
家庭教師ファースト教育コラム中学受験
家庭教師ファースト教育コラム中学受験
家庭教師ファースト教育コラム中学受験
中学受験の必須科目である「国語」という科目。
苦手でも逃げれないこの科目への取り組み方について、中学受験を経験し、医学部ストレート合格の現役医大生が徹底解説します。
中学受験を控えたお子さんをお持ちの親御さん必見です!
この記事の目次
この章では、筆者の経験も交えながら、中学受験国語の具体的な対策と勉強法について述べていきます。
みなさんのお子さんの目指す中学校はどこでしょうか?
あるいはどの模試、どの塾のテストで点数を取りたいのでしょうか?
まずは解くテストについて知ることが大切です。
筆者が受験した洛星中学校では60分の制限時間で大問が2つ、物語文の読解と漢字単体でした。
もうこの情報だけでも、他の中学校よりも漢字の配点が高く、漢字の暗記勉強が重要であることが分かりますね。
受けるテストの重要度にもよりますが、そのテストの情報について調べれば調べるだけ良いです。
特に第一志望の中学校の情報は可能な限り集めるようにしましょう。
今の時代、インターネット等にも情報がたくさんありますし、お通いの塾で資料を請求したり、先生に話を聞いたりすることでも情報が得られると思います。
洛星中学の例を出すと、インターネット上にある洛星中学の過去問題を取り扱っているサイトを見るだけでも、大問が少ない分、第1問の物語文の読解は、ボリュームがたっぷり目になっていることや、その物語の題材はかなり古い小説の中から選ばれることが多いことがわかります。
注意点としては、情報を集める時は必ず複数の情報元から入手し、照らし合わせるということです。
受験に関する情報が偏ると、本番の問題を開けてみてびっくり、思っていたのと全然違う、となってしまいます。
このように、中学受験国語対策は情報を集めることから始めていきましょう。
よし、情報を集めることができたから勉強をはじめていくぞ!というわけではありません。
ここでもう少し辛抱です。
目標となる中学校の情報が集められたからといっても、それにどう立ち回り、どう立ち向かうかが決められていませんね。
ちょうど織田信長が桶狭間の戦いにて、今川軍の兵の数の情報を手に入れただけでなく、敵の陣地、配置などのすべての情報を考慮した上で、しっかりと作戦を立てて、勝利までの道筋を万全にしたことによって勝利を収めたように。
中学受験でも、目標となるテストの情報を得られた後は、限られた時間の中でいかに準備をしていくかの作戦を立てていかなければなりません。
では、具体的にどのように作戦を立てていくのか、「時間」と「内容」の2つに分けて話していきたいと思います。
これは実際の試験での配点の比を、おおよそそのまま勉強の時間の比として考えてもらえれば良いです。
洛星中学を例にとると、筆者は第1問の物語文と、第2問の漢字の比が5:1〜4:1くらいであるという情報を得ていたので、国語を1週間で10時間勉強するうちの8時間は読解問題、2時間は漢字の暗記に当てる、という采配でやっていました。
塾に通っていて、国語の科目を受講されている方であれば、そこでの読解、漢字の時間も含めて計算していくと良いかと思われます。
筆者も地元の進学塾に通っていて、国語の読解の授業を週に4時間分受講していたので、上に書いた時間は正確には、1週間のうち読解は4時間の授業+4時間の家庭学習、漢字は2時間の家庭学習というような内訳になります。
この時間はあくまで参考ですので、もし「漢字がめちゃくちゃ得意だ!」という方や逆に「漢字がめちゃめちゃ苦手だ…」という方はそれに応じて割合を調節してもらえれば良いかと思います。
まず、どう単元を分けるかですが、これは大まかに読解と漢字に分けた後は、現代の文学、昔の文学など細分化する必要はあまりありません。
その代わりに「暗記するもの」と「練習するもの」を分けていきましょう。
「暗記するもの」とは、漢字はもちろん、ことわざや難しい熟語など、文章を読む上で重要かつ必須となるものも含まれます。
これらの「暗記するもの」で使う資料は市販のものや学習塾などで配られる参考書で十分です。
「練習するもの」とは「〜の理由を説明しなさい。」や、「この行動を取った時の〇〇の気持ちを説明したものとしてた正しいものを選びなさい。」といった読解問題の記述問題、選択肢問題のことです。
これも塾へ行っている方はそこの資料、なければ各中学校の過去問題や同じようなレベルの中学校の過去問題を使うといいでしょう。
小学生、特に男の子は、論理的なつながりを読み取ることや全体の構造を抑えながら部分を見る子が多いように感じますので、問題に対する慣れと感覚をつけていくことで苦手を補う、あるいは元々できる子であればその精度を増していく目的で時間をとってあげれば良いかと思われます。
どれくらいやるかですが、これは、「できるようになるまで」が答えです。もっと細かく言うと…
「暗記するもの」は、何も見ていない状態から単語帳や、参考書に乗っている四字熟語のリストを(完璧にまでとは言わないにしても、だいたいは)作成できるようになるまでです。
小学1年生の時にはみなさん仮名文字50音、ひらがなとカタカナすべてを書き出せるようになっていたことかと思います。
その感覚で、使っている参考書に載っている漢字やことわざがスラスラ出てくるようになるところがゴールである、という認識をしてもらえれば良いです。
「練習するもの」は、どんな問題を見ても「またこのパターンか!これは〇〇でやったことあるやつだ!」と言えるようになるのがゴールである、と思っていただければ良いです。
え、そんなのキリがないって思われましたか?
そうなんです。国語は自分の実力が「完成する」と表現することが、ほかの算数や理科、社会に比べて難しい科目なんです。
ですが、完成を想像することがはできます。上記でやったようにですね。
完成を想像して勉強をするのと、想像せずにやるのでは勉強の効率に大きな差が出ます。
ですので、ゴール地点はここだよと示してあげながら学習させるのが、親御さんや家庭教師の重要な役割の1つとしてあげられます。
後の項でも述べますが、勉強をする際はご家族の協力と精神状態のコントロールが重要な要素となっています。
この章では実際に筆者のしていた勉強法や参考書も例に挙げつつ、さらに細かく国語の各単元について、そして過去問題の使い方について解説していきたいと思います。
使う参考書は、おおよそ漢字検定に基づいたものがオススメです。
漢字検定は級ごとの出題範囲がはっきりとしているので目安となりやすいためです。
また、6年生になるまでに小学生範囲の漢検(5級)は受かっているので別のことがしたい、もっと受験に特化した漢字の勉強をしたい、という方は
『中学入試でる順(旺文社)』
『漢字の要(SAPIX)』
といった中学受験にフォーカスした漢字の参考書がありますので、そちらをつかうと良いかと思われます。
漢字の暗記の勉強法は
①漢字を覚える
②翌日にその漢字を全部覚えているかテストする
③1週間に一回、その週に覚えた漢字をテストする
④1ヶ月に1回、その月に覚えた漢字をテストする
という、時間をおいて4周勉強するというものがオススメです。
これは人間の暗記能力を表すデータの1つである「エビングハウスの忘却曲線」というものを参考にしていて、この曲線は一度学習したものは、時間によってどれくらい頭から忘却されていくのか、の割合を示しています。
このデータによると、人間は覚えたものを復習しなければ、20分後にはその42%を、1日後には74%を、1週間後には77%、1ヶ月後にはおよそ80%を忘れてしまうようです。
しかし、復習すればするほどこの曲線の傾きは緩やかになっていき(=忘れにくくなっていく)、4回学習すればほぼ完全に覚えられるとされています。
ことわざ、熟語のオススメ参考書については、漢字の参考書でも紹介した『中学入試の出る順』のことわざ・慣用句編というものがあります。
基本この一冊でかなりの部分をカバーできると思うのですが、他に塾などで勧められた参考書があればどちらでも結構です。
勉強方法に関しても同じ暗記科目ですので、漢字同様、①当日、②翌日、③1週間後、④1ヶ月後の4周学習する方法がオススメです。
読解は塾でやってくれることが多いかと思いますので、塾で国語を受講されている方はそこで配られた参考書や問題集を優先して行えば良いです。
塾で国語を取っていない・受講していない、という方は
『中学 自由自在 国語(受験研究社)』
という素晴らしい問題演習付き参考書がありますので、そちらを使っていただくと、かなりの力がつくと思われます。
勉強法としましては、時間がない日は少しだけでもいいので、毎日問題を解き続ける、というものです。
これまでの説明でも述べましたが、読解問題に関しては、選択肢問題、記述問題にかかわらず、慣れと感覚が重要となってきますのでなるべく問題にも毎日触れている状態にしてください。
読解の記述問題では、問題の問われ方によって、「〜ということ。」で終わるのか。
あるいは「〜から。」で終わるのか、語尾を気をつけるといった基本的なことから、感情を問われているときはその人物の発言の周辺を深く読む、などのテクニックまで身につけてほしいことが色々ありますが、ゴールは「自分の解き方が解説の手順と同じだった」というようになることです。
読解の選択肢問題では、誤答選択肢の誤りの部分を全て説明することができる所がゴールです。
「必ず」や「全くない」などの表現の入った選択肢は答えになりにくい、といったテクニックなどは、どの参考書に書いてあるはずです。
その都度勉強し、思い出せるようにしてください。
何を勉強するのかといったことや、週にどれくらい勉強するかがきまったら勉強開始はもうすぐです。
実際に一日単位でのスケジュールを立てて、より効率よく学習ができるようにしてあげましょう。
少し大変ではありますが、他の科目との兼ね合い、集中力、息抜きの時間、学校の時間、塾の予定、睡眠時間すべてを含めて考えて行きましょう。
すでに進め方を確立できている、という方はこの章は飛ばしていただいて構いません。
この後の章では、どのように細かく慎重に、かつ神経質になりすぎないようなスケジュール管理と、メンタルの管理をしていくかについて述べていこうと思います。
まずはスケジュールの立て方についてです。
これは他の項でも当てはまることですが、必ずお子さんと一緒に(誘導しながら)作っていきましょう。
人間の集中力というのは相当訓練された人でない限り、何時間も続くものではありません。
ですので数十分ごとに区切って1単位、1コマとする時間割のような考え方を自学習の場でも用いてあげましょう。
筆者の場合は「50分学習+10分休憩」を1コマとして、受験期は学校が終わって家に着く4時ごろから10時ごろまで、夕食を除いた5〜6セットを目安として計画を立てていました。
もちろん塾に行く場合は、その時間も考慮しつつです。
基本は1コマに1科目、1日の中でなるべく多くの科目に触れられるような組み合わせを組んでいました。
この意図としては、偏った科目の組み合わせにしてしまうと何日か触れない科目が出てきてしまい、これまでに述べた国語の慣れと感覚を身につけるのに不適切であるからです。
スポーツや音楽などを経験された方なら、その感覚がお馴染みだと思われますが、受験のスキルとしての慣れや感覚もそれらと同じく、1日空いただけでかなり変わってくるものなのです。
スケジュールを立てるメリットとしては、第一に詰めすぎず、休みすぎずのバランスのとれた勉強時間が確保できるということ。
また、その場その場で何をしようかを考える必要がなく、無駄のないスムーズな時間運びができることが挙げられます。
立てるタイミングについては、その前日以前なら、どのタイミングでも構いません。
筆者のように塾での模試の結果が出るごとに科目ごとの時間の調整をしつつ、曜日別ルーティンを決めてもいいですし、毎週次の7日分の予定を立てても構いません。
大事なのは当日の効率を落とさないことです。
注意点ですが、お子さんのスケジュールを「完全」に親御さんが管理してしまうことは避けた方が良いでしょう。
親御さんが完全にスケジュールの管理をしてしまうと、お子さんは「お母さん(お父さん)がこれをやりなさいっていってるからやる。」という状態になってしまう危険性があります。
これの何がいけないかというと、お子さんが「今どういう目標があって、今している勉強がどう目標につながるか、どんな力がつくのか」を理解していないと、それを理解しながら勉強するよりも、はるかに勉強の吸収具合が下がるからです。
あくまで親はお子さんの自立した勉強、お子さんの自ら学ぶ環境のサポートをする役割である、というスタンスが良いと思います。
休憩の取り方にも注意が必要です。
特に国語という科目では、高い集中力で文章を読んでいくという作業が必要となりますので、高い集中力を維持するためにも休憩は重要な要素の1つです。
これは1コマごとにある10分程度の休憩においても、土日や休日に自由時間を設ける際にも共通することですので、しっかり押さえておきましょう。
休憩とは、ただ休ませるだけのことではなく、疲れているところを積極的に回復させてやる「積極的休養」のことを指します。
この言葉はスポーツの世界でも用いられることが多く、その効果がよく認知されています。
例えば、野球のピッチャーが1試合投げ終わった後に、ただ家に帰ってゴロゴロして休むのではなく、ストレッチや、氷で冷やすアイシングや、マッサージ施術などをすることによって、積極的に動くことによって、身体をより早く回復させるというものです。
では、受験勉強をしているお子さんたちはどこが疲れているのでしょう。
医大生の筆者の経験と観点からは、僧帽筋、板状筋、棘筋等、要するに首回りから肩にかけての筋肉と眼、大きく分けてこの2つが疲れると思われます。
特に前者の筋肉が凝り固まると、脳への血流量が減り、脳の働きが低下してしまうのでなるべくケアしてあげましょう。
ケアの方法としてはゆっくり大きく首を回す、肩回しをするなどの軽い運動やストレッチ、遠くの山や建物を見るなどが良いでしょう。
じっくり湯船に浸かることは筋肉にも、眼の渇きにも有効なのでオススメです。
この「積極的休養」に関して、多くのお子さんにとって、自身のどこが疲れているか、などの認識は難しい、あるいはわからないものです。その代わりに「勉強疲れた」「頭疲れた」「集中力が切れた」「眠たくなってきた」といった訴えが出てくることかと思います。
多くは先ほど述べた首回りの筋肉や眼の疲労から来るものであるので、休憩時間にストレッチをしたり、休日を使ってプールに行って体を動かしたり、温泉に浸かってみたりしてください。
注意点として、眼を疲れさせること全般は受験期には控えた方が良いです。
特にテレビやスマホの動画は避けた方が良いです。
眼をさらに疲れさせるどころか、情報が受動的に流れ入ってきますので、自ら積極的に思考する力を奪いかねません。
なるべく家族で協力して、それらがなくても気にならないような雰囲気作りをしてあげてください。
中学受験する上で、お子さんのモチベーションは何よりも大事であると言えます。
どの参考書をやるか、などの議論よりはるかに大事です。
この項ではお子さんのモチベーションを維持するための方法をいくつか述べていくので、ぜひ参考にしてください。
1つ目は、目標への意識を強める方法です。
第一志望校のオープンスクールがあれば、是非いってみてほしいのですが、お子さんに、自分が〇年後、ここで勉強して、ここの食堂で食事をとって、ここの体育館やプールで部活をしているかもしれない、というイメージを持たせることは目標意識を高めるのにとても良いです。
筆者も洛星高校のオープンスクールに行き、屋内の電光掲示板付き25m温水プールを見たときは感動して、
ここで部活をしたい!!
と強く思い、勉強にブーストがかかったことを覚えています。
野球が好きなお子さんであればグラウンドを見学したり、屋内スポーツが好きな方は体育館を見学したりすることで効果が得られるでしょう。
どのお子さんも中学受験勉強の最終的な目標は中学入学試験合格だと思います。
しかし、目標がそこの1つだけでは途中で目標を見失ってしまうかもしれません。
ちょうど富士山登山の際、いきなり山頂を目指すのではなく、節々の何合目かのチェックポイントを目指して歩くように。
受験勉強という長い長い旅路の中では、チェックポイントが必須となります。
それに当たるのが模試や塾の定期テストになります。
幸か不幸か、今の時代はどの進学塾でも模試や定期テスト、あるいは授業ごとの小テストでさえも、すべて順位と偏差値をつけて発表してくれます。
それらの数字に目標を設定してあげて、「〇月のテストで〇〇位を取れるように頑張ろう!」ということをお子さんに意識させてください。
また、使っている参考書や問題集の進捗具合でも目標を設定してもらってもいいです。
今週はこの参考書の〇〇の項まで勉強しよう!のような簡単なものでもいいので、短期間での目標(チェックポイント)を設定してあげましょう。
ただ目標設定するだけではモチベーションを上げるには少し弱いです。
ここで好子と嫌子という考え方を用います。
好子とは、目標達成した時のご褒美を指します。
もちろん、物品等を与えることに余裕があるならそれでも構いませんが、ご飯を好物にする、どこどこに遊びにいく、などでも構いません。
そこはお子さんが望んでいそうなものを踏まえて提案してあげてください。これを先ほど述べた「積極的休息」と絡めてやることができれば最高です。
嫌子は、反対に目標達成できなかった時の罰を指します。
罰といっても大層なものでなくて大丈夫です。
お子さんが「うわっ、めんどくさいな」と思うくらいのものを設定してあげてください。
片付けや食器洗いが嫌いなお子さんであれば「次の1週間毎日夜ご飯の皿洗いの手伝い」などが良いでしょう。
もちろん、お小遣い減額!!といった厳しいものでも構いませんよ。(笑)
この好子と嫌子を設定する上での注意点が2つあります。
1つ目は、必ずスケジュールを立てるタイミングで一緒に設定してあげる、ということです。
後出しはダメです。
これを設定する目的が、対象期間のモチベーションアップであることがわかっていれば、この意味は容易に理解できるはずです。
2つ目は、嫌子に勉強関連のものを入れてはいけない、ということです。
嫌子に勉強関連のものを入れてしまうと、勉強が罰だという認識が生まれ、結果的に普段行なっている勉強までもが罰のように感じてしまいかねません。
これも、勉強のモチベーションアップという目的に反していますね。
では最後にこの章で、お子さんと接する際に注意したい事のまとめといくつかの補足をしていきます。
これはお子さんが進む道を理解していないのに、早く進めといっているようなものです。
混乱と不安から勉強を避けるようになってしまう可能性があるので、注意が必要です。
これも1と似ています。
よく、ドラマや漫画で「勉強してるのー?」という母親の呼びかけに対して子供が「今やろうと思ってたのに!」と怒る場面が見られますが、まさにこれが当てはまります。
勉強に関して一緒に歩んで行こうとしていない、勉強の内容は任せっきりなのに、やっているかやっていないかの確認だけをされるということが、子供たちにとってストレスになります。
初めから塾の担任や家庭教師の先生に任せる、と決めているのであれば特に気をつけましょう。
気になるのもわかりますが、中途半端に関わるのが一番いけません。
それでも気になるという方は食事の際にでも「最近どんなことやってるの?」といった、Yes/Noではなく、積極的に子供が発言できる質問でおするのが良いでしょう。
お子さんの中学受験勉強を積極的にサポートしていきたい!という熱心でとっても素晴らしい、しかし少し熱心すぎる親御さんに多いのですが、これは先述した通り、お子さんの自分で考える力を奪ってしまいかねません。
基本はお子さん自身が計画を立てるものとして考えてあげてください。
とてもありがちです。
休憩時間はできればお子さんと話してあげるようにしてください。
お子さんに、休憩時間にテレビやタブレット等の画面を見るのを控えるように伝えていたとしても、「自分はダメなのに、他の人はいいのか」とモチベーションを落としてしまうきっかけになるります。
せめて休憩時間は面白いエピソードを話したり、おやつで糖分を補給してあげたりして、お子さんが積極的休養できる環境を作ってあげてください。
これも先述した通り、できなかったことへの罰や反省として安易に勉強時間を増やすというのは、勉強へのモチベーションの観点から避けるべきです。
明らかに休んでいる時間が多い、勉強時間が全く確保できていないなどの場合はこの限りではありません。
ここまで、中学受験の国語についての勉強法と、国語の勉強で重要な集中力をどうやって維持するかについて書いてきました。
読んでいただいた方、ありがとうございました!
少しでも、お子さんの受験成功の助けになれれば幸いです。
現役医大生ライター M
家庭教師ファースト登録教師。京都府立医科大学・医学部在学。洛星中学出身。