家庭教師ファースト教育コラム家庭教師のこと

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【8選】家庭教師を付けるメリットを、現役の家庭教師が解説

  • 家庭教師のこと
  • 2022.01.19
  • 現役医学部生ライター I

学校以外の学習媒体として、家庭教師を検討されている方はあまり多くはないかもしれません。
まずは、集団塾や個別塾を検討する人が多いからです。
しかし、塾ではついていけない、苦手をピンポイントで教えてほしい、部活が忙しくて予定が合わない、塾のフォローをしてほしい…こういった場合は塾よりも家庭教師の方が効率的です。
 
「家庭教師は高いのでは?」というイメージから、家庭教師をつけている人はそこまで多くないため、ママ友界隈でも学校や塾の話題にはなっても、家庭教師が話題に上ることはあまりないと思います。
そのような手に入れにくい情報である家庭教師のメリットを、現役の家庭教師の筆者がお伝えしていきます。

家庭教師のメリット①「1対1の完全個別指導」

家庭教師のメリット①「1対1の完全個別指導」

当たり前ですが、家庭教師の指導は1対1のマンツーマンです。
ここでは、1対1のメリットを詳しく説明していきます。

唯一無二の相談相手でお手本

まず、生徒は先生に対してなんでも相談できます。
1対1だと、部屋には生徒と先生の2人しかいません。
はじめこそ、緊張してあまり話せないかもしれませんが、先生がリードしてくれるうちに次第に自分を開示できるようになっていきます。
自分をよく知ってくれている第三者である家庭教師の先生に相談できることはたくさんあると思います。
もちろん、勉強のこともそうですが、進路について悩んでいる、友人関係で悩んでいるといったことも相談するかもしれません。
家庭教師の先生は、生徒にとって唯一無二の存在になります。
憧れでもあり、良き相談相手にもなります。
 
他にも、先生の在籍大学を志望校にしたという話も聞きますし、私自身、家庭教師をしている生徒が、私の母校を目指しているというケースがありました。
実際に、志望校を卒業した人の話は、オープンスクールで得られる情報よりも濃い情報が多く、内情を知ることが出来るので、生徒のモチベーションアップにも大きく貢献するでしょう。
この事実を逆手にとって、生徒の志望校を卒業している先生で検索して、家庭教師の先生を選ばれる保護者の方もいます。

1対1の最大のメリットとは

次に、思考を完全に共有できるということが挙げられます。
1対1のデメリットとして、生徒が問題演習をしている時間が無駄だから1対2の方が、料金的にコスパがいいと思われる方がたくさんおられます。
確かに、コスパ面だけで見れば、1対2の方がコスパがいいのは明らかです。
しかし、それは、1対1のメリットや1対2のデメリットを無視しているにすぎません。
1対2になると、生徒が問題演習をしている間は、先生はもう一方の生徒を指導しているということになります。
 
1対1だと、生徒が問題を解いている間、先生が横で解いている様子を見守ってくれています。
この見守りに深い意味があります。
例えば、5分である計算問題が解けたとしても、どこかの行でものすごく時間がかかっていたのならば、その部分の理解があやふやなのかなといった推測をして、その周辺知識に関する類題を提供してあげたり、より深い説明をしてあげたりすることができるようになります。
 
これは、1対1だからこそできることであって、1対2以上だと、生徒が問題を解いている間は、先生は他の生徒の質問対応をしていることになるので、正解か不正解かの結果を見ることしかできません。
もちろん、正解したとしても、この部分が不安だから教えてほしいと自分から申告することができれば、それで何の問題もないのですが、なかなか聞きにくいと思います。
1対1であれば、そういった聞きにくいことを家庭教師の先生から指摘してくれるので、生徒は快適に学習を進めることができます。
 
正解しているけど、最短ルートでない場合や他の方針と迷った場合も、1対1であれば、どうすれば初めから最短ルートで解くことが出来るのか、他の解法ではだめなのかといった分析をすることも出来ます。

家庭教師のメリット②「完全オーダーメイドのカリキュラム」

家庭教師のメリット②「完全オーダーメイドのカリキュラム」

家庭教師は、学校や塾のように「何月までにこの内容をしなければならない」という決まりはありません。
各家庭のご要望に応じて先生が授業を展開してくれます。
また、先生の指導可能科目である限り、なんでも質問することができます。
 
私の指導経験から、特に家庭教師が適していたと思われるカリキュラムの例をいくつかご紹介します。

中学受験生の例

小3から不登校で知識レベルは小3で止まっているけれども、地元の公立中学にはいきたくないそうで、何としても2年で中学受験である程度のレベルまで戦えるようにしてほしいという要望でした。
普通の塾であれば、学年を越えた指導は難しいです。
また、たった2年で4年分の学習をして、かつ、作文も含めた受験対策をするというほぼ無茶ぶりにこたえられるのは家庭教師しかありません。
これは、やや極端な例ですが、特殊なオーダーをするのであれば、家庭教師がおすすめです。

中学生の例

次の例は、最難関中学に通うものの、成績が低迷している生徒のケースです。最難関中学にぎりぎりで合格し、入学後からずっと下から数番目という成績(もちろん一般的にはかなり好成績で、公立中学の定期テストを解かせてみたら9割は取れるような生徒)でした。
塾を検討しましたが、中高一貫向けの塾は少なく、あったとしても学校の進度に対応していなかったそうです。
やはり、オーダーメイドのカリキュラムの家庭教師があっていました。
中高一貫校に特徴的な数学の学習法として、中一から、数学を学年別の内容ではなく、幾何、代数といった分野で分ける学習法がありますが、それに対応できるのは、家庭教師以外にないのではないかと思います。
 
他にも、この科目は導入からやってほしい、別の科目は質問対応だけで良いといった自由なプランニングができます。
生徒や保護者の方からの要望があれば、それに従いますし、お任せいただいた場合は、生徒や保護者の方に確認を取りながら最適と思われる方法を提案させていただきます。
 
塾では、このテキスト、このレベルをやりましょうと決まっていることがほとんどですが、自分のペースで学習できることが家庭教師の最大のメリットです。

家庭教師のメリット③「費用対効果が高い」

家庭教師のメリット③「費用対効果が高い」

家庭教師には「費用が高額」というイメージがあるかと思います。
気になる料金について解説します。

費用は塾とそこまでかわらない

確かに家庭教師会社によっては月謝や諸費用が高額で、月に20万円、30万円という月謝を支払っている家庭も中にはいるようです。
しかし、それはごく一部の家庭のみです。
例えば私が所属している家庭教師ファーストの例を取ると、1カ月あたり大体15,000円~30,000円ぐらいで受講している家庭が多いそうです。
 
中学生のお子さんを大手の塾に行かせるとなると、25,000円~50,000円程度の月謝がかかります。
また、個別指導塾の相場は30,000~70,000円程度だそうです。
もちろん週の回数や分数によって変わってくるとは思いますが、そこまで高額ではないという事がお分かりいただけましたでしょうか。
参考までに、家庭教師ファーストの料金ページはこちらです。
月謝額が載っているのでわかりやすいかと思います。

また、メリット①でコスパの話に触れましたが、指導内容や成果を考慮すると、むしろ塾より家庭教師の方がお得であるともいえるのではないかと考えます。

家庭教師のメリット④「送り迎えが不要」

家庭教師のメリット④「送り迎えが不要」

これは、小さなお子さんを子育て中のお母さまには朗報です。
普通、塾に行かせるとなると、送り迎えをすることが多いと思います。
しかし、小さなお子さんを子育て中であれば、夕方と夜の2回も家事を中断されることは、なかなかの苦痛だと思います。
家庭教師であれば、先生が自宅に来てくれるので、忙しいお母さまでも何不自由なく家庭教師を頼むことができます。

保護者も負担の無い選択を

塾や家庭教師は基本的に年単位で長期間利用することが多いと思いますので、なるべく負担の少ないやり方で継続されることをお勧めします。
実際、受験が終わり、退会される保護者の方から、送迎ないのは今思えばとてもメリットだったと言われることが多いです。
このメリットを家庭教師のスタート前に知っていれば、他の教育媒体と悩むことはなかっただろうと言われる方もおられました。
 
子どものためだから、と子供第一主義を貫き、お子さんの意思を尊重する姿勢ももちろん大切ですが、そのサポートを続けていく保護者の方の負担も大切です。
金銭的な負担だけでなく、送り迎えの有無も非常に重要なポイントになってきます。

家庭教師のメリット⑤「些細なことでも相談しやすい」

家庭教師のメリット⑤「些細なことでも相談しやすい」

家庭教師では、保護者の方は毎回先生と顔を合わせることになります。
先生が帰る間際の少しの立ち話の間にその日の指導内容をうかがうことはもちろん、様々な相談をすることができます。

第三者の立場から生徒に伝えられる

例えば、三者面談で伝えられた生徒の学校の様子を先生に伝えて指導に反映してもらうことができます。
前者であれば、授業中の集中力が低下していると指摘されていた場合、生活リズムは大丈夫かといった確認を先生からすることができます。
なかなか保護者の方から早く寝なさい、スマホを長時間触ってはいけませんといっても、生徒はなかなかいうことを聞かないものです。
しかし、良い距離感の第三者である先生から指摘されると、意外と素直に言うことを聞くことが多いです。
保護者の方から直接言いにくい内容を先生に代弁してもらうことができます。
また、逆に、生徒からどう思っているかという本音を聞き出すことが出来るのも家庭教師の先生のポジションの特権だと思います。

お子さんとの接し方や本音がわかる

他の例としては、保護者の方の家での生徒との接し方の相談もできます。
勉強しなさいというのは禁句であるのは周知の事実ですが、どうすれば勉強するようになるのかといった葛藤を抱えておられる方はたくさんいます。
しかし、それを1人で抱え込まれていても解決しないのが実情です。
思い切って先生に相談してみましょう。
家庭教師の先生であれば、生徒と勉強に関する深い話をしているので、例えば「家での勉強環境が整っていない(下の兄弟がずっと大音量でゲームをしているから勉強する気が起こらない等)」といった本音を先生に打ち明けてくれる可能性が高いです。
先生から得られるフィードバックをもとに、家出の勉強環境を整えてあげることができます。

家庭教師のメリット⑥「生徒の特性に合わせて対応可能」

家庭教師のメリット⑥「生徒の特性に合わせて対応可能」

指導のやり方のリクエストもできる

保護者の方からの「こうやって接してほしい」といった要望に寄り添えるのも家庭教師の魅力です。
例えば、口頭説明だとメモしたり覚えたりすることが難しい場合、授業内容を全て書いてお渡しすることも出来ます。
その場合、1回の指導で進む量はやや減少しますが、復習しやすく、宿題にも取り組みやすいと評判であることが多いです。

宿題も生徒に合わせて出してくれる

家庭教師は、塾と異なり多くの人が週1回で利用されます。
先生の指導のみでは学力の向上に限りがあります。
先生が不在である6日間をどのようにして過ごすかで成績が上がるかどうかが決まります。
そこで、先生が次回指導日までの宿題を出し、指導してくれた内容を、復習し、宿題をこなしていくことによって成績の向上が期待できます。
1対1の指導であるがために、塾と違って「宿題をやらない」ということも少ないと感じます。

発達障害や不登校にも対応可能

また近年、増加傾向にある不登校や発達障害などの特性を持つ生徒にもきめ細やかな対応が出来ます。
塾であれば、科目ごと、あるいは、日ごとに担当する先生が異なるため、生徒の特性をきっちりと把握してもらったうえで指導に当たってもらうということが難しくなります。
また、塾では、保護者の方と時間を取って話し合うタイミングはそれほど多くはありません。
 
家庭教師であれば、1対1ですので十分に生徒と向き合う時間を確保し、学習障害(LD)の書くことが苦手、計算が苦手などの1人1人に特徴的な個性に対応していくことができます。

家庭教師のメリット⑦「自分のペースで勉強出来る」

家庭教師のメリット⑦「自分のペースで勉強出来る」

周りの人に惑わされない積極的な子は塾向き

塾であれば、集団なら数十人、個別でも数人と同じ空間で指導を受ける形になります。
そうすると、周りの人の進捗度合に惑わされてしまうことがあります。
 
人によっては、周りの人のレベルを知って、塾内のテストで切磋琢磨して成績を上げていきたいタイプの人もいます。
また、自分の学校以外の人の進捗状況を知ることで、自分の学校の進度が遅いのか速いのかを推察し、受験対策を前倒ししたりする高度な情報戦を行う人もいます。
 
さらに、学校以外のつながりができるので、もし、高校受験で同じ学校に入学することになれば、あらかじめ友達を作っておいて損はないかもしれません。
いずれにしても、人とかかわることが苦痛でなく、受験は団体戦というフレーズが自分にぴったりだと感じる、そのような人は、塾が適していると思います。

他人が気になってしまう繊細な子は家庭教師向き

しかし、世の中にはそのような人がすべてではありません。
周りの人の進捗に比べて自分が大幅に遅れている場合、自信を無くすこともあります。
 
例えば、自分の横の人がとても優秀で、自分より2ランクくらい上の問題集を進めている場合、自分も焦って、無理して難しい問題を解いて、結果として、あまり成績が上がらないといったケースは散見されます。
 
また、学校の人間関係でうまくいっていないと、塾にもウマの合わない人がいると、余計なストレスを感じることがあります。
学校で関わるだけでもストレスになる人と放課後も関わることになると最悪です。
気持ちよく勉強する環境を求めましょう。
 
塾に在籍していて公立高校を受験するのであれば、みんなが同じ5科目を勉強して同じ試験に向けて頑張っていくので、まわりと同じように勉強しておけば大丈夫という側面はあります。
しかし、その塾からあまり受ける人のいない高校を受験する場合は、周りと対策が異なってくることもあり、まわりの進捗状況との違いを感じることが多いです。

大学受験はいずれにせよ個人戦

特に大学受験では、同じ塾から同じ大学、学部、学科を目指す人はほとんどいません。
仮に、同じだったとしても選択科目が違う可能性があり、結局、ほぼほぼ個人戦です。
そのような場合、塾で切磋琢磨することは難しくなります。
 
結局、受験は合格最低点を越えれば良いので、自分との闘いに落ち着くことが多いです。
周囲に惑わされず、先生とともに作った計画の元、自分のペースで勉強を進めていく方があっていると感じるのならば、家庭教師という選択は最適解だと思います。

家庭教師は「独学」ではない

ここまで読んでいても、やはり自分のペースで勉強を進めて行くことに不安を感じる方は一定数いらっしゃいます。
それは、独学の場合と勘違いされていると思います。
確かに、完全に自分1人で計画を立てて、それを実行しているだけだと、科目や進度に問題が生じていたとしても、自力で気づくことは難しいかもしれません。
しかし、家庭教師の先生と二人三脚で勉強を進めていくと、先生は合格というゴールラインを知っているので、そこに間に合うように計画を適宜修正しながら勉強を進めていくことができます。

家庭教師のメリット⑧「時間の融通が利く」

家庭教師のメリット⑧「時間の融通が利く」

予定の調整と振替ができる

塾であれば、火曜木曜土曜19時からといったように、事前にスケジュールが組まれており、生徒のスケジュールと合わないことがあります。
しかし、家庭教師であれば、先生と予定を合わせるだけでいいので、部活に合わせて遅めの時間からの開始であったり、先生によっては土日祝の指導を引き受けられることもあります。
 
事前にセンターから指導日時の要望を伺いますので、それに合致した先生が選抜されます。
その為、日程の調整がしやすいかと思います。
振替の際も、先生と直接連絡を取って変更するだけなので、気軽に振替をすることができます。
塾であれば授業が受けられなければ「欠席」となり、その分の授業料が無駄になってしまいますが、家庭教師であれば振り替えることができるので、無駄にならない点は非常に大きなメリットですね。

テスト前の急な対応もできる

また、テスト前に少しだけ授業を追加したいといった急な要望にも、先生のスケジュールが空いている限り対応してもらうことができます。
塾から強制的にテスト前の日曜日に特訓させられるというような形ではなく、あくまでも、自発的に、あるいは、先生からの提案で必要と感じたときにのみ、必要な分だけ追加することが出来るので、無駄なく受講することができます。

まとめ

以上、家庭教師のメリットをお伝えしてきました。
私自身は、学生時代に塾で切磋琢磨してきた側の人間ですが、塾になじめていない人を何人も見てきました。
塾で合わなければ、家庭教師という選択肢、あるいは、塾と並んで検討される選択肢に家庭教師が入り、みなさんがスタートしやすい環境になればと思います。
 
また、教える側に回って、塾よりも家庭教師の方が、より多くのことを伝えることが出来ていると感じます。
塾からのカリキュラムがなく、単元の域を超えて自由に指導できるので、問題の正答だけでなく、自分の考え方、知見を余すことなく伝えることが出来ると感じることが多いです。
画一的な指導に限界を感じているので、家庭教師で勉強だけでなくトータルの人間と人間の向かい合いが出来ると感じています。
 
この記事を読んで、家庭教師に興味を持った方は、ぜひ弊社を検討していただけますと幸いです。

この記事を書いたのは

現役医学部生ライター I

家庭教師ファーストの登録教師。和歌山県立医科大学 医学部に在学中。学生ながら、家庭教師指導人数は20名以上。塾講師経験も。

著作・制作

家庭教師ファースト/株式会社エムズグラント

『質の高いサービスを、良心的な価格で』をモットーに、全国で20年以上家庭教師を紹介しています。実際に担当する教師による体験指導受付中。教育に関する相談もお気軽に。

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