家庭教師ファースト教育コラム高校受験

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【高校受験】志望校の選び方と、高校受験の基礎知識

  • 高校受験
  • 2021.08.06
  • 学習アドバイザーR.S

高校受験をする際に、どうやって志望校を選べばいいのか?
 
特に受験自体が初めてのご家庭様は悩まれることが多いと思います。また受験校を調べることを後回しにしてしまって、その結果受験間近で慌てて出願し、入学してみたものの「思っていた学校とは違った」と後悔される生徒さん、保護者さんも毎年見受けられます。
 
今回は志望校を選ぶ・調べる上で前提となる重要な高校入試周辺の知識・情報を紹介していきたいと思います。後悔しない志望校選びのためにも是非参考にしてください。

学校の種類(公立・私立・国立の違いって何?)

学校の種類(公立・私立・国立の違いって何?)

志望校が公立か私立・国立かで入試の科目数や入試形態・難易度が変わります。また国公立か私立かで学費も異なり、学校選びの軸となりますので各特徴をみていきましょう。

公立高校

都道府県立や市立などの高校を公立高校と言います。入試科目は5教科(国語・数学・英語・理科・社会)が一般的で、試験の時期は2月上旬~3月上旬に行われます。入試の難易度や学科の種類は様々で、選択肢も豊富なのが特徴です。

都道府県によって、また学校ごとによって基準などは異なりますが、入試の点数と学校の成績(内申点)によって合否が決まることは共通しています。都道府県によっては中学1年生の内申点も評価の対象になるため、その場合は1年生からしっかり定期テストで点数を取っておく必要があります。

また授業進度については公立高校では全国的に同じようなカリキュラムで授業を展開しており、私立高校に比べると進度が遅い学校が多いです。

私立高校

大学受験に強い進学校、内部進学が魅力的な付属校、部活動に力を入れているスポーツ強豪校、設立母体に宗教的な背景を有しその理念の教育方針としている学校など全国に様々な私立学校があり、学校ごとに校風や指導方針が異なります。

入試科目は3科目(国語・数学・英語)が一般的ですが、学校によっては5教科を課す高校もあります。試験の時期は12月上旬~3月と公立高校と大きく異なります。入試制度も一般入試だけでなく、書類や面接で合否が決まる推薦入試、内申点で合否がほぼ確定する単願入試や併願入試など、様々な入試形態があります。

授業進度は各学校毎に異なりますが、一般的に公立より進度は速いことが多く、進路指導においても大学受験に力を入れている高校が多く、公立よりも手厚い指導が受けられます。

国立高校

国立高校は国立大学法人が運営している高校で、国立大学付属の研究校です。そのため、大学で行われている研究や実験に協力することを目的に、国立高校では個性のある教育が実践されています。

また、国立高校は費用が安く、のびのびとした校風である点も特徴の一つです。国立高校は、一部の限られた地域にしか設置されておらず、数も少ないため近隣に通える国立高校が無いという地域も少なくないです。また国立大学の付属校だからと言ってエスカレーター式に内部進学できないので注意しましょう。

校風・学校の特徴を調べよう

校風・学校の特徴を調べよう

各学校によって校風は異なります。公立か私立か、男女別学か共学か、進学校か大学付属かなど様々な要素によって校内の雰囲気は変わってきます。

男女別学?共学?

それぞれが別の学校で学ぶ男子校・女子校と男女が一緒に学ぶ共学にはそれぞれ特徴があります。男子校・女子高の場合は異性の目を気にせず伸び伸びと学生生活が送れるのがメリットです。また男女それぞれの理解の仕方に合わせた指導を行い、効率的に学習を進める学校も多いので進学実績の高い学校も多いです。

逆に共学の場合は男女の違いを認め、それぞれの優れたところを吸収できるところにメリットがあります。部活動や文化祭などの学校行事を通じて多感な思春期を互いに切磋琢磨しながら学校生活を送れることにメリットがあります。

進学校?大学付属校?

大学付属校であれば受験がないから楽できると思い違いをしている方も多くいますが、学校ごとによって内部進学の条件は異なります。

「進学はほぼ100%できるが、希望の学部学科に進めるかは成績次第」や「論文やテストなど内部進学のための条件をクリアしないと進学できない」など学校ごとに条件は様々です。希望する学部に進むためには学内のテストで好成績を納める必要があるなど、受験が無いからといって勉強を疎かにはできないので進学先を選ぶ際注意が必要です。

よく調べておかないと系列の大学に自分が希望する学部がなかったという生徒も見受けられますのでより将来を見据えた考えが必要になります。また偏に大学付属校と言ってもほぼ100%内部進学する純粋な「付属校」と併設大学への進学を基本として、他大学への進学も目指せるのが「半付属校」があります。

進学校で、特に私立校の場合ですと大学受験がカリキュラムが組まれている事が多いので、自然と大学進学に向けた準備が整います。学校によっては予備校不要の手厚い指導体制が整っている学校もあり、そういう学校で全体的に、一丸となって大学進学に向けて取り組むという雰囲気があります。

ただ偏に進学校といっても各学校によって進学実績はまちまちです。難関大への合格実績が高い学校では、学校全体で難関大を目指す雰囲気があるので勉強する環境としてはモチベーションを保ちやすいというメリットもあります。また進学校のなかには、系列校ではないものの特定の大学への推薦枠をたくさん持っている学校もあります。

普通科?専門学科?

高校の学科には大きく分け普通科と工業や商業などの専門学科があります。

Ⅰ.普通科

全国の高校生の約70%が普通科に在籍しています。普通科は普通教育を主とする学科で、教科としては国語・数学・英語・理科・地理歴史・公民・保健体育・家庭・芸術・情報を主に履修します。2年次、もしくは3年次で文系・理系などに分かれたりするなど主に進学を前提とした卒業後の進路に対応した教育が行われます。

Ⅱ.国際学科

国際学科では外国語教育に力を入れており、単に英語を重点的に学ぶだけでなく、国際交流や討論会、海外研修などを通して国際的に活躍する人材を育成することを目的とした取り組みをしております。英語スピーチやディベートなどのコンテストへの参加や資格取得に向けて手厚く授業を行っているのが特徴です。また文部科学省が指定する「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」では国際化を進める大学や、企業、国際機関などと連携を図り、国際的な素養を高める取り組みを行っております。

Ⅲ.理数科

「理数科」「自然科学科」など理数教育に力を入れている学科です。普通科に比べて数学や物理・化学の授業が多く、「理数数学」や「理数物理」などの専門科目を学べる学校もあります。理数科目をしっかりと学べる学科なので大学入試においても理工学部や医歯薬系の学部に進学する卒業生が多いです。また、文科省指定の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」では、大学や研究機関と提携して最先端の研究を体験したり、海外でフィールドワークを行ったり、国際的な学会で発表したりといったアクティブラーニングを重視した形で学ぶことができます。

Ⅳ.農業系学科

農業高校、農業学科では園芸、食品、畜産などの学科が設置されています。バイオテクノロジーや都市園芸、フラワーアレンジメントなど将来の職業に役立つ知識や技術が学べるほか、学校敷地内に農地や畜舎などの設備が有している高校もあり、授業で栽培実習、畜産実習、食品加工実習、造園実習などを実際に体験しながら学ぶことができます。将来農業や畜産をやりたい人、食品や林業に興味がある人にはオススメの学科です。

Ⅴ.工業学科

工業高校、工業学科では機械、電気、建築、情報技術などの専門的な知識や技術が学べます。英語や数学などの普通の科目に加えて、工業系の専門科目を履修し、電気工事やハンダ付けなどの実習も授業で行われます。自動車整備士や電気工事士など将来の職業に役立つ資格を取得するための指導が充実しているのも特徴です。

Ⅵ.商業科

商業高校、商業学科では商業や経済、会計などの知識や技術が身につけられます。英語や数学などの普通科目に加えて簿記や会計、マーケティングなどの商業系の科目を履修するほか、簿記や情報処理検定などの資格取得に向けての補習授業があるのが特徴です。卒業後は企業の事務職に就職する以外に商業系の大学や専門学校へ進学する割合も増えており、進学に備えたカリキュラムを導入している学校もあります。

Ⅶ.芸術系学科

芸術系の学科では音楽・美術などを専門的に学べます。英語など普通科目も学びますが週の半分以上は専門科目で、実技や実習が多いのが特徴です。また演奏会や展覧会など自分の学習内容を発表する場を学内で設けているほか、積極的に学外のコンクールへ参加するなど発表の機会を通じて個人の成長を高められます。芸術に関する知識だけでなく、専攻する芸術系科目の技術を高められるので、音楽や美術をより専門的に学びたい人にはうってつけの環境です。

Ⅷ.総合学科

総合学科では普通科と専門学科を合わせたような学科で幅広い選択科目があるのが特徴です。「情報」や「環境」、「国際」や「生活福祉」などの系列毎に設置された選択科目の中から自分の興味に沿った科目を選び、自分オリジナルの時間割を作成することができます。1年次は必修科目を履修することが多いですが、2年生・3年生では自分の進路にあった学習を進めることができます。

学力について知っておこう

学力について知っておこう

偏差値

志望校選びの際必ず直面するのが、学校の偏差値です。偏差値とは、母集団の中で自分がどの程度の位置にいるのかを相対的に表したものです。原則、平均点の人が偏差値50で、平均点より高い人は偏差値50より上に、平均点より低い人は偏差値50より下に位置づけられます。偏差値60以上であれば上位約15%で、偏差値70以上であれば上位約2%とかなりの成績上位者といえます。

一般的に自分の偏差値と学校の偏差値を照らし合わせてみて下記が目安と言われています。

自分の偏差値+3~5⇒「挑戦校」
自分の偏差値±2⇒「合格圏内」
自分の偏差値-3~5⇒「滑り止め」

参考:模擬試験
自分の学力状況や現在同学年の中でどのポジションにいるかを把握するために、模擬試験を受けることは必須と言えます。自分の得意科目や苦手科目はわかっていても、実際どの単元が苦手なのか、どういう問題傾向が不得手なのか、気づきにくい自分の弱点を普段の勉強で把握するのは難しいです。模試では単に点数や偏差値が出るだけではなく、分野別にどの問題が解けてどの問題が解けなかったかがわかるので、重点的に学習する必要がある単元がわかり、今後の学習の戦略も立てやすくなります。

また「テストに慣れる」という意味でも模試は受ける価値があると言えます。入試は普段学校で受けるテストとは違う独特の雰囲気があるので、本番で結果を出すためにテストの形式に慣れることが重要です。普段と違う会場で受ける模試も多いので、何度も試験の緊張感を経験することで、本番でも緊張の中で普段通りかそれに近い力を発揮できる可能性が高まります。

入試本番を意識して定期的に受けることによって、時間配分も身につき、また普段学習した内容が発揮できれば自信もつきます。模擬試験といっても全国模試、県内模試、特定の志望校に特化した模試など色々種類があるので、良く調べてから受験しましょう。

※高校受験の模擬試験は数が多くどれを受ければいいかわからないと迷うことも多いと思います。模試を選ぶ際、重要なのは「①受験者数」と「②長く実施されているものか」の二つです。それを踏まえて各都道府県のオススメの模擬試験をまとめました。

  • ■■全国の模擬試験■■
  • 北海道:北海道学力コンクール
  • 青森県:青森県全県テスト
  • 岩手県:岩手県統一模試「白ゆりテスト」
  • 宮城県:新みやぎ模試、宮城ぜんけん模試
  • 秋田県:全中模試
  • 山形県:山形県もぎ
  • 福島県:新教研もぎテスト
  • 茨城県:茨城統一テスト、茨城全県模試、茨城県もぎ試験、茨城県模試
  • 栃木県:下野新聞模擬テスト、栃木県進学模試
  • 群馬県:GSC統一テスト
  • 埼玉県:北辰テスト
  • 千葉県:V模擬、S模擬
  • 東京都:V模擬、W合格もぎ
  • 神奈川県:神奈川県全県模試、神奈川県進学模試、W合格もぎ、神奈川統一模試
  • 新潟県:新潟県統一模試
  • 富山県:富山全県模試、富山県立高校入試育英模試
  • 石川県:石川県総合模試、石川県立高校入試育英模試
  • 福井県:福井県立高校入試育英模試、福井新聞模擬テスト
  • 山梨県:進研山梨統一模試
  • 長野県:長野県統一模試(なが模試)、長野県高校入試学力テスト
  • 岐阜県:岐阜県統一模試、岐阜新聞中学3年学力テスト
  • 静岡県:静岡県統一模試、静岡標準模試
  • 愛知県:愛知全県模試
  • 三重県:三重ぜんけん模試、三重県統一テスト
  • 滋賀県:滋賀県立高模試、滋賀Vもし
  • 京都府:五ツ木・京都模擬テスト会、京都Vもし、京都公立模試
  • 大阪府:大阪府公立対策模試、大阪公立Vもし、中3五ツ木模試
  • 兵庫県:兵庫統一模試、兵庫模試、兵庫Vもし、中3五ツ木模試、兵庫進学模試公開テスト
  • 奈良県:志望校判定統一模試(ふじいの奈良県モギ)、中3五ツ木模試
  • 和歌山県:和歌山県統一模試、中3五ツ木模試
  • 鳥取県:鳥取県高校入試統一模試
  • 島根県:※県で有名な模試は無し
  • 岡山県:中学生県模試、山陽新聞高校受験模試
  • 広島県:広島県内全県模試、広島県公開模擬テスト、広島県版進学模試、そっくり模試
  • 山口県:山口県一斉模試、山口県統一テスト
  • 徳島県:徳島県統一模擬試験
  • 香川県:香川県統一模擬試験
  • 愛媛県:県模試、愛進研模擬テスト
  • 高知県:高知県統一模試、高知学進会公開模試、
  • 福岡県:福岡県高校入試模擬試験、福岡県一斉模試、フクト公開実力テスト会
  • 佐賀県:SAGAテスト、佐賀県一斉模試
  • 長崎県:長崎県統一模試、長崎県一斉模試
  • 熊本県:県模試
  • 大分県:大分県合同模試
  • 宮崎県:宮崎県統一模試
  • 鹿児島県:鹿児島県統一模試
  • 沖縄県:おきなわ県模試、沖縄県統一プレ入試、沖縄県高校入試模擬試験

内申点(調査書)

調査書は中学校での学習における成績や生活態度、行動・活動記録をまとめたものです。その中でも内申点は高校受験において重要な要素となります。内申点は通知表(9教科)の点数で、45点満点(各科目5点満点 × 9科目)となります。ただ内申点がどのような割合で入試に関わってくるかは都道府県ごと(私立学校では各私立学校ごと)に違いがあります。

(例1)東京都
内申点は中学3年生の通知表のみ適用。副教科4教科は2倍で計算されます。「(主要5教科)×(5点満点)+(実技4教科)×(5点満点)×2倍」の合計65点満点です。

(例2)神奈川県
内申点は中学2年生と中学3年生の通知表を適用。中3のみ2倍で計算されます。「(中2の9科)×(5点満点)+(中3の9科)×(5点満点)×2倍」の合計135点満点です。

(例3)大阪府
内申点は中学1年生~3年生の全学年分が適用されますが、中3の成績が重視され比率は1:1:3になります。一般選抜の場合は「(中1の9科)×(5点満点)×2 +(中2の9科)×(5点満点)×2 +(中3の9科)×(5点満点)×6」の450点満点です。

入試において内申点より当日の学力検査の方が比重が大きく置くことが多いです。ただ上記の通り公立の入試では内申点の重要性が顕著で、仮に学力(当日の点数)が足りていても内申点が足りず合格ラインに届かないということもありえます。

また私立高校では推薦入試等において内申点の基準を設けている学校もあり、「併願優遇(東京都)」や「確約(埼玉県)」など「内申点が~点以上であればほぼ合格が保証される」という入試制度をとっている学校も多くあります。

■ 参考:併願優遇制度 ■

併願優遇制度とは東京都の私立高校において各学校が定める基準を満たせば、その学校の合格がほぼ100%保証されるといった入試制度の一つです。多くの学校では内申点を基準にしており、内申点だけで合否が決まる学校も多くあります。(内申点以外では模試の偏差値や英検などの資格を基準にしている学校もあります)11月~12月の「入試相談」の段階で合格確約が保証されるので、滑り止めの私立校を早い段階で確保できること、それによって精神的に落ち着いた状態で都立試験の勉強にのぞめるなどのメリットがあります。

※入試相談の段階ではあくまで仮合格なので、2月の一般入試の日に受験しに行き、正式合格をもらう必要があります。試験は受けますが合格がほぼ100%約束されている状態なので、当日の筆記試験を白紙で提出するや面接でよほどのことがない限り、100%受かります。

卒業生はどういう進路を選択しているか(卒業後の進路・大学合格実績)

卒業生はどういう進路を選択しているか(卒業後の進路・大学合格実績)

卒業生がどの進学先を選択しているかは各学校ごとによって特徴がでます。
例えば、浪人含めてほぼ100%の生徒が4年制大学進学を選択する進学校や進学よりも就職割合が高い学校、また大学の中でもいわゆる難関大学の実績が高い学校など様々です。特に大学受験を検討している場合、進学実績は重要になります。

人間は環境に左右されやすく、ましてや高校生といった多感な時期であればなおさらです。大学進学を考えていたのに、周りの友人で就職や専門学校への進学を選ぶ人が多い環境だと、勉強のモチベーションを保つのが難しいと言えます。逆に周りが当たり前のように大学進学を目指すような環境であれば、自分も当然のようにその水準を保つことができます。

(例1)都内公立進学校A(偏差値73)
東大+京大 73名
旧帝大+一橋+東工 52名
早慶 373名
MARCH 238名
日東駒専 24名

(例2)都内私立中堅校B(偏差値64)
東大+京大 0名
旧帝大+一橋+東工 5名
早慶 27名
MARCH 176名
日東駒専 151名

(例3)首都圏工業高校C
卒業生総数 291名
就職 166名(57%)
進学(大学・短大)54名(19%)
進学(専門学校) 61名(21%)
進学準備・その他 10名(3%)

また、指定校の推薦枠もチェックしておきましょう。推薦枠だけで高校を選ぶのは好ましくありませんが、推薦入試を考えている場合検討材料となり得ます。

■ 参考:指定校推薦 ■

指定校推薦とは「大学側が指定した高校の生徒のみ」出願することができる制度です。指定校は大学側は高校のこれまでの進学実績に応じて指定するため、自身が通っている学校が指定されてなければ出願することはできません。また募集枠は各高校1~3名とかなり少なく、特に人気の大学の場合は出願条件も厳しく、校内での競争する場合もあります。出願や試験の時期は大学によりますが、多くの場合校内選考が10月頃に行われて、その後試験(面接・小論文など)が実施されて12月頃に合否がわかるという流れです。

評定基準は各大学によってバラつきがありますが、人気大学の場合は5段階評価で平均4.5以上など高い基準が設けられていることが多く、仮に上回っている場合でもその大学に複数名が志望していて他の生徒が成績上位の場合は受験できないこともあります。また学業成績だけでなく、部活動や、課外活動、出席日数も選考に加味されることもあります。

まとめ

以上、志望校選びにおいて知っておきたい重要な前提知識・情報を紹介させていただきました。

他にも基本的なことで「通学可能な距離か」や「学費がどれくらいかかるか」、「入りたい部活動があるか」など選ぶ上でポイントとなることがあると思います。特に部活動を重視したい場合はその学校の部活動の活動・大会実績を調べておくのが良いでしょう。

実際受験校を最終的に決めるのは中学3年生の9月、10月以降になるので、それまでに色々と調べておきましょう。3年間通うことになるので後悔のない志望校選びができるように是非参考にしてください。

この記事を書いたのは

学習アドバイザーR.S

家庭教師ファーストの学習アドバイザー。受験情報・教材情報に精通。好きな飲み物はカルピス

著作・制作

家庭教師ファースト/株式会社エムズグラント

『質の高いサービスを、良心的な価格で』をモットーに、全国で20年以上家庭教師を紹介しています。実際に担当する教師による体験指導受付中。教育に関する相談もお気軽に。

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