した」とか、自分の経験を赤裸々に伝えて話す。勉強しなくて後悔した具体的な内容や、勉強したことで役に立った具体的な内容を話すといいでしょう。
将来の漠然としたイメージを持つことは大切ですが、遠い未来の話ばかりされてもピンと来なかったり、今勉強する必要性に結びつかないことがあります。「だから目の前の定期テスト、宿題、目の前の勉強をコツコツやらないと、こんなことになるんだ!」という強い印象を与えることが大事です。
筆者も中学生、高校1年生くらいのときは勉強のやる気がまるで起きない時が多々ありました。学校の授業中も寝てしまったり、宿題もろくにしないで、家に帰ってももちろん勉強せず、定期テスト期間中も帰ってきては寝てしまい、一夜漬けを試みるも寝てしまう・・・なんてこともしょっちゅうでした。
ところがある日、当時通っていた塾の先生にこんなことを言われてしまいました。
「今の君は、学校に通わせてもらって、おまけに塾にも通わせてもらって、学校の先生、塾の先生、そして親ががんばれって応援してくれているんだ。これだけ恵まれた環境で頑張れない人が、この先社会で自分一人で頑張って生きていけると思うか?社会人になったら、がんばれがんばれなんて誰も言ってくれない。働く環境を自分で手に入れて、自分から行動して生きていくんだ。そんなこと今頑張れない君にできるのか?」
とんでもない脅し文句!!!!!中学生の私は、「社会」という現実を突きつけられ、“今頑張れない人はこの先も頑張れない”と全否定され、衝撃、ショックを受けました。
しかしそれと同時に、勉強する気にならないとか、そんな情けないことを自分が言っていたことが恥ずかしい、ダサいとすら思いました。勉強しないと将来とんでもない大人になるという恐怖心が芽生えて、その恐怖からやばい!逃げなきゃ!と”焦り”を感じたことで、自分の意思で勉強をはじめるようになりました。
中学生高校生は感情が豊かです。いろんなことに刺激を受けやすい時期です。今考えるとかなり厳しいことを言われていた気もしますが、これくらい辛辣なことを言われたことによって火がついたのかな、と思います。
特に負けん気の強いお子さんであれば、(筆者もそうでしたが)こんなことを言われると闘志がめらっと燃えてくるかもしれません。
ちょっとやそっと頑張ってみたところで、成績というのはなかなか上がらないものです。せっかく勉強を頑張ってみたのに、定期テストは芳しい成績ではなかった、なんて経験誰にでもあると思います。せっかく少しやる気を出したのに、成績がついてこない、となると勉強をやめたくなります。
こんなときに、なんとかしてあげたい、と思う親御さんのできることは、結果の出せる勉強環境を模索してあげることだと思います。とくに小学生、中学生のお子さんは1人で勉強しようと思っても、なかなか手のつけようがわからないことが多いです。
周りの賢いお友達に聞いてみる、学校の先生に聞きに行く、家庭教師の先生に聞いてみる・・・といった当たり前に感じるような方法も、お子さんは思いつかないことがあります。“周りの人に聞けばいいんだ”ということを教えてあげてください。そしてそれが恥ずかしいことなんかではないことを伝えてあげるのが大切です。
お子さんによって、どんな勉強環境があっているのか、模索してみましょう。友達と競い合って成績をのばすタイプのお子さんは塾などもいいでしょうし、なかなか恥ずかしくて学校の先生には聞けないお子さんには家庭教師がいいでしょう。ご参考まで。
筆者は友達と競い合ったり、周りに勉強のできる友達がいることに刺激を受けるタイプでしたので、最終的に集団で授業を受ける塾が自分に合っている場所だったと思います。家庭教師をしていて思うことは、お子さんそれぞれに合っている勉強方法は全く違うということです。
集団で授業を受けていて先生の話を聞いていても、なかなか追いつけなかったのに、家庭教師だったり、個別指導の塾通いを始めた途端、勉強が上手くいくお子さんもいます。逆に、個別指導の塾に行っていたが、途中から集団指導の塾に行き初めて飛躍的に成績を伸ばしたというお子さんもいました。
自分に合った勉強の“かたち”を見つけることは本当に重要だと思います!
さて、本題の受験期のお子さんにどう接するのがいいか、について考えていきましょう。
受験期は、メンタルがめちゃくちゃになります。勉強しても、思うように結果が出なかったり、自信をなくしたりします。情緒が基本的に不安定で、些細なことでイライラしたり、怒ったり、かと思ったらすぐ泣いたり。そんなことがよくあります。
そんなときに親からかけられる言葉には、本当に影響を受けます。
「頑張れ」とか「大丈夫」という言葉が、素直に受け止められなくなる時もあります。頑張っても上手くいかない時に、頑張れと言われることがものすごくストレスになることがあります。悪い結果を受けてショックを受けているとき、次じゃあどうしたらいいんだと悩んでいるとき。大丈夫と言われると、「大丈夫じゃないのに…」と、より一層不安な気持ちになることがあります。今のままじゃいけないことを本人は1番よくわかっています。それに対して、軽々しく(もちろん親御さんが軽々しく言っているわけではないのですが)大丈夫だよ、頑張れ、と声をかけるのは果たして適切なのでしょうか?
受験期のお子さんに対しての言葉選びは本当に難しいです。無責任な言葉はかけられません。
応援すること、背中を押そうとすることが大事な場面と、受け止めてあげることが大事な場面があります。しんどいときに、いつもと変わりなくご飯を作ってくれたり、よくない結果を自分と同じように悲しんでくれたりするだけで、寄り添ってくれていることは伝わります。「そっとしておいてあげる」こともひとつです。
受験生には、結果を出さなければいけない、という焦りが常にあります。親御さんももちろん良い結果を出せるように、と祈っていらっしゃると思います。しかし、それによってお子さんがより一層プレッシャーに感じてしまうこともあります。お子さんには、“どんな結果でも、あなたが頑張っていたことを私は知っているよ”ということを伝えてあげてください。お子さんは気持ちが少し軽くなるかもしれません。大丈夫大丈夫、頑張れ頑張れ、と励ますときと、そっとしておいてあげる、これを使い分けてあげましょう。
私自身、父親に受験期にかけられた言葉を今でも覚えています。
「受験の成功を祈っている。あなたの頑張りを僕たちは誇りに思っている。」
という言葉でした。
私自身、今まで勉強は親にさせられているだけなんだ、と思ったことが何度もありました。しかし、たとえそうだったとしても、親はいつでも私のことを応援してくれていたんだ、と気づかされた言葉でした。
“頑張れ”ではなく“頑張りを誇りに思う”
そういわれて初めて、応援してくれて、その上結果がどうであれ、ここまで頑張ってきたことを認める、といってくれた親のためにも絶対に合格したい、と思いました。
受験当日についてです。この日は持っている力を100%出し切ることができるかが鍵となります。
そのために、お子さんを応援する言葉より、“落ち着かせる言葉”をかける方が大切だと筆者は思います。受験当日、本人の気持ちを冷静にさせることができるのは一番近くにいる親御さんです。
当日、お子さんは親御さんに「頑張れ」と言われなくても、頑張ります。(笑)ですから、気持ちがたかぶっていたり、そわそわしているお子さんを見守ってあげてください。
受験というのは、その人が”試験”という状況におかれた時に、実力のうちどれくらいを発揮できる人なのかを見ていると言えます。自分の実力を発揮するためには、「自分を信じること」が不可欠です。受験当日、お子さんが不安そうにしているのであれば、この日までお子さんのたくさんの頑張りを一番近くで見てきた親御さんが、お子さんのことを信じてあげてください。
共通テストであれ、各大学の2次試験であれ、誰もが解けないような問題が出てくることもあります。共通テストなら各大学で大体〇〇%とか、大学の個別試験でも、なにも完答が求められてるわけではありません。できない問題の1つや2つは誰でもあります。
そんな問題が解けなかったことに気を取られるのではなく、解けそうな問題をきっちり解き切ることが、得点に繋がります。頑張った私ができない問題は周りの子たちもできないはず!と切り替えて、次の問題、次の教科、と自分の気持ちを上手に前に進めていくことが大切です。
筆者も、受験を前に不安でいっぱいになっているとき、落ちたらどうしよう、とばかり頭によぎってしまうときがありました。父親にこんなことを言われました。
「弱気になったら解ける問題も解けへんやろ?」
その通りだと思いました。今日この日のために頑張ってきたのに、”落ちたらどうしよう”なんて、結論も出ないことばっかり考えてて実力を発揮できなかったなんて、あほらしい。頑張ったもん、私。受かるはず。と思わせてくれたのは、親です。
“大切なのは冷静でいること。弱気になった瞬間落ちる。”
と書いた紙をカバンに入れて、受験前にその紙を見て心を落ち着けていたのを覚えています。
受験の日のおひるごはん。私は全ての模試、全ての試験で同じお昼ごはんを食べていました。肉とごぼうの炒め物と白米の入ったお弁当を毎回、母親に作ってもらっていました。食後眠くなりすぎない程度の量のお弁当でした。そして当然受験の当日も、いつもの試験と全く同じお弁当を作ってもらいました。お昼ご飯に限ったことではありませんが、受験当日に普段と変わらないことをする、ルーティーンを作っておくのは良いことだと思います。
例えば試験の2週間ほど前から、「試験の当日と全く同じ時間割で勉強時間を区切っている」という友達もいました。同じ朝ごはんを食べているという子もいれば、同じエナジードリンクを飲んでいるという子もいました。こういったことも、試験当日に平常心を保つのに役立つと思います。親御さんはぜひ協力してあげてください。
当時、筆者の1番仲が良かった友人が、お弁当を持ってきたのにお箸を忘れてしまっていました。お母さんがお箸を持って試験会場に駆けつけるも、もちろん会場には入れてもらえなかったという事件がありました。(笑)お子さんにお弁当を持たせるときは、お箸忘れないようにしてくださいね!!!
そのほか、受験は冬の一番寒いシーズンで行われますから、防寒グッズが必要です。服装から、カイロや温かい飲み物を持たせてあげてください。可能であれば前日、また当日帰ってきてから、温かいお風呂も沸かしてあげてください。
受験中、親御さんは、お子さんのことが心配でたまらないことでしょう。今頃英語を解いているころかなー、お昼ごはんの時間かなー、ちゃんと食べれたかなー、どうしているかなー、と気がかりになることでしょう。お子さんが帰ってこられたら、まず、「どうだった?!?!」と聞かないでください!(笑)
共通試験などの、2日間テストが行われる場合は特にです。よく言うことですが、1日目の科目の自己採点はせずあまり振り返らないようにして、次の日の試験に挑むのが良いと筆者も考えております。1日目の試験ができていようと、できていなくとも、また気持ちを新たにして2日目のテストに挑むことには変わりありません。ですから親御さんも「1日目はどうだった?」「今日はどうだった?」と、深掘りしようとしないであげてください。
国公立大学を受験する場合、共通テストが2日間終わった後、自己採点を各自行い、その結果を受けて、志望大学を決定し出願します。
重要なことは、共通テストの出来栄えが良かろうと悪かろうと、その後に行われる大学の個別試験で、どうにでもなる、ということです。共通テストの結果が良かったからといって、あまり浮かれていてもいけませんし、結果が悪かったからといって、落ち込みすぎたり諦めたりする必要はありません。
また、いくつかの大学を受験する場合もおなじようなことが言えます。当たり前ですが、1つめの大学の合否は2つ目の大学の合否に一切関係してきません。ですから、前の結果を気にする必要は一切ありません。
親御さんは、もし悪い結果が伝えられても、一緒になって落ち込んで諦める必要はなく、励まし、次の個別試験にむけて頑張ろうと、強く応援してあげてください。逆に良い結果が伝えられたとしても、もちろん大喜びしてくれれば良いのですが、この調子で最後まで、次の個別試験まで頑張り切ろうと伝えてあげてください。
親御さんは、お子さんの受験の最中に関しては、お子さんと一緒になって一喜一憂しすぎることなく、最後の最後の結果が出るまで、子どもさんを支えてほしいと筆者は思います。もちろん最終的な結果が出た後は、喜び、悲しみ、寄り添いあいましょう。
筆者の場合はいくつかの大学を受験していましたので、“気持ちを切り替えていくこと”に大変苦労しました。本命の大学までにいくつかほかの大学を受験するのは、いい練習になるだろう!と軽く思って出願していたのですが、滑り止めになるだろうと思っていた大学の1つが不合格となってしまい、かなりメンタルが壊されてしまいました。
“滑り止めの大学が落ちたってことは、本命の大学も厳しいのかな”と思うと、勉強中もうまく集中できなくなってしまったり…怖くてシャーペンを握る手も脚もすくむようになってしまいました。食べ物ものどを通らず、鬱々としてしまい、親にも周りの人にもかなり心配をかけてしまった時期がありました。
しかし今言えることは、毎日勉強しているのだから、自分の学力は一日一日、確実に向上していってます。大げさに言えば、昨日落ちた試験も、明日の自分が解いていれば受かったかもしれない。つまり、受験日が後の試験ほど有理です。
実際、今振り返ると、受験期は1月よりも2月のほうが学力が上がっていた、と思うし、2月1日よりも2月25日のほうが学力が上がっていたことが確実だと思います。
体験談④でお話ししましたが、こんな時に、“弱気になった瞬間落ちる。”と書いた紙を受験前に見て心を落ち着けていました。
繰り返しになりますが、「弱気になったら、受かるものも受からなくなります。」弱気になったことで今までの努力が発揮できないことほど、もったいないことはありません。お子さんが弱気になってしまっているなら、気持ちを切り替えさせてあげることが、この時期のお子さんに親御さんしてあげられることだと思います。
いかがだったでしょうか。私は性格的に、受験でメンタルが弱くなりやすかった方だったとかなと思いますので、親には「見守る」ということをしてほしいと思っていました。
私の体験談を読んでいただいて、「うちの子もそうだ」と思われた方は、こういったやり方がうまく行くかもしれませんし、「私の子どもは、どうもそういったタイプではない」と思われた方は、また別の方法を模索する必要があるかもしれません。
いろんなお子さんがいらっしゃいますから、一概に言えることは少なくなってしまいますが、ここまで読んでくださった親御さんにこれだけは共通して言えると思うことは、「親御さんたちのサポートが受験には不可欠である」ということです。
どうか、まだ未熟なお子さんたちを、親御さんが最後まで支えてあげてください。私の話が少しでも役に立てたら、と願っています!!!
現役医学部生ライターF
家庭教師ファーストの登録家庭教師。和歌山県立医科大学医学部医学科在学。塾講師の経験もあります。